Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

日本百低山

2024-07-01 09:48:42 | 読書
小林 泰彦「日本百低山」山と渓谷社 (ヤマケイ文庫 2024/6).

この本を買ったのは 6/24.しかし奥付けには 7/5 初版第1刷発行とある.
かって本を出したときに編集さんがカレンダーをパラ見して,大安だからこの日にしましょう と,発行日を決めたのを思い出した.でも 2024/7/5 は仏滅だ !

低山連載は月刊誌 ヤマケイこと「山と渓谷」に前世紀に載っていたと思ったが,ここの文庫版あとがきによれば,1979 の「低山徘徊」が皮切りだったと言う.その後も低山発掘.低山再会,低山逍遥,低山礼賛,百低山探訪,百低山巡礼 と,タイトルを変えながらも連綿と 2007 まで 29 年続いた.著者も寄る歳波 (1935- ) で,これ以上原稿が増えることは,残念ながら期待できない.

ぼくがこの連載に感じた魅力はイラストだった.あのつまらない山がこうなるか ! と思うこと,しばしば.
文春オンラインで本書 (じつは 2009 文春文庫として発売されていた) のイラストのうち 12 葉を鑑賞できる.クリックしていただくと新しいウインドウが開くはず.

著者は,ぼくの世代には週刊誌『平凡パンチ』にイラスト・ルポの連載,そして1970年代後半のヘビアイ(ヘビーデューティー・アイビーの略=現在のアメカジに相当)というアメリカン・ファッションの紹介で有名かも.この方面にフォーカスしたインタビューが「ぼくのおじさん」のベージにあった.
作家 小林信彦は実兄だが,ぼくは混乱していた時期が長かった.

長くなってしまったので,この本の内容についてはまた改めて.


いっぽう「にっぽん百低山」は,酒場詩人こと吉田類がレギュラー出演するテレビ番組,NHK BS (金)1730-,再放送 (水)2130-.女性と登山することになっていて,そのゲストが楽しみ.下山してから一杯やるのも楽しみだが,地酒の銘柄を明らかにしないのが不満.

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