路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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《社説②・12.17》:韓国大統領弾劾 駆け引きより立て直しを

2024-12-17 09:31:40 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・強制労働・島根県竹島(韓国名・独島)の領有権】

《社説②・12.17》:韓国大統領弾劾 駆け引きより立て直しを

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説②・12.17》:韓国大統領弾劾 駆け引きより立て直しを 

 韓国の国会が、尹錫悦大統領に対する弾劾訴追を可決した。

 罷免すべきかどうかを憲法裁判所が180日以内に判断する。

 異論を力で封じるために国会へ軍を突入させた。民主主義国家の指導者として許されない暴挙だ。過去の軍事独裁政権を想起させ、市民に強い衝撃と失望を与えた。

 尹氏は弾劾採決に先立って出した談話で戒厳令を正当化し、辞任も拒んだ。野党が国政をまひさせたとし、「国民に危機状況を知らせるため」と抗弁している。

 根拠を示さないまま選挙の結果に疑いの目を向け、選挙管理委員会に軍を派遣したのは不正を調べるためだ―とも主張した。

 一方的な理屈は裏付けを欠き、市民感覚とも懸け離れているだろう。政権を担う力も失われ、職務停止に追い込まれた。

 内乱容疑での捜査も進むが、事情聴取のための出頭を拒んでいる。事態はより混沌(こんとん)としてきた。

 大統領権限は韓悳洙首相が代行する。トップ不在の事態が当面続き、外交力はそがれる。トランプ氏の米大統領復帰に伴う国際環境の変化に十分対処できるのか。

 国防相や警察庁長官が逮捕され、治安や安全保障面の不安も高まる。韓氏が捜査対象となる可能性もある。国政の停滞は避けられず、内需が低迷する経済の立て直しにも影響を与えかねない。

 尹氏の罷免を想定し、次期大統領選を見据えた与野党の主導権争いが激化している。

 革新系最大野党「共に民主党」の李在明代表は、国会と政府による「国政安定協議体」の設置を提案した。大統領選に向けて、事態の収拾を主導する姿をアピールする思惑があるのだろう。保守系与党「国民の力」は拒否する考えを示した。

 与党は、政権を奪われないための時間稼ぎで一度は弾劾訴追を廃案に追い込んだ。だが世論の猛反発に押し負け、少なくとも12人が造反して可決された。党内の分断を招いた責任を問われ、韓東勲代表は辞任を表明。政治の混迷は深まるばかりだ。

 戒厳令を正当化する理由にはならないが、保革の対立が極まった現状は正視すべきだ。政権との対話を拒み、強引な国会運営を続けた野党にも省みるべき点はある。

 国内の混乱によって国際的な信用も失いつつある。政治空白の長期化で、朝鮮半島情勢は不安定さを増す。党利党略の駆け引きに終始せず、与野党が国政を早期に立て直すことを望みたい。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月17日  09:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説・12.17】:韓国大統領弾劾 真相究明し混乱広げるな

2024-12-17 06:05:50 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・強制労働・島根県竹島(韓国名・独島)の領有権】

【社説・12.17】:韓国大統領弾劾 真相究明し混乱広げるな

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説・12.17】:韓国大統領弾劾 真相究明し混乱広げるな 

 民主主義の危機を訴える国民の声に応えた判断である。韓国国会は「非常戒厳」を宣言した尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の弾劾訴追案を可決した。

 尹氏の職務は停止された。当分の間は事実上の大統領不在となり、職務は韓悳洙(ハンドクス)首相が代行する。与野党は政治の混迷を最小限に抑えなくてはならない。

 弾劾案は「非常戒厳は憲法違反」と主張する野党が提出した。1度目は与党が投票を棄権して廃案になったが、今回は与党の一部も賛成した。

 直近の世論調査では弾劾への賛成が75%に達していた。連日の大規模デモで尹氏の罷免を求める国民の反発に、与党議員はあらがえなかったのだろう。

 採決の2日前に尹氏が国民に発した談話も、弾劾可決の決定打になったと言える。

 異例の非常戒厳を「野党の議会独裁に対抗するため」の統治行為と正当化し、大統領辞任を否定した。反省はうかがえなかった。

 さらに野党が大勝した4月の総選挙について、北朝鮮からの影響を受けた不正選挙の疑いがあると述べた。

 こうした主張は、一部のユーチューバーや極右団体が唱える真偽不明の「陰謀論」と類似している。国民に強い違和感を与えた。

 尹氏や非常戒厳に関与した軍と警察のトップに対して、内乱罪などの容疑で捜査が始まっている。

 突然の非常戒厳は多くの謎に包まれている。捜査を通じて真相と大統領の責任を明らかにしてもらいたい。尹氏は捜査に応じるべきだ。

 今後は憲法裁判所が180日以内に弾劾の妥当性を審理する。憲法裁が妥当と判断すれば、尹氏は罷免される。

 弾劾訴追された韓国大統領は1987年の民主化以降、盧武鉉(ノムヒョン)氏、朴槿恵(パククネ)氏に次いで3人目だ。朴氏は憲法裁の判断で罷免された。

 今回の非常戒厳は保守派と革新派の激しい対立と、それがもたらす社会の断絶を改めて印象づけた。韓国が抱える大きな難題だ。

 韓国政治の混迷はトランプ次期米政権下の日米韓協力をはじめ、国際情勢に影響を及ぼす。政治空白に乗じ、北朝鮮が挑発行為を一段と強める恐れがある。

 韓国の対外イメージにも響く。韓国を訪れる外国人観光客は減り始めている。外国からの投資控えも起こり得る。

 経済や国民生活へのしわ寄せを防ぐのは政治の責務だ。政治の停滞を避ける点では与野党の協力が欠かせない。

 尹氏の強いリーダーシップで改善が進んだ日韓関係への影響も憂慮される。今の政情で尹氏が罷免されて大統領選が行われると、日本との関係強化に否定的な政権が誕生する可能性がある。

 日韓関係が深刻な痛手を被らないように、日本政府は外相同士で意思疎通を継続するなど、十分な対応を取る必要がある。

 元稿:西日本新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月17日  06:00:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

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【社説・12.17】:韓国大統領弾劾/与野党は安定化に最善を

2024-12-17 06:00:50 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・強制労働・島根県竹島(韓国名・独島)の領有権】

【社説・12.17】:韓国大統領弾劾/与野党は安定化に最善を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説・12.17】:韓国大統領弾劾/与野党は安定化に最善を

 混乱する韓国政治は、司法の判断を仰ぐ段階に入った。与野党は内政や外交への影響を抑え、早期の安定化に最善を尽くしてほしい。

 尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対する2度目の弾劾訴追案が国会で可決され、尹氏は職務停止となった。今後は憲法裁判所が尹氏を罷免するかどうかを180日以内に判断する。大統領の権限を代行する韓悳洙(ハンドクス)首相は「危機を必ず克服する」と宣言した。

 1度目の採決は与党「国民の力」のほとんどの議員がボイコットしたが、今回は国会議員300人全員が参加した。賛成は204票と可決ラインの200を超えた。与党は弾劾反対の党方針を改めて確認した上で臨んだものの、少なくとも12人が造反したことになる。

 弾劾を求める強い世論に配慮せざるを得なかったのだろう。与野党間だけでなく、与党内の対立の深刻化が懸念される。

 可決を受けて、尹氏は「決して諦めない」との談話を出した。最大野党「共に民主党」は、大統領による非常戒厳の宣言は内乱容疑に当たるとして刑事告発した。捜査の手が迫る中、尹氏は辞任を拒否し、徹底抗戦にかじを切った。

 しかし、憲法裁判所の審判の結果がどうあれ、軍の力で異論を排除しようとした尹氏が国民の信頼を回復できるとは到底思えない。直近の世論調査で支持率は11%と就任後最低を更新した。

 国民向けの談話の中で尹氏は「軍部隊の投入は1、2時間に過ぎない」などと釈明した。強権発動を矮小(わいしょう)化するような発言であり、看過できない。一方、国会議事堂への突入に関与した軍司令官は「扉を壊して議員を引っ張り出せと(大統領から)指示された」と証言している。

 司法や議会での徹底した調査が求められる。検察出身の尹氏は、捜査に協力するべきだ。

 韓国は国内消費の不振が続き、成長の原動力となってきた輸出にも陰りが見える。政治の混乱が長引けば経済への打撃はさらに大きくなり、国民生活にしわ寄せが及ぶ。世界経済への影響も避けられまい。そうした事態を避けるには、与野党が現実路線で協調することが求められる。

 米国と中国の対立激化や北朝鮮とロシアの軍事協力の進展など、安全保障環境は不透明さを増している。来年1月には、同盟国軽視のトランプ氏が米大統領に復帰する。

 対日融和に努めてきた尹政権下で、米国の主導により日米韓の連携枠組みを制度化する動きが進んでいた。今の国際情勢を鑑みれば、尹氏不在で3国の協力が後退することは避けねばならない。日本は連携維持を粘り強く働きかける必要がある。

 元稿:神戸新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月17日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【産経抄・12.16】:遠い向こう岸の火事ならず、尹氏の弾劾訴追案可決

2024-12-17 05:03:30 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・強制労働・島根県竹島(韓国名・独島)の領有権】

【産経抄・12.16】:遠い向こう岸の火事ならず、尹氏の弾劾訴追案可決

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【産経抄・12.16】:遠い向こう岸の火事ならず、尹氏の弾劾訴追案可決 

 「北窓塞(ふさ)ぐ」という言い回しがある。北向きの窓に板を打ち付けるなどし、冷たい北風が吹き込むのを防ぐ。「北塞ぐ」ともいい、歳時記には冬の季語として載っている。江戸の八百八町では、人々の死活を握る営みでもあった。

 ▼冬の火事は、北風に乗って延焼したからである。商家などの土蔵は東か南に戸があり、窓は北面していた。中の家財に火が移らぬよう、粘土で北窓を塗りつぶしておくのが「火事の季節」の作法だったという(山本純美著『江戸の火事と火消』)。

 ▼狭い海を挟んだ向こう岸の火事は、燃え広がるのか収まるのか。火の勢いが見通せない。戒厳令に打って出た韓国の尹錫悦大統領に対し、国会が弾劾訴追案を可決した。戒厳軍の動員など常軌を逸した振る舞いを、憲法裁判所が裁くことになる。当分は国政の混乱が続くだろう。

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 元稿:産経新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【産経抄】  2024年12月16日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《社説①・12.15》:韓国大統領を弾劾訴追 法治に反した当然の報い

2024-12-17 02:03:50 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・強制労働・島根県竹島(韓国名・独島)の領有権】

《社説①・12.15》:韓国大統領を弾劾訴追 法治に反した当然の報い

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説①・12.15》:韓国大統領を弾劾訴追 法治に反した当然の報い

 元稿:毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月15日  02:03:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【深層NEWS】:尹大統領の職務停止は「日本にとっても影響大きい」…佐藤正久・元外務副大臣

2024-12-17 00:03:30 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・強制労働・島根県竹島(韓国名・独島)の領有権】

【深層NEWS】:尹大統領の職務停止は「日本にとっても影響大きい」…佐藤正久・元外務副大臣

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【深層NEWS】:尹大統領の職務停止は「日本にとっても影響大きい」…佐藤正久・元外務副大臣

 自民党の佐藤正久・元外務副大臣と東海大の金慶珠教授が16日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、 尹錫悦ユンソンニョル 大統領の 弾劾だんがい 訴追案が可決された韓国情勢について議論した。

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3日、戒厳令を宣布する尹錫悦大統領(韓国大統領府提供)

 ■韓国憲法裁、弾劾審判の弁論準備を27日に開催…主審は無作為抽選で尹氏指名の保守派判事に

 佐藤氏は、尹氏が12月3日に戒厳令を宣布する前までの日韓関係の展望は「石破総理が韓国に行って尹大統領を国賓で迎える(準備をする)くらいの勢い」だったとし、尹氏が職務停止となったことは「日本にとっても影響が大きい」と指摘した。金氏は、尹氏への弾劾訴追が保守陣営に与える打撃について、保守系与党「国民の力」がもう一度政権を取るという目標は「表向き」で「本音はダメージを最小限に抑える」ことに集中せざるを得ないと論じた。憲法裁判所の弾劾審判は「(判事2人が退任する)4月までに判断が出される」との見通しを示した。

 ■韓国「戒厳令」最新ニュース

 元稿:讀賣新聞社 主要ニュース 国際 【アジア・韓国・戒厳令】  2024年12月17日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《斜面・12.16》:韓国映画の底力

2024-12-16 09:31:40 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・強制労働・島根県竹島(韓国名・独島)の領有権】

《斜面・12.16》:韓国映画の底力

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《斜面・12.16》:韓国映画の底力

 今月4日、韓国で映画「ソウルの春」の動画配信の視聴が、前日比で1000%以上増えた―。

 韓国紙の中央日報が報じている。さもありなん。

 前夜に尹錫悦大統領が出した「非常戒厳」と映画が二重写しになった人が多かったのだろう

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 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【斜面】  2024年12月16日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①・12.16】:韓国弾劾案可決 真相の究明を徹底的に

2024-12-16 07:30:50 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・強制労働・島根県竹島(韓国名・独島)の領有権】

【社説①・12.16】:韓国弾劾案可決 真相の究明を徹底的に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・12.16】:韓国弾劾案可決 真相の究明を徹底的に 

 韓国国会が14日、「非常戒厳」を宣言した尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の弾劾訴追案を可決し、尹氏の職務が停止された。憲法裁判所が180日以内に罷免の可否を判断する。
 
 野党の政治行動を封殺しようとするに至った真相の徹底解明と憲法との整合性についての審理を進めると同時に、分断や混乱を広げないよう、韓国の与野党や社会には冷静な対応を求めたい。
 
 訴追案の採決では少なくとも12人の与党議員が賛成票を投じた。市民の怒りが弾劾に慎重だった与党議員の背中を押した形だ。
 尹氏は採決2日前の談話で、国会への兵力投入を「秩序維持のためで、国会の機能をまひさせる意図はなかった」「野党の亡国的な行動を知らせる象徴的なもの」と釈明。野党が多数を占める国会を「自由民主主義の憲政秩序を破壊する怪物」だとも語った。
 しかし、報道によると、内乱容疑で逮捕された警察庁長官は取り調べに対し、非常戒厳宣言後に尹氏から電話が6回かかり「国会議員を逮捕しろ」と指示されたと証言した。非常戒厳を解除させないよう国会審議を実力で抑え込もうとしたのなら、尹氏の説明に説得力は全くない。
 尹氏は拘束すべき人物のリストに、与野党の代表や国会議長に加え、野党代表の裁判で無罪判決を言い渡した現職判事も挙げた、と伝えられている。
 昨年から「緊急措置」に言及していたとの報道もあり、早い段階から立法や司法を力で弾圧しようとしていた可能性も浮上する。事実なら「憲政秩序を破壊」したのは尹氏自身にほかならない。
 政治目的達成のため、強権的手法や法的根拠に乏しい手段を採れば民心が離れるのは当然だ。日本を含め、すべての為政者は「他山の石」にしなければならない。
 非常戒厳を巡る動きは、民主的に選ばれた指導者が民主主義を破壊しかねない危うさも示した。憲法裁の判断を見守るとともに、民主主義を守るにはどうすべきか、考える機会にもしたい。
 
 攻勢を強める進歩(革新)陣営と保守陣営との争いが激しくなるのは必至だが、社会の分断が拡大すれば、韓国の経済や国際的な信用にも影響を与えかねない。混乱長期化のツケは結局、市民自身に回る。民主主義への信頼を回復するには、対立を過度にあおらず、冷静に議論することも必要だ。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月16日  07:30:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

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【筆洗・12.15】:韓国民話『コンジとパッチ』は童話の『シンデレラ』に似た話で…

2024-12-16 07:28:40 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・強制労働・島根県竹島(韓国名・独島)の領有権】

【筆洗・12.15】:韓国民話『コンジとパッチ』は童話の『シンデレラ』に似た話で…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗・12.15】:韓国民話『コンジとパッチ』は童話の『シンデレラ』に似た話で…

 韓国民話『コンジとパッチ』は童話の『シンデレラ』に似た話で、少女のコンジが継母からひどいいじめを受ける

 ▼水くみのいじめには腹が立つ。継母が瓶をコンジに渡し、水くみを命じるのだが、実は瓶には穴があり、どんなに水を注いでも満たすことはできない。泣くコンジを助けたのは少女の優しさを知るカエルである。瓶の底で自分の体を使って穴をふさいでくれる

 ▼野党だけでは満たすことのできない瓶の穴を土壇場でふさいだのは与党だったということか。非常戒厳をめぐる韓国の尹錫悦大統領に対する弾劾訴追案。14日に採決され、与野党の3分の2以上の賛成で可決した

 ▼前回の採決では棄権によっ...

 

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 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2024年12月15日  06:58:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。
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【社説①・12.15】:韓国大統領弾劾 混乱招いた責任重大だ

2024-12-16 04:03:30 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・強制労働・島根県竹島(韓国名・独島)の領有権】

【社説①・12.15】:韓国大統領弾劾 混乱招いた責任重大だ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・12.15】:韓国大統領弾劾 混乱招いた責任重大だ

 韓国の国会は、「非常戒厳」を宣言した尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対する弾劾訴追案を可決した。
 
 弾劾案を提出した野党に加え、与党の一部議員も賛成に回り、可決に必要な国会の在籍議員の3分の2を上回った。
 
 世論の反発が尹氏だけでなく与党にも向けられ、造反した議員が相次いだと言える。
 韓国憲法で戒厳令は戦時などの非常事態に限定されている。尹氏が国政の停滞を理由に宣言したことは、民主国家のリーダーとしてあってはならない対応だ。国民の怒りは当然である。
 尹氏の責任は極めて重い。十分に自覚する必要がある。
 尹氏の職務は停止され、韓悳洙(ハンドクス)首相が大統領の職務を代行する。憲法裁判所が180日以内に弾劾の妥当性を判断し、認めれば尹氏は罷免される。
 また、司法当局は尹氏について内乱容疑で立件を視野に捜査を進めている。当面、国政の混乱は避けられまい。
 韓国は早期に事態を収拾し、安定を取り戻してもらいたい。
 与党は7日に行われた1度目の弾劾案採決では、投票をボイコットして廃案に持ち込んだ。
 だが、尹氏は12日に出した国民向けの談話で与党が求める早期退陣を拒んだ。さらに非常戒厳は「統治行為だ」と正当化し「弾劾にも捜査にも堂々と立ち向かう」と主張したため、国民の反発がいっそう強まった。
 弾劾に賛成する世論は7割を超える。与党は国民の怒りを軽視していたと言うほかない。
 軍関係者らの証言では、尹氏は非常戒厳に際して与野党の幹部を拘束し、国会内の議員を引きずり出して弾劾案の解除要求決議を防ぐことを狙っていた。
 また軍を中央選挙管理委員会に突入させ、野党が大勝した4月の総選挙が不正だとする疑惑を立証する計画だったという。
 政敵を力で排除したり、選挙結果を根拠なく覆そうとしたりすることは民主主義の根幹の否定だ。決して認められない。
 尹氏側近の金龍顕(キムヨンヒョン)前国防相や、警察庁長官らが内乱などの疑いで逮捕された。尹氏も内乱の疑いで告発され、出国禁止措置を受けている。
 混乱の長期化が懸念される中ではなおさら、野党は党利党略を優先してはならない。
 
 尹氏は日韓関係の改善に尽力し、日米韓で東アジアの安全保障環境の安定に取り組んだ。
 
 米国でトランプ次期大統領が来月就任し、国際情勢は不透明さを増している。こうした時こそ隣国同士の日韓の連携が重要だ。両国政府は信頼関係の維持に努めることが欠かせない。
 
 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月15日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【大弦小弦・12.16】:「普通の人」たちが守った民主主義

2024-12-16 04:01:45 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・強制労働・島根県竹島(韓国名・独島)の領有権】

【大弦小弦・12.16】:「普通の人」たちが守った民主主義

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【大弦小弦・12.16】:「普通の人」たちが守った民主主義

 韓国の冬空に、ちょっと変わった旗が翻った。「全国 家でゴロゴロ連合」「来週試験です」。一見、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領への抗議の場にふさわしくない脱力系のメッセージ

 ▼韓国で保守派を批判すると「北朝鮮の手先」とのレッテルがつきまとう。「普通の人」だと示すため、市民がユーモアを競うようにオリジナルの旗を作っているのだという

 ▼確かに尹氏も「非常戒厳」を宣言した時、国会で多数を占める野党を「従北反国家勢力」と決めつけた。しかし、「普通の人」たちが...残り322文字

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 元稿:沖縄タイムス社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【大弦小弦】  2024年12月16日  03:57:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説・12.15】:尹大統領の弾劾可決 韓国の民主主義示した

2024-12-16 04:00:40 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・強制労働・島根県竹島(韓国名・独島)の領有権】

【社説・12.15】:尹大統領の弾劾可決 韓国の民主主義示した

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説・12.15】:尹大統領の弾劾可決 韓国の民主主義示した 

 民主政治を揺るがす強権を発動した大統領が、国民の代表である立法府により、ついに職務を停止された。

 韓国国会は14日、2度目の提出となった尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の弾劾訴追案を可決した。国会などに軍を突入させた「非常戒厳」を憲法違反と断じ、与党からの賛同者も出て尹氏は弾劾された。

 一度は廃案となった弾劾訴追案が再採決で可決に至ったのは、民主主義を守るために声を上げた韓国国民の力によるものに他ならない。

 国会前で連日デモが開かれ、弾劾に賛成する世論は75%に上った。自らの政権維持のために職権を乱用した大統領の行為を許さず、民主的な手続きによって弾劾を成立させる原動力となった。韓国の民主主義の力を示した。

 弾劾訴追の可決で、韓国は事実上の大統領不在の状態となる。今後、憲法裁判所が罷免するかどうかを180日以内に判断する。尹氏は弾劾裁判で争う構えを見せ、混迷は続く。秩序回復は容易ではないが、尹氏の職務停止を一歩として一日も早い混乱の収束へ向かうことが必要だ。

 非常戒厳の宣言と解除以降、尹政権は機能停止に陥っていた。尹氏と共謀して内乱で重要任務を担った疑いで金龍顕(キムヨンヒョン)前国防相が逮捕され、現職大統領にも捜査の手が迫る事態となっている。

 尹氏は12日に発表した談話で、戒厳令は「司法審査の対象にならない統治行為だ」として、内乱罪には当たらないと主張した。尹氏が辞任を拒んでいる以上、韓国の統治機能を立て直すには弾劾しかなかったといえる。

 弾劾訴追の議決書は「尹氏は大統領として正常な国政運営が不可能で、内乱を首謀した捜査対象者だ」と結論付け、再び非常戒厳を宣言する可能性があることや、国民の統合、政局の安定のために弾劾罷免が必要とした。

 野党だけで弾劾に必要な3分の2の賛成に届かなかったが、与党議員の一部に造反が出た。尹氏が早期退陣の求めを無視し、戒厳令を正当化する談話を発表したことで、これ以上擁護できないという認識が与党内に広がった。

 政権交代を恐れる与党が7日の採決をボイコットし、最初の弾劾訴追案を不成立に追い込んだことに世論が強く反発したことも大きかった。再び採決を棄権することは国民の理解を得られないと判断したことは間違いない。

 軍事政権時から続く非常戒厳を宣言できる大統領権限は、1人の権力者に強い権限を持たせる危うさを露呈させた。今回の戒厳令では国会だけでなく選挙管理委員会にも軍隊を派遣した。与党が大敗した4月の総選挙で不正があったという、根拠のない“陰謀論”に尹氏が傾倒している可能性が指摘されている。

 韓国の憲法秩序を取り戻すために、権力の暴走を防ぐ民主的な統治について改めて向き合う必要がある。

 元稿:琉球新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月15日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【読売世論調査】:尹大統領の戒厳令で今後の日韓関係に不安「感じる」66%…

2024-12-16 00:10:40 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・強制労働・島根県竹島(韓国名・独島)の領有権】

【読売世論調査】:尹大統領の戒厳令で今後の日韓関係に不安「感じる」66%…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【読売世論調査】:尹大統領の戒厳令で今後の日韓関係に不安「感じる」66%…

 読売新聞社が13~15日に実施した全国世論調査で、韓国の 尹錫悦ユンソンニョル 大統領が戒厳令を宣布して政治が混乱したことを受け、今後の日韓関係に不安を感じるかについて尋ねた。不安を「感じる」は66%で、「感じない」の31%を上回った。

 韓国では14日、尹氏に対する2回目の 弾劾だんがい 訴追案が可決され、日韓関係の改善を主導してきた尹氏は職務停止となった。

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 元稿:讀賣新聞社 主要ニュース 政治 【選挙・世論調査】  2024年12月15日  22:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説・12.15】:韓国大統領弾劾可決 国政の混乱、収拾を急げ

2024-12-15 07:00:50 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・強制労働・島根県竹島(韓国名・独島)の領有権】

【社説・12.15】:韓国大統領弾劾可決 国政の混乱、収拾を急げ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説・12.15】:韓国大統領弾劾可決 国政の混乱、収拾を急げ 

 「非常戒厳」宣言をした韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対する、弾劾訴追案がきのう韓国国会で可決された。

 7日の1度目は与党が採決をボイコットして不成立にしたが、世論が強く反発していた。2度目の今回、与党から造反者が出て可決されたのは、尹氏が政治的に見放された結果と言える。

 尹氏の職務は停止され、今後は憲法裁判所が罷免するかどうかを180日以内に判断する新たな段階に移る。罷免がまだ確定したわけではないが、政権を維持する求心力はもはやなかろう。混迷する国政を正常化するためにも、自ら職を辞す決断が必要だ。

 内乱容疑などで大統領府が捜索され、尹氏立件は不可避とみられる。弾劾案不成立の際には「政局安定案は党に一任する」と反省の態度を示したが、12日になって「弾劾であれ、捜査であれ、堂々と対抗する」と開き直りとも取れる談話を出した。訴追案可決後には「最後まで諦めない」とも。非常戒厳宣言を正当化するような態度は論外だ。

 直近の世論調査で支持率が就任後最低の11%に下落したのもうなずける。弾劾賛成が75%を占めたのは尹氏の態度が大統領にふさわしくないと国民が判断したのだろう。

 尹氏の支持者には、非常戒厳宣言を「憲法の枠内で行われた統治行為であり、司法審査の対象にならない」と正当化する声がある。しかし、いくら国会運営が行き詰まったといっても、政治家を拘束したりメディアを支配したりするような手続きが正当化されるはずがない。軍を国会議事堂などに突入させた責任は極めて重い。

 国会に軍部隊を派遣した陸軍特殊戦司令官は、尹氏から電話で「扉を壊して(本会議場の)中にいる議員を引っ張り出せ」と指示されたと明かしている。中央選挙管理委員会に軍を突入させてもいる。その内容は戦時や国家非常事態という、憲法が認めた非常戒厳の行使要件とは懸け離れていると言わざるを得ない。

 前国防相が内乱容疑で逮捕されたほか、韓国メディアは警察庁長官なども逮捕されたと伝えた。大統領自身も捜査対象である。韓国という民主主義国家で起きているとは信じられない事態と言えよう。

 保守系与党「国民の力」の韓東勲(ハンドンフン)代表は党として弾劾案賛成が必要だと表明したが、尹氏に近い勢力は反発していた。次期大統領選を見据え、党勢回復の時間を稼ぎたいという思惑が国民に見透かされた感がある。

 国会で多数を占める最大野党「共に民主党」側にも責任はあろう。政府高官の人事案を何度も否決し、予算案に強硬に反対するなど尹政権を執拗(しつよう)に追い込んだ。政権交代のたびに、こうした戦術が繰り返されることに閉口する国民も少なくないのではないか。

 来月に予定されていた石破茂首相の訪韓も延期されるなど、急速に改善が進んでいた日韓関係も不透明になった。日本だけでなく、国際社会の懸念にどう対処するのか。韓国政界は一刻も早い正常化に努めなくてはなるまい。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月15日  07:00:00  これは参考資料です。転載等は、各自で判断下さい。

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【天風録・12.15】:戒厳令の夜に

2024-12-15 07:00:40 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・強制労働・島根県竹島(韓国名・独島)の領有権】

【天風録・12.15】:戒厳令の夜に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録・12.15】:戒厳令の夜に

 この人を執筆に駆り立てるのは、二つの問いだった。「世界はどうしてこんなに暴力的で苦しいのか」「同時に、世界はどうしてこんなに美しいのか」。ノーベル文学賞を受賞した韓国人作家ハン・ガン(韓江)さんである

 ▲ストックホルムでの受賞記念講演で語っていた。「アジア人女性初の受賞」という以上の注目を集めたのも無理はあるまい。尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が「非常戒厳」を一時宣言するなど韓国の民主主義が危機にさらされたからだ

 ▲深夜の国会に突入する兵士の蛮行に、1980年の「光州事件」を想起した人は多かったはずだ。民主化を求める市民が軍に虐殺された。ハンさんはこの事件を題材に代表作「少年が来る」を書いた。死者たちの痛みをより合わせ、人類の経験として

 ▲野党の反対を反国家行為とみなし力で封じようとした尹氏の暴挙は、冒頭の問いの前者に重なる。後者はあの夜、国会周辺に集まった市民の勇気。スマホを手に、あまたの犠牲の上に築いてきた民主社会を守るために

 ▲二転三転した尹氏の弾劾訴追案がきのう可決された。尹氏には「陰謀論」への傾倒まで指摘されている。韓国社会の新たな痛みを、人類の痛みとして受け止めたい。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2024年12月15日  07:00:00  これは参考資料です。転載等は、各自で判断下さい。

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