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路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【筆洗】:<二つの国から飛び立った飛行機は/同時刻に敵国上へ原子爆弾を落しました>。

2019-11-27 06:10:32 | 【第二次世界大戦・軍部の功罪・戦後80周年・東京大空襲他・犠牲者へ無補償

【筆洗】:<二つの国から飛び立った飛行機は/同時刻に敵国上へ原子爆弾を落(おと)しました>。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:<二つの国から飛び立った飛行機は/同時刻に敵国上へ原子爆弾を落(おと)しました>。

 詩人の石垣りんさんに「戦闘開始」と、はじまる詩がある▼楽しい童話ではない。恐ろしい童話である。こう続く。二つの国は壊滅し、世界中で生き残ったのは二機の乗組員だけ。<彼らがどんなにかなしく/またむつまじく暮(くら)したか->。人は殺し合いの果てにしか、その愚に気づかず、<むつまじく>暮らせないのか▼「戦闘開始」や核兵器使用の後では遅いのだとおっしゃっていたように受け止めた。長崎と広島を訪問したフランシスコ・ローマ教皇の核廃絶の訴えである▼「核兵器のない世界は可能だ」。過去、どれだけ多くの人がそう訴え、祈っただろう。それでも核兵器は消えなかった。核廃絶に向け、一致団結せよという教皇の言葉が今度こそ本物の「歴史的メッセージ」になることを願う▼核兵器は人が望む平和と安定への「答えではない」。その言葉に不意をつかれた気になる。教皇の主張は核の抑止力や核の傘を唯一、現実的な平和の答えと信じ込み、別の答えをあきらめかけた人類の怠惰に対する叱咤(しった)であろう▼核を使えば、攻撃された方も使う。だからお互いに核を使うまい。恐怖の脂汗を流した、その核抑止論とは平和とはいえぬ、かりそめの均衡にすぎまい。核のない平和を間に合わせたい。<飛行機>が飛び立つ前に。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2019年11月26日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【首相の一日】:11月25日(月)

2019-11-27 06:10:28 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・優生訴訟・年収「103万円」の壁】

【首相の一日】:11月25日(月)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【首相の一日】:11月25日(月) 

 【午前】9時57分、官邸。10時32分、中国の王毅国務委員兼外相と会談。

 【午後】3時25分、滝沢裕昭内閣情報官。4時13分、ゲオルギエワ国際通貨基金(IMF)専務理事の表敬。38分、高市早苗総務相。59分、国会。5時2分、自民党役員会。23分、官邸。6時12分、ローマ教皇(法王)フランシスコを出迎え。13分、教皇と会談。43分、「要人および外交団らとの集い」に出席し、あいさつ。7時11分、教皇を見送り。8時10分、東京・富ケ谷の私邸。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2019年11月26日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:県職員にも金品 これも原発の闇なのか

2019-11-27 06:10:24 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【社説①】:県職員にも金品 これも原発の闇なのか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:県職員にも金品 これも原発の闇なのか 

 関西電力トップらに、多額の金品を贈っていた福井県高浜町の元助役(故人)のばらまきは、県職員にも及んでいた。高浜原発立地の功労者という元助役。原発マネーとの関連はあるのだろうか。 

 福井県の歴代幹部ら百九人が、元助役から金品を受け取っていた。三十年前にさかのぼっての調査とはいえ、尋常な数ではない。白昼堂々土木部内でやりとりされたケースもあるという。

 受領された金品は、現金、商品券、小判、仕立券…。金額や値段の差はあれ、関西電力トップら二十人が、元助役から計約三億二千万円相当を受け取っていたというケースと同じである。

 菓子折りの底に商品券という時代劇まがいのやり方や「どう喝されて仕方なく」という言い訳も。

 受け取っていたのは、主に人権にかかわる福祉部門や教育委員会の職員で、原子力行政を担当する安全環境部との直接のかかわりは確認されていないという。

 だが最高額(二十万円相当)は、県民生活部から安全環境部へ移った職員の異動の際に渡されていた。

 県の調査報告書は「金品受領の幹部らが元助役に便宜を図った事実は確認されず、公共工事発注などへの元助役の影響も認められない」と結論づけた。本当にそうなのか。いずれにしても、問題なのは資金の出どころだ。

 税務当局による関電問題の調査過程で、原発関連工事を請け負う高浜町内の建設会社から、元助役に手数料の名目で約三億円が渡っていたことが判明している。

 関電から出た工事代金、すなわち電気料金が、元助役を介して関電トップに逆流していたのではないかという「原発マネー還流」疑惑である。

 関電が元助役との関係を異常なまでに重視したのも、高浜原発を立地する高浜町と「良好な関係」を保ちたかったからという。

 立地自治体の一つとして、例えば原発再稼働の可否を最終的に判断するのは、事実上、県である。福井県は高浜原発の命運を握っていると言えるだろう。

 元助役と関電の関係性を見る限り、県職員に渡った金品の資金として、原発マネーが使われた可能性は否定できない。

 元助役を特異な存在として、「死人に口なし」で幕引きにしてはいけない。贈られた金品と原発マネーは関連があったのか。あったとすれば、何のためだったのか。徹底究明を求めたい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年11月25日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説②】:カンボジア 野党指導者帰国させよ

2019-11-27 06:10:20 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【社説②】:カンボジア 野党指導者帰国させよ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:カンボジア 野党指導者帰国させよ 

 野党を排してフン・セン首相の独裁が続くカンボジアで、国外に逃れている旧最大野党の元党首が帰国を阻止され続けている。民主国家に再建させるべく、国際社会は監視の目を光らせてほしい。

 カンボジアは前回下院選の昨年七月以降、フン・セン氏率いるカンボジア人民党が、上下院の議席を独占している。最大野党のカンボジア救国党は、前年に最高裁命令で解党に追い込まれていた。

 救国党のサム・レンシー元党首は二〇一五年からフランスに逃れていたが、今月、タイやマレーシアから帰国を試みた。九日のカンボジア独立記念日の帰国が目標だったが、フン・セン政権の圧力などで果たせなかった。

 前々回一三年の総選挙で、救国党は得票率45%と善戦した。三十年以上続くフン・セン体制をチェックする民主的な選挙制度を取り戻すための帰国だった。今後も挑戦を続けるという。報道によれば、独立記念日のプノンペンは平静な雰囲気だったものの「国民の半分以上はサム・レンシー元党首の帰国を心の中で待っている」と話す人もいたという。

 東南アジアでは、独裁と対峙(たいじ)した活動家が帰国を好まれず、一部は悲劇に至った末に民主化につながった過去がある。

 フィリピンでは一九八三年、民主派のアキノ元上院議員が亡命先の米国から帰国した空港で暗殺された。これをきっかけに当時のマルコス大統領の独裁打倒運動に発展し、アキノ夫人のコラソン・アキノ氏が八六年の大統領選を経てマルコス氏を倒した。

 スハルト体制下のインドネシアが武力併合していた東ティモールでは、海外で活動していた独立運動家のラモス・ホルタ氏(ノーベル平和賞受賞者)の東ティモール入りをインドネシア政府が拒んだ時期もあった。同氏は独立後の〇七年、東ティモールの第二代大統領になり、民主化に寄与した。

 たとえフン・セン氏が野党指導者の帰国を拒み続けても、民主化への圧力は国の内外で高まっていくだろう。

 気になるのは中国の影だ。カンボジア沿岸部の港湾都市シアヌークビルなどを開発してフン・セン体制を経済面で支えようとしている。

 欧州連合(EU)が貿易優遇措置の存廃を検討するなど、海外の圧力はかかり始めている。四半世紀前にカンボジアでの国連平和維持活動(PKO)を主導した日本も、フン・セン氏の暴走に歯止めをかける努力を続けてほしい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年11月25日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【筆洗】:「十六歳でがんで死ぬより最悪なことはこの世でたったひとつ」。

2019-11-27 06:10:16 | 【事件・未解決・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・オウム事件・旧統一教会を巡る事件他】

【筆洗】:「十六歳でがんで死ぬより最悪なことはこの世でたったひとつ」。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:「十六歳でがんで死ぬより最悪なことはこの世でたったひとつ」。

 映画にもなった米国の青春小説『さよならを待つふたりのために』(ジョン・グリーン・岩波書店)の中にこんな言葉があった▼主人公は甲状腺がんにかかった十六歳の女の子である。がんで死ぬことよりも「最悪」とはなんだろう。女の子はこう続ける。それは「がんで死ぬ子どもを持つことだ」。自分のことを心配し、悲しむお母さんやお父さんの方が「最悪」であり、かわいそうだと言っている▼大阪市の十二歳の女の子が栃木県小山市で保護され、家に無事戻ったと聞き、胸をなでおろす。女の子も大変だったろうが、お母さんの心配で眠れなかった夜を想像する。女の子は三十五歳の男に連れ去られて、男の家から逃げ出したところを発見された▼会員制交流サイト(SNS)を通じて、知り合ったらしい。親の知らぬところで大阪の小学六年が栃木の三十五歳の男と簡単につながってしまう。親としては心配な時代である▼「知らない人には絶対についていかない」。子どもたちもよく分かっているはずだろうが、ネットとなると油断してしまうのか▼お子さんに教えていただきたい。子がいなくなれば親はどれほど心配するかを。もう一つ。ネットで知り合った人というのは「知っている人」ではなく、気を許してはならない「知らない人」なのだと。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2019年11月25日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【私設・論説室から】:雪虫が舞う街で

2019-11-27 06:10:12 | 【訃報・告別式・通夜・お別れの会・病死・事故死・災害死・被害による死他】

【私設・論説室から】:雪虫が舞う街で

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【私設・論説室から】:雪虫が舞う街で 

 先月、お世話になった人の通夜に参列するため、初任地の岐阜県高山市を訪れた。市役所の広報担当者だった彼から、行政の情報だけでなく、さまざまなことを教わった。「はんちくたい」などの飛騨弁や、赤かぶを漬けたり酒を仕込んだりの季節の風物詩…。地域への扉を開いてくれた恩人だった。結婚式の司会までしてもらった(別れてしまって申し訳なかったけれど)。

 久々に訪れた街は、外国人観光客が大勢訪れるようになって、大きく変化していた。古い木造家屋の酒蔵や飲食店が並ぶ通りには、英語や中国語の看板が掲げられていた。駅前からは、高山と同じように古い町並みが残る馬籠(岐阜県)や富士山行きの高速バスが出ていた。外国人観光客の存在が新たな動脈を生み出したということなのだろう。

 翌日の早朝、ホテルを出た。街は変わっても、秋の冷気は新人記者だった頃と同じだった。これから長く凍える冬がやってくることを予告するような、寂しさと諦めを含んだ肌触り。空気がそんな感じになると、雪虫と呼ばれる小さな白い羽虫が舞い、雪を連れてくる。そのことを教えてくれたのも彼だった。

 年を重ねるというのは、幾人もの大切な人の思い出を自分の中に積み重ねていく営みでもあると、ふと思った。惰性で雑に生きてしまいがちな自分の輪郭を、懐かしい街の冷気が整えてくれた。 (早川由紀美)

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【私設・論説室から】  2019年11月25日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【首相の一日】:11月24日(日)

2019-11-27 06:10:08 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・優生訴訟・年収「103万円」の壁】

【首相の一日】:11月24日(日)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【首相の一日】:11月24日(日) 

 【午前】7時48分、JR東京駅。9時58分、はやぶさ103号でJRくりこま高原駅。田中和徳復興相ら同行。10時51分、宮城県南三陸町の志津川仮設魚市場。佐藤仁町長ら出迎え。「復興グルメF-1大会」を視察し、あいさつ。鶏の唐揚げなどを試食。秋葉賢也首相補佐官、小野寺五典自民党衆院議員ら同行。11時53分、同県気仙沼市の「東日本大震災遺構・伝承館」。菅原茂市長ら出迎え。視察。同市立階上中学校の生徒と交流。

 【午後】0時46分、同市の日本料理店「割烹 世界」。昼食。1時25分、同市の造船会社「みらい造船」。工場などを視察。赤羽一嘉国土交通相ら同行。2時42分、同県登米市の道の駅「三滝堂」。休憩。3時42分、同県大崎市の吉田川。台風19号の被害現場を視察。国交省東北地方整備局職員らを激励。武田良太防災担当相、村井嘉浩知事ら同行。4時2分、報道各社のインタビュー。46分、JR古川駅。6時56分、はやぶさ110号でJR東京駅。7時17分、東京・富ケ谷の私邸。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2019年11月25日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【ローマ教皇】:「原発やめるべき」 安全の保証必要と明言

2019-11-27 05:43:30 | 【脱原発・脱炭素・再生エネ・天然ガス・地熱・メタンハイグレード・EV・水素社会】

【ローマ教皇】:「原発やめるべき」 安全の保証必要と明言

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ローマ教皇】:「原発やめるべき」 安全の保証必要と明言 

 【ローマ教皇特別機中、共同】ローマ教皇フランシスコは26日、原発はひとたび事故となれば重大な被害を引き起こすとして「完全に安全が保証されるまでは利用すべきではない」と明言した。教皇庁(バチカン)は原発の是非について立場を明確にしておらず踏み込んだ発言。東京からローマに戻る特別機の中で、記者会見し述べた。

 ローマ教皇フランシスコ(ロイター=共同)

 ローマ教皇フランシスコ(ロイター=共同)

 訪日を振り返り、24日の被爆地訪問は「深く胸に刻まれる体験だった」と表明。被爆者の体験を聞くなどしたことにより「とても強く心を動かされた」と語った。

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 国際 【欧州・イタリア・バチカン】  2019年11月27日  05:43:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【地方自治】:「コンパクト」誘導区域で浸水 台風19号被災7県の14市町

2019-11-27 00:32:30 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【地方自治】:「コンパクト」誘導区域で浸水 台風19号被災7県の14市町

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【地方自治】:「コンパクト」誘導区域で浸水 台風19号被災7県の14市町 

 街の中心部に住宅や公共施設などを集約する「コンパクトシティー」を目指し、自治体が設定した居住誘導区域の浸水被害が、台風19号被災地のうち少なくとも7県の14市町で起きていたことが26日、各自治体への取材で分かった。福島県須賀川市では犠牲者も出ていた。国土交通省によると、誘導区域を定めている全国269市町(7月末時点)の9割に当たる239市町は区域内の浸水を想定しており、対策強化が急務だ。

 居住誘導区域で浸水被害が生じた14市町

 居住誘導区域で浸水被害が生じた14市町

 国交省は関係自治体に対し、区域設定が妥当かどうかの検証や、ハザードマップで住民に災害リスクを周知するといった取り組みを改めて要請する方針だ。(共同)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【地方自治・災害・街の中心部に住宅や公共施設などを集約する「コンパクトシティー」を目指し、自治体が設定した居住誘導区域】  2019年11月27日  00:32:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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