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路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【首相主催の「桜を見る会」】:首相側、スタッフ旅費支出認める 15年桜見る会巡る週刊誌報道

2019-11-28 21:17:30 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【首相主催の「桜を見る会」】:首相側、スタッフ旅費支出認める 15年桜見る会巡る週刊誌報道

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【首相主催の「桜を見る会」】:首相側、スタッフ旅費支出認める 15年桜見る会巡る週刊誌報道 

 2015年の「桜を見る会」を巡り、安倍晋三首相の地元事務所が、地元支援者らのツアーに同行するスタッフの旅費を支出したとする週刊文春報道について、事務所は28日、旅費の支出を認めた。スタッフは会に合わせて上京したとして「桜を見る会を含め、必要な業務を行うため」としている。野党追及本部の公開質問状に回答した。

 ツアーは事務所が募集し、後援会関係者が多数参加していた。「必要な業務」には、ツアー関連も含まれる可能性があり、首相はさらに説明を求められそうだ。

 首相は、全費用が参加者の自己負担のため事務所などには収支が発生していないなどと説明している。(共同)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑】  2019年11月28日  21:17:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER】:【三反園県政の暴走(下)】:ラグビーW杯公文書隠蔽 崩れた鹿児島県の主張

2019-11-28 08:30:40 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER】:【三反園県政の暴走(下)】:ラグビーW杯公文書隠蔽 崩れた鹿児島県の主張

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:【三反園県政の暴走(下)】:ラグビーW杯公文書隠蔽 崩れた鹿児島県の主張 

 国内が熱狂したラグビーワールドカップの試合を“ただ”で楽しむため、観戦を「公務」に仕立てた三反園訓鹿児島県知事を庇い、県のスポーツ振興課がチケット入手の経緯を記した公文書を隠蔽した。
 HUNTERが独自に入手した同課の内部文書によれば、チケット入手は県側の要請によるもので、知事が強調してきた「招待」は形式上のこと。「一般席」も真っ赤な嘘で、文書には「プレミア」「特等席」の文言が記されていた。
 なぜ隠蔽に走ったのかという記者の追及に、強弁を繰り返す担当課長だったが……。

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 ■無視された情報公開条例
 HUNTERが鹿児島県への情報公開請求で求めたのは『三反園知事が観戦したラグビーワールドカップ準々決勝日本対南アフリカ戦のチケットを入手した経緯が分かる文書』。これに対し、県が開示に応じたのは、スポンサー企業から送ってきたという「招待状」だけだった。しかし、招待状とは別に、県スポーツ振興課で作成された『チケットを入手した経緯が分かる文書』が、少なくとも2枚は存在している。記者は今月25日、隠蔽の理由について同課の課長に話を聞いた。以下、その概要である。

記者:招待状以外にも該当する文書があったわけだが。
課長:はいはい。

記者:なぜ開示しないのか?
課長:私どもが考えていたのは、書類を作成された時期が、開示請求があった内容と異なる時期だったので……。

記者:意味が分からない。なぜ、文書を隠蔽したのか聞いている。
課長:隠蔽とは考えていません。

記者:招待状の他にも、少なくとも2枚の内部文書があることが分かっている。公文書ではないのか?
課長:開示対象の期間が、チケットが届いた時点までと考えたということ。(当該文書を)作成したのは、その後だったし、私共は(当該文書を)メモと考えていたから。

記者:メモというが、当該文書はスポーツ振興課の中で作成され、その後も組織内で共有されているではないか。だとすれば公文書だ。
課長:私共としては、メモと考えています。 

 驚いたことに、課長は“招待状が送られてきた時点で存在した文書”だけを開示対象にしたのだという。「招待状をもらったから試合を見に行った」という主張に沿った言い訳なのだろうが、それでは招待状以外の『チケットを入手した経緯が分かる文書』を隠した理由にはならない。役人が勝手に開示文書の選別をすることが認められれば、情報公開の意味がなくなるからだ。もう一度、県が隠蔽した文書の内容を確認しておくが、そこには「4 チケットについて」として、次のように記されている(右の文書参照)。

ラグビー資料v2-2.jpg

 “溝畑宏特別顧問の紹介で、ラグビーワールドカップ2019日本大会のオフィシャルスポンサーである株式会社●●・●●●●●●●●●●の▲▲▲▲社長が手配。”

 これこそが、『チケットを入手した経緯』として県職員が残した記録。HUNTERの情報公開請求に書かれた日本語が理解できるのなら、真っ先に開示すべき文書だろう。

 鹿児島県情報公開条例は、「公文書」を《実施機関の職員が職務上作成し、又は取得した文書、図画及び電磁的記録であって、当該実施機関の職員が組織的に用いるものとして、当該実施機関が保有しているものをいう。》と規定しており、隠蔽が明らかとなった2枚の内部文書は、明らかに公文書。作成や取得の時期はまったく関係がない上、職員が選別することも許していない。

 同条例はさらに、《実施機関は、公文書の開示を請求する権利が十分に尊重されるようにこの条例を解釈し、及び運用するものとする》と定めており、恣意的運用を否定している。県のスポーツ振興課の隠蔽行為は、明らかに条例違反である。

 ■崩れた主張 県庁内外から批判の声
 条例の規程に従えば、スポーツ振興課長の「メモ」=私文書だという主張が認められるのは、組織内の共有という要因が欠けている場合だ。記者は26日、再度スポーツ振興課長に確認を求めた。

記者:ところで、問題の文書は何のために作成したのか?
課長:それは、説明をする時の資料ですね。秘書官とかに。

記者:秘書官に見せたのではないか?
課長:見せてますね。

記者:すると文書は、県の組織内で共有されたということになる。やはり、問題の2枚は公文書だろう。
課長:そこは、メモのつもりではいたけれども、ということで。

記者:だから、公文書。
課長:そこはどうなんでしょうねぇ……。

記者:スポーツ振興課で作成し、組織内で共有しているではないか。
課長:我々は、その担当が作って、メモのつもりでいたんですけれども、としか今の段階ではちょっと言えんですがよ。

記者:どうしてそうなるのか?
課長:だって、それ、開示の対象になってるとは僕なんか思ってなかったから。 

 組織内部の公文書を勝手な理屈で隠蔽したあげく、存在が暴かれたとたん“メモ”だと主張し、それも崩されると「開示の対象になってるとは僕なんか思ってなかった」――。支離滅裂とは、こういうことを言う。

 追及されて苛立ったのか、「うんうん」「ふんふん」ともともと横柄だった課長の態度は最後になって爆発し、「言えんですがよ」「思ってなかったから」とケンカ腰。三反園知事と同じ指宿出身で、知事秘書からスポーツ振興課長に抜擢されたというこの御仁は、どうやら足元も世間も見えていない。

 ある県職員からのメール。
「招待とか一般席とか、知事やスポーツ振興課長の説明は嘘です。ラグビーW杯日本VS南ア戦のチケットを3枚準備しろと言ったのは知事。困った振興課は溝畑と関係の深い企画課に相談し、なんとかチケット1枚を入手したというのが真相です。都合の悪い内部文書を意図的に隠したのは確かで、だからこそ説明が説明になっていない。みっともない話です」

 鹿児島市在住のある会社経営者は、歪む県庁組織を厳しく批判している。
「これほど分かりやすい公文書の隠蔽をやっておいて、まだ屁理屈を並べる担当課長に怒りを覚える。知事のレベルに合わせて、県庁の程度も下がったということだ。この件で問われているのは、知事が税金を使って東京に行き、ラグビーの試合を個人的に楽しんだことの是非だ。一般人では入手不可能な特別なチケットをプレゼントしてもらい、試合当日は酒を飲んで盛り上がっていたというのだから、本来なら謝罪すべきだろう。下らん言い訳を並べ立てる知事や県幹部の姿は、哀れというしかない」

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・社会 【社会ニュース】  2019年11月27日  09:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 
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【HUNTER】:【三反園県政の暴走(中)】:ラグビーW杯鹿児島県隠蔽文書に・・・

2019-11-28 08:30:30 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER】:【三反園県政の暴走(中)】:ラグビーW杯鹿児島県隠蔽文書に「プラチナ」「特等席」の文言

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:【三反園県政の暴走(中)】:ラグビーW杯鹿児島県隠蔽文書に「プラチナ」「特等席」の文言 

 三反園訓知事が、裏ルートで入手した無償チケットを利用してラグビーワールドカップ準々決勝「日本対南アフリカ」の試合を観戦していた問題を巡り、HUNTERの情報公開請求を受けた鹿児島県が、開示予定のもの以外に文書を保有しながら、存在自体を隠していたことが明らかとなった。悪質な隠蔽である。
 事実確認を求めた記者に対し、県スポーツ振興課長の口から出たのは、役所で公文書の隠蔽が発覚した場合の決まり文句である「メモのつもり」――。しかし、HUNTERが独自に入手した文書は、どうみても“メモ”の体裁ではなく、明らかに組織内で共有された「公文書」だった。県がどうしても隠したかった内容とは……。

ラグビー資料v2--1--2.jpg

 
 ■「招待」「一般席」で逃げた三反園
 問題発覚直後、知事は地元報道機関のぶら下がり取材に、次のように答えていた。

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 「招待」されたから試合観戦に出向いたというのが、知事と県の主張。しかし、県関係者の証言によって、じつは知事が観戦を希望したため、裏ルートで特別なチケットを入手したことが分かっている(参照記事⇒「隠蔽されたラグビーW杯鹿児島県文書を入手(上)」)。

 ■2枚目の内部文書に記されていたのは……
 問題は、観戦した座席のことを、知事が一貫して「一般席」だったと言い張ってきたことだ。これまでの取材で、知事がもらったチケットは、高級な飲食などのサービスが付く「ホスピタリティパッケージ」というものだったことが分かっており、これだけでも“特別”。決して一般席ではなかったのだが、県が隠蔽しようとした文書には座席の位置付けが明記されていた。下が、HUNTERが独自に入手した県スポーツ振興課の保有文書である(*赤い囲みはHUNTER編集部)。

ラグビー資料v2--1.jpg

 たしかに、この文書は表に出せなかったはずだ。「スポーツホスピタリティー」についての説明で、内容の欄には知事が絶対に見られたくない文言が並ぶ。

 ・パッケージ:プラチナ
 ・VIP体験ができるプラン
 ・観戦席は見晴らしの良い特等席、屋根付きカテゴリーAのシート
 ・和洋のコンテンポラリー・スタイルの食事
 ・いつでも利用可能なバーに厳選されたビール・ワイン
 ・試合後の食事・ドリンクのサービス

 中でも「プラチナ」と「特等席」は、知事の「一般席」という主張を真っ向から否定するもの。文書を開示すれば知事が窮地に陥ることが分かっていたため、隠蔽に走ったとみるのが自然だろう。

 知事が試合を楽しんだのは、屋根付きで“カテゴリーA”と呼ばれる席だ。ラグビーワールドカップ日本大会の公式サイトによれば、通常のカテゴリーAだと4万円だが、高級な飲食が付く「ホスピタリティパッケージ」になると準々決勝で最低17万円。ただし知事が座ったのはチケットを提供した大会スポンサー企業への割り当て席で、価格設定自体が困難な特別な場所だった。一般人が入手できない席が「一般席」であるはずがない。

 昨日報じた通り、HUHNTERが入手したのは『ラグビーワールドカップ2019準々決勝戦 南アフリカVS日本の観戦について』とタイトルされた文書と、上掲の2枚。いずれも県スポーツ振興課が作成した内部文書で、組織内で共有されていることが分かっている。しかし、HUNTERの情報公開請求で開示されるのは大会スポンサー企業から送られてきたという「招待状」だけ。少なくとも2枚の文書が隠蔽された形だ。県スポーツ振興課に事実関係の確認を求めたところ、課長は、文書の隠蔽を暴かれた役所が必ずと言ってよいほど使ってくる「メモ」を持ち出してきた。その言い分とは……。(つづく) 

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・社会 【社会ニュース】  2019年11月26日  08:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 
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【HUNTER】:【三反園県政の暴走(上)】:隠蔽されたラグビーW杯鹿児島県文書を入手

2019-11-28 08:30:20 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER】:【三反園県政の暴走(上)】:隠蔽されたラグビーW杯鹿児島県文書を入手

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:【三反園県政の暴走(上)】:隠蔽されたラグビーW杯鹿児島県文書を入手 

 税金を使って選挙運動を行った安倍晋三首相を庇うために、霞が関の役所が、公文書である参加者リストを廃棄して隠蔽に走った――。これが、政権を揺るがせている「桜を見る会」の構図だが、鹿児島では三反園訓知事の愚行をカバーするため、県庁組織が存在してる文書を「ない」と偽ったことが明らかとなった。
 県が隠蔽を図ろうとしているのは、知事がラグビーワールドカップ準々決勝「日本対南アフリカ」の試合を観戦するため「ただでもらった」(県関係者)というチケットの入手経過を示す文書。県はラグビー観戦に関するHUNTERの情報公開請求に対し、チケットを無償提供した企業からの招待状1枚を開示するにとどめ、県職員が作成した内部文書を少なくとも2ページ分隠すという非常手段に出た。
 HUNTERが独自のルートで入手した、その内部文書を公開する。

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 ■内部文書、その1
 下は、HUNTERが独自に入手した県の内部文書のうちの1枚(*画像の一部を加工)。三反園知事がラグビーワールドカップ日本対南アフリカ戦を観戦する見通しとなったため、鹿児島県スポーツ振興課が日程やチケットを入手した経緯などについてまとめたものだ。

 文書のタイトルは『ラグビーワールドカップ2019準々決勝戦 南アフリカVS日本の観戦について』。HUNTERは先月、「三反園知事が観戦したラグビーワールドカップ準々決勝日本対南アフリカ戦のチケットを入手した経緯が分かる文書」を情報公開請求していたが、当該文書は、まさに開示対象となるはずの1枚だった。

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 ところが、判断に30日もかけながら、開示されたのはスポンサー企業から送られてきた招待状1枚。県に何度も確認するが、HUNTERの請求内容に合致する他の文書については、「ない」と断言する。すでにHUNTERが入手していたラグビー観戦に関する内部文書は、存在自体を否定された形となった。悪質な隠蔽である。

 ■内部文書にはない「招待」の文言
 県が隠蔽に走った上掲の文書では、チケット入手の経緯について、鹿児島県の特別顧問である溝畑宏氏が紹介したラグビーワールドカップ日本大会のスポンサー企業が、チケットを「手配」した、とある。じつはこの「手配」という文言が、知事や県による表向きの説明との間に微妙な違いを生む。

 問題発覚後、三反園知事や県スポーツ振興課は、来年の東京オリンピックで開催予定の7人制ラグビーに出場予定する南アフリカチームの事前キャンプを誘致するためなどと観戦の目的について説明。溝畑氏から「南アフリカ代表の鹿児島合宿を再び誘致するため応援に行った方がいい」と勧められ、同氏にチケットの手配を依頼したところ、結果的にスポンサー企業から「招待」されたとしてきた。

 強調されてきたのは「招待」という文言だ。試合観戦が受動的なものであることを示したい知事は、あらゆる場面で「招待」を口にし、免罪符にしてきた。しかし、問題発覚前の県内部の認識は“溝畑氏が「紹介」したスポンサー企業が「手配」した”――で、主体的に動いたのはあくまでも県。県がスポンサー企業にチケット入手を依頼した結果、先方が気を利かせて「招待」した、というのが真相だろう。“おねだり”したのは三反園知事で、その証拠に県の内部文書には「招待」の文字がどこにもない。

 ■「おねだり」を隠したい県
 ここでもう一度、県関係者が明かしたチケット入手までの“本当の経緯”を確認しておきたい。

 県関係者の話によれば、知事のラグビー観戦は当初予定にはなかったもの。日本代表が勝利を重ねる展開を受け、10月20日に調布市の東京スタジアムで行われる予定となっていた南アフリカ戦のチケットを、知事本人と東京事務所の所長、知事秘書の分として“3枚”準備するよう、三反園知事から県庁内部に指示が出たという。職員同伴は、遊びの試合観戦を、公務に仕立てるための細工だったとみられている。

 降って湧いたような知事の指示。予定外のスケジュールである上、準々決勝の日本対南アフリカ戦まで時間がない。正規ルートでのチケット購入は不可能。困った県職員が溝畑氏に相談したところ、大会のスポンサー企業を紹介され、「1枚だけなら」ということで融通してもらったのが、一般人は絶対に手にすることのできない「ホスピタリティパッケージ」が付いた特別なチケットだった。

 きっかけが“知事のおねだり”だったということを隠すためには、「招待」を強調して逃げるしかない。県は、こちらからお願いしたことがうかがえる「手配」という言葉を表に出したくなかったということだろう。

 上掲の文書には、県にとっては不都合な別の記述もある。文書中の「対戦カード」の欄に南アフリカと日本の世界ランクが記されているが、その下に「* 世界ランクはR1.10.14現在」とあるのが分かる。つまり、この文書は試合まで5日を切った10月15日以降に作成されたもの。時期的なことを考えれば、周到に準備された「招待」ではなく、知事の思いつきで決まった急なスケジュールだったことを示す記述なのだ。ラグビー観戦問題について詮索されたくない県としては、文書ごと葬り去るしかないのかもしれない。

 ただ、いずれも犯罪行為に等しい“隠蔽”の動機付けとしては弱い話。県として絶対に表に出すことができないのは、上掲の文書と同日に作成されたもう1枚の文書だった。(つづく) 

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・社会 【社会ニュース】  2019年11月25日  09:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 
 
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【社説①】:桜を見る会 疑惑は深まるばかりだ

2019-11-28 06:10:50 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【社説①】:桜を見る会 疑惑は深まるばかりだ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:桜を見る会 疑惑は深まるばかりだ 

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」を巡り、新たな問題が続々と浮上している。首相や政府側の説明は迷走し、公金の私物化など疑惑は深まるばかりだ。首相には速やかな解明への責務がある。

 桜を見る会の問題の中心は、首相や自民党議員が多くの後援者らを招いていたことだ。菅義偉官房長官はことしの約一万五千人の招待者について、首相と正副官房長官らの推薦が計二千人、自民党関係者枠が六千人で、半数以上が政治家枠だったと認めた。

 首相や官房長官らの枠は二〇一四年には三千四百人あり、ことしの二千人というのは過少申告ではないかとの指摘がある。首相枠には「私人」と閣議決定された昭恵夫人の推薦者も含まれていた。

 ネット上の画像からは、参加者の中に反社会的勢力がいたことが判明。一五年にはマルチ商法が問題化していた会社のトップが招待され、それも首相枠だった可能性が高いと野党側が追及している。

 政治家枠の推薦依頼をした内閣官房側は、招待者を確定する「決裁」はしていないと明言。事実上推薦者を無審査で招いたとみられる。会場では、招待状さえあれば本人確認も行われていなかった。

 首相は当初、招待者取りまとめに「関与していない」と国会で答弁していたが、「意見を言うこともあった」と修正した。虚偽答弁と指摘されても仕方がない。

 ことしの招待者名簿が廃棄された経過も謎だらけだ。内閣府によると、印刷名簿を細断したのは五月九日午後、共産党議員が国会質問のため資料提出を請求してから約一時間後だった。部局間のシュレッダー利用が重なってたまたまその日になり、廃棄担当課は資料請求を知らなかったという。首相らに都合が悪い文書を官僚側が慌てて隠蔽(いんぺい)したと疑われて当然だ。

 電子データの削除過程も不明であり、財務官僚が公文書を偽造した「森友問題」を想起させる。

 長期政権のおごりともいうべきでたらめな行事運営への首相の責任は極めて重い。首相後援会主催の前夜祭を巡る収支の不透明さも放置されている。共同通信の世論調査では、会に関する首相発言を七割が信頼していない。

 臨時国会会期末まで十日余り。首相は野党が求める予算委員会の集中審議に応じるべきだ。説明を尽くし、反省すべき点があるのなら謝罪と責任の処し方を示さねばなるまい。自らを直撃する疑惑から逃げ、国政を停滞させることは断じて許されない。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年11月28日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説②】:教皇の脱原発 心強く受け止めたい

2019-11-28 06:10:40 | 【脱原発・脱炭素・再生エネ・天然ガス・地熱・メタンハイグレード・EV・水素社会】

【社説②】:教皇の脱原発 心強く受け止めたい

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:教皇の脱原発 心強く受け止めたい 

 ローマ教皇フランシスコが原発利用への反対を表明した。東日本大震災被災者らの悲しみの声を聞いた後での、踏み込んだ発言だ。核廃絶に加えて明確にした、脱原発の理想を共有したい。

 訪日からローマに戻る機中での会見で教皇は「日本が体験したトリプル災害(地震、津波、原発事故)はいつでも起きる可能性がある。原子力利用は完全な安全性を確保するに至っていないという意味で限界がある」と指摘。個人的な意見とした上で「私は完全な安全性が実現するまで核エネルギーを使用しない。災害が起こらない保証が十分ではない」と述べた。

 教皇は広島で「戦争への原子力使用は犯罪以外の何ものでもない」と核廃絶を強く訴えた。一方で、震災被災者らとの集いでは「兄弟である日本の司教たちは原発の廃止を求めた」「将来のエネルギーに関し、勇気ある重大な決断をすることが最初の一歩だ」と述べたものの、原発の是非は直接明言しなかった。

 集いでは、福島県いわき市から東京に避難している高校生が「いじめに遭い、死にたいと思うほどつらい日々が続いた。政府の思惑で被害者の間に分断が生じた」などと訴えた。教皇の心を動かしたのではないか。

 今回の発言には伏線もある。教皇が「皆がともに暮らす家」になぞらえる地球の環境が破壊されつつあることへの危機感だ。

 環境汚染や地球温暖化を警告した二〇一五年の回勅(公的書簡)で教皇は原子力エネルギーについて「ある区域の生活の質に深く影響する可能性があり得ます。目先の利益と私的な利害関心を優先する消費主義文化は、安易な認可や情報の隠蔽(いんぺい)を容易にする可能性があります」(「回勅 ラウダート・シ」、カトリック中央協議会刊)と指摘し、コスト、リスクの見極めが必要だと訴えていた。

 福島の実情を知り、原発はコスト、リスクとも、「ともに暮らす家」を持続していくには見合わない、と判断したのだろう。

 核兵器禁止条約を批准せず、原発推進を続ける日本を教皇が批判したり、方針転換を迫ったりすることはなかった。大きな発信力、影響力はさらに世界へと向けられている。被爆国日本は、バチカンと協力して核兵器廃絶に全力を挙げたい。

 原発被災国としては、脱原発実現に向け、教皇のメッセージを心強く受け止めたい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年11月28日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【筆洗】:何十年後かのテレビのクイズ番組なら次の問題は回答者を戸惑わせるかもしれない。

2019-11-28 06:10:30 | 【事件・未解決・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・オウム事件・旧統一教会を巡る事件他】

【筆洗】:何十年後かのテレビのクイズ番組なら次の問題は回答者を戸惑わせるかもしれない。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:何十年後かのテレビのクイズ番組なら次の問題は回答者を戸惑わせるかもしれない。

 「さて二〇二〇年の東京五輪、スポーツ大国ロシアは何個のメダルを獲得したでしょうか?」▼最終決定ではないが、どうやら答えは「ゼロ」ということになりそうである。世界反ドーピング機関(WADA)はロシアに対し、国ぐるみによる検査データ改ざんがあったとしてロシア選手を東京五輪・パラリンピックや世界選手権など主要大会から四年間、除外する処分案を発表した▼国際オリンピック委員会(IOC)もこれを支持する構えで最終決定となれば、個人としての出場は認められるが、国としての参加はできない。いかに優秀な成績を残そうとも国旗の掲揚も、国歌の演奏もない▼さて、次のクイズは難問である。「いったいなぜロシアはドーピング不正と手が切れないのでしょうか?」。前回のリオ五輪でもドーピング問題で締め出されかけたのに、またデータ不正とは懲りていない▼拳銃に一発だけ弾を込め、弾倉を回し、自分に向けて引き金を絞る。運が良ければ、弾は発射されない。ロシアが興じているのは、かの国ゆかりの「ロシアンルーレット」なのだろう▼不正をしても、運が良ければ…。愚かな賭けである。結果、痛恨の弾が自分自身に向かって発射され深い傷を負う。「不名誉」という名のその傷は治りにくいのに。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2019年11月28日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【首相の一日】:11月27日(水)

2019-11-28 06:10:20 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・優生訴訟・年収「103万円」の壁】

【首相の一日】:11月27日(水)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【首相の一日】:11月27日(水) 

 【午前】9時43分、公邸から官邸。45分、加藤勝信厚生労働相、古谷一之官房副長官補、太田充財務省主計局長、厚労省の浜谷浩樹保険局長、高橋俊之年金局長、伊原和人政策統括官、新原浩朗経済産業省経済産業政策局長。11時2分、西村康稔経済再生担当相、内閣府の山崎重孝事務次官、田和宏内閣府審議官、多田明弘、井上裕之両政策統括官。59分、東京・神南のNHKホール。全国町村長大会に出席し、あいさつ。

 【午後】0時38分、官邸。1時56分、苅田知英中国経済連合会会長ら。2時15分、河野太郎防衛相、槌道明宏防衛省防衛政策局長。3時、荒井広幸内閣官房参与。30分、北村滋国家安全保障局長、林肇官房副長官補、山田重夫外務省総合外交政策局長、山崎幸二防衛省統合幕僚長。55分、北村国家安全保障局長、林官房副長官補。4時7分、北村国家安全保障局長。5時16分、経済財政諮問会議。6時32分、公邸。8時49分、自民党の下村博文選対委員長、稲田朋美幹事長代行、同党細田派の松野博一事務総長。10時7分、稲田同党幹事長代行。42分、稲田氏出る。宿泊。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2019年11月28日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳】:「お祝い」できない最長政権の中身

2019-11-28 00:10:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【政界地獄耳】:「お祝い」できない最長政権の中身

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:「お祝い」できない最長政権の中身 

 ★20日、首相・安倍晋三の首相在任期間が桂太郎の通算2886日を抜き、1885年(明18)の内閣制度発足以来、歴代最長となる。一時期は安定政権、安倍一強といわれた安倍政権だが、今は桜を見る会の私物化や公選法、政治資金規正法に抵触しかねず、首相の説明も矛盾点が多くグラグラだ。政界良識者たちはほかにやるべきことがあるとこの問題を一蹴するが国民との信頼関係が築けない首相が長くその座に就くことは国民にとっては喜ばしいことではない。

 ★既に政府は本年度の税収について当初予算で見込んでいた62兆4950億円を大幅に下方修正、税収は1兆円を超す減収が見込まれている。もうアベノミクスが成功したという酔狂を言う者もいなくなり、首相自身もアベノミクスのしずくなどと言わなくなった。一方、お得意の俯瞰(ふかん)する外交だが結局、韓国、北朝鮮、ロシアなど周辺国との関係は良好とはいえず、中国との関係も最近になって光明が差したといえる。

 ★ことに北朝鮮とはミサイルの脅威をあおる一方、謎の飛翔(ひしょう)体に変化するなど首相の掛け声は立派だが腰が据わらず、最後は「北朝鮮とは条件を付けずに向き合わなければならない」というものの対話の糸口すら見いだせずにいる。韓国とは民間外交が頼りで、政府間の冷戦状態はしばらく続くだろう。極め付きはロシアだ。北方領土返還でレガシーを残そうとしたものの、20回以上ロシアのプーチン大統領と会談したものの、揚げ句の果てに「北方領土は我が国の固有の領土」と言えなくなり、最近は「北方領土」も「北方四島」と言い換えるようになり歴代政権でこの問題を一番後退させた首相となった。日米関係は記すまでもない。これが最長政権の中身となれば、お祝いムードになるはずもない。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2019年11月19日  07:16:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2019年11月26日 今日は?】:プロ野球「2リーグ制」として発足

2019-11-28 00:00:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【2019年11月26日 今日は?】:プロ野球「2リーグ制」として発足

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2019年11月26日 今日は?】:プロ野球「2リーグ制」として発足

 ◆11月26日=今日はどんな日  

  「庶民宰相」田中角栄首相が金脈問題で退陣表明(1974)

「田中角栄金脈問題」49年内地 7439 田中首相が退陣表明   私邸を出る田中首相。この日退陣を表明=1974(昭和49)年11月26日、東京・目白台
 「田中角栄金脈問題」 田中首相が退陣表明  私邸を出る田中首相。この日退陣を表明=1974(昭和49)年11月26日、東京・目白台 

 ◆出来事

  ▼英国に本部を置く国際ペンの日本センターとして日本ペンクラブが創立(1935)▼プロ野球が2リーグ制として発足(1949)

 ◆誕生日

  ▼カルーセル麻紀(42年=タレント)▼市川右団次(63年=歌舞伎俳優)▼市川猿之助(75年=歌舞伎俳優)▼宮沢光邦(76年=DJ)▼大野智(80年=嵐)▼丸山隆平(83年=関ジャニ∞)▼與真司郎(88年=AAA)▼伊豆田莉奈(95年=CGM48) 

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2019年11月26日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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