首相主催の「桜を見る会」について、安倍政権になってから参加人数や費用が年々増加していると指摘されている問題で、野党4党は11日、国会内で会合を開き、追及チームを設立して真相をただすことを決めた。12日に初会合を開く。

 この問題は8日の参院予算委員会で、共産党の田村智子氏が指摘。首相の地元後援会関係者が多数、招待されているとただした。参加者は14年は1万3700人だが、今年は1万8200人。来年度に向けた予算要求額は19年度の3倍に増えているとして、野党側は、招待客の基準が不透明で「公私混同」だと指摘。立憲民主党の安住淳国対委員長は「事実なら、税金で主催する公的行事で(後援者を)接待していると受け取られかねない」と述べた。

 菅義偉官房長官は会見で、予算の要求額には問題ないとの認識を示した上で、招待者の数については今後検討すると述べた。