【卓上四季】:空腹を満たすもの
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【卓上四季】:空腹を満たすもの
チュニジアで野菜を売って生計を立てていた青年が、焼身自殺したのは2010年12月だった。食糧も買えぬほど困窮していた。露店を開いたのも生活のためだった。それなのに当局は違法営業として青年を力ずくで排除してしまう。もはや生きる希望は失われた
▼青年の抗議の死をきっかけに始まったのが、反政府デモ「ジャスミン革命」だ。その憤怒の波は周辺国に広がり、エジプト、リビア、イエメンでも独裁政権を崩壊させる。中東の民主化運動「アラブの春」である▼、残り:361文字 全文:577文字
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元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【卓上四季】 2022年04月05日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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