《水説・12.11》:世界をリードする「魔法」=赤間清広
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《水説・12.11》:世界をリードする「魔法」=赤間清広
<sui-setsu>
熱を閉じこめるには、どうすればいいか。欧州の科学者たちが画期的な解決法を編み出したのは19世紀後半のことだ。
ガラスで二重の壁を作り、その間にある空気を抜くことで真空状態を作り出す。さらに壁を鏡状にすることで、断熱効果を一層、高められることも発見した。
この原理に目を付けたのが、ドイツのガラス職人、ラインホルト・ブルガーである。
ブルガーは1904(明治37)年、一般家庭向けに保温・保冷容器を発売した。3年後には日本にも輸入され大評判になった。
■この記事は有料記事です。残り754文字(全文991文字)
■続きは、会員登録後、お読み下さい。
元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【水説】 2024年12月11日 02:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます