路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【きょうの潮流】:調理や片づけ、接客や会計、清掃から仕込みまで。

2022-06-06 04:15:20 | 【働き方改革 労基法=36協定、過労死・サービス残業・ワンオペ・超過連続勤務

【きょうの潮流】:調理や片づけ、接客や会計、清掃から仕込みまで。

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【きょうの潮流】:調理や片づけ、接客や会計、清掃から仕込みまで。

 すべての業務を1人でこなさなければならない。そこで倒れ、助けをもとめても誰もいない―

 ▼牛丼チェーンすき家の店内で女性従業員が倒れ、その後亡くなっていたことがわかりました。朝の時間帯にワンオペと呼ばれる1人勤務をしていたときで、発見されたのは3時間以上もたってから。遺族は「もっと早く見つかっていたら、助かっていたかもしれない」と無念の思いを語っています

 ▼すき家といえばすさまじい過重労働が過去に明らかになっています。深夜のワンオペや24時間連続シフト、月500時間以上に及ぶ勤務…。当時の調査報告書を読んだ労働問題の専門家は、蟹工船や女工哀史に匹敵する中身だと

 ▼労働者を使い捨て、体と心を食いつぶす。その実態を本紙はいち早く暴き、国会でも共産党の小池晃議員が1人勤務をなくせと迫り、政府に「集中的に監督指導や捜査を行う」と約束させました。その後に複数の従業員が配置されましたが、一部の店で朝のワンオペを続けていたといいます

 ▼今回の事態をうけ、すき家は朝のワンオペも廃止するといいますが、犠牲者がでた後では遅すぎます。社会問題にまでなった働かせ方への反省はどこに

 ▼人を人とは思わない、むごい扱いが平然と横行する世とは。同じ牛丼チェーンでいえば、吉野家の幹部が女性にたいする暴言で批判を浴びたばかりです。働く現場の安全や安心は、まひした人権感覚を正していくことから始まります。

 元稿:しんぶん赤旗 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【きょうの潮流】 2022年06月03日  04:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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