路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【政界地獄耳・02.23】:チャンスなのか罠なのか 北朝鮮との「新しい未来」は開けるか

2024-02-29 07:40:10 | 【北朝鮮・朝鮮半島・拉致問題・独裁】

【政界地獄耳・02.23】:チャンスなのか罠なのか 北朝鮮との「新しい未来」は開けるか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・02.23】:チャンスなのか罠なのか 北朝鮮との「新しい未来」は開けるか 

 ★来週の政倫審開催で揺れる国会だが、水面下で北朝鮮とのハイレベル協議が急速に進み始めた。発端は今月9日の衆院予算委員会。前外務副大臣・山田賢司の質問だ。首相・岸田文雄が施政方針演説で北朝鮮の拉致被害者について「最重要課題」と位置付けたことを受け、「今までの協議とどう違うのか」と問いただした。首相は「私直轄のハイレベル協議は私自身が主体的に動いてトップ同士の関係を構築」と説明した。山田は首相に「一刻の猶予もない」と畳みかけると、首相は「諸懸案解決に向け、(朝鮮労働党総書記)金正恩(キム・ジョンウン)との首脳会談実現すべく進めている」と自信を見せた。

Photo by gettyimages© 現代ビジネス

 ★ここまでの答弁では、いつもながらの答弁の印象はぬぐえないが、15日、北朝鮮の朝鮮中央通信が反応。金正恩の妹で党中央委員会宣伝・扇動副部長、金与正(キム・ヨジョン)が個人の見解としながらも「日本が政治的決断を下せば両国は新しい未来を共に開ける」「日本が北朝鮮の正当防衛権に言いがかりをつけたり、拉致問題を障害物にしなければ首相が平壌を訪問する日が来る可能性もある」と、極めて示唆的なアドバルーンを揚げた。

 ★おおかた、さまざまな水面下の動きを表面化させるために両国が仕掛けた部分はあるだろうが、官邸も外務省もこのシグナルを重要視している。ことに首相が投げかけたボールに談話という形を取りながら答えた部分に1つの回答がありそうだ。首相も答弁の中で拉致に対しての怒りを抑えて答弁しており、事態が首相の人気取りだけではなく長期的なやりとりの中で生まれた発言であることがうかがえる。元衆院副議長・衛藤征士郎が会長を務める超党派の日朝国交正常化推進議連も動きだし、首相訪朝を後押ししたい考えだ。北朝鮮はロシアと蜜月が伝えられ、強力な後ろ盾を得て外交に自信を持っているが、チャンスなのか罠(わな)なのか、協議が進むことを願いたい。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年02月23日  08:04:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【政界地獄耳・02.22】:不安... | トップ | 【衆院・政倫審】:開催も疑... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

【北朝鮮・朝鮮半島・拉致問題・独裁】」カテゴリの最新記事