【知床・観光船事故1週間】:続く捜索、出航強行なぜ
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【知床・観光船事故1週間】:続く捜索、出航強行なぜ
【斜里】オホーツク管内斜里町の知床半島西側で乗客乗員26人が乗った小型観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」(19トン)が遭難した事故は、30日で発生から1週間を迎えた。天候悪化が予想される中、衛星電話などの緊急連絡体制が不十分なまま、出航を強行したことが悲劇を招いた可能性が高まっている。運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(58)が27日に行った記者会見では、同社の安全対策への認識の甘さも浮き彫りになった。第1管区海上保安本部(小樽)などは行方不明者の捜索と原因究明を急いでいる。
カズワンは23日午前10時、斜里町ウトロ漁港を出た。知床岬で折り返す往復約40キロ、3時間のコースで、午後1時に帰港する予定だった。開発局によると、出航時のウトロ漁港の波高は32センチと穏やかだった。ただ、気象庁は午前3時すぎに強風注意報、午前9時40分ごろには波浪注意報を発表し、漁業者は操業を見合わせていた。残り:2837文字 全文:3247文字
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元稿:北海道新聞社 北海道のニュース 社会 【事故・災害・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」=19トン=が遭難した事故】 2022年04月30日 08:34:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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