【卓上四季】:被爆医師の願い
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【卓上四季】:被爆医師の願い
原爆投下後の広島で異変が起きたのは、惨劇から数年を経てのことだった。毎年夏、深刻な倦怠(けんたい)感や発熱を訴える被爆者が現れた。病人でもないのにぶらぶらしているように見えたことから「ブラブラ病」と呼ばれた
▼原爆放射線の影響であることを突き止めたのが、爆心地から2・1キロの路上で被爆した外科医服部達太郎だ。情報統制下で「原爆症」の議論もかなわなかった時代。体の不調に疑問を抱き、自身の血液検査で解明した意義は大きかった
▼、残り:368文字 全文:580文字
※:この記事は会員記事です。いますぐ登録して続きをお読み下さい。
元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【卓上四季】 2022年04月20日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます