【岸田首相】:給与アップ分は国庫返納へ 松野官房長官が発表 国民の批判受け対応変える後手後手ぶり
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田首相】:給与アップ分は国庫返納へ 松野官房長官が発表 国民の批判受け対応変える後手後手ぶり
松野博一官房長官は9日午後の会見で、岸田文雄首相や閣僚の給与をアップさせる国家公務員特別職の給与法改正案法案が成立した場合、アップ分を全額、国庫に返納する方針を発表した。
松野博一官房長官(2017年5月30日撮影)
「総理や閣僚の給与が上がることに国民のご批判をいただいている。もとより総理や政務三役を利するような考えは持ち合わせていないが、万が一にも不信を招くことがあってはならない」と述べた。
法案の中身については「修正は行わない」とし「すでに提出した法案は国会で慎重にご審議いただき、速やかに成立いただきたい」とも話した。修正しない理由は「公務員全体の給与体系を崩すことになりかねない」と説明した。
同法案をめぐっては、国民が物価高で苦しんでいるさなかに、首相や閣僚の給与がアップすることは国民の理解が到底得られないと批判が相次ぎ、野党が追及を強めている。自民党や公明党からも「凍結論」が出ていた。
ただ岸田首相は今月1日の参院予算委員会で、野党から、今、給与をアップさせること国民の理解を得られないと指摘されたが、行財政改革の一環で、すでに給与の一部を国庫に返納しているとした上で「こうした(給与返納の)姿勢を示すことで国民の不信を招かないよう努力を続けていきたい」と述べるにとどめていた。国民の強い批判が出たことで対応を変える、後手後手の対応となった。
同法案は10日、衆院内閣委員会で採決が予定されている。
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・岸田政権】 2023年11月09日 17:50:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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