【自民党】:丸川珠代氏「愚か者めが」で都知事の野望は潰えたか…出馬なら同じヤジでブーメラン
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:丸川珠代氏「愚か者めが」で都知事の野望は潰えたか…出馬なら同じヤジでブーメラン
14年越しの大ブーメランで、民主党政権時の「子ども手当」をめぐる発言がヤリ玉に挙げられている丸川珠代元五輪相。「私も含めて、我が党が反省すべきは反省すべきだ」と、党全体の責任に転嫁して逃げようとしたが、丸川氏の似顔絵とヤジのセリフをプリントした「この愚か者めが Tシャツ」の写真がSNS上でどんどん拡散され、針のムシロだ。Tシャツに直筆サインする写真まで発掘され、悪名は当分、消えそうにない。
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「この愚か者めが Tシャツ」の写真がSNSで拡散…(丸川珠代元五輪相)/(C)日刊ゲンダイ
「この騒動で、上昇志向の塊のような彼女の野望が打ち砕かれる可能性が出てきた」と言うのは自民党の東京都連関係者だ。
「10増10減」の新区割りで東京は次期衆院選から選挙区が5つ増える。東京選出で参院3期目の丸川氏は、この機会に衆院への鞍替えを画策しているとされる。新東京7区(渋谷・港)からの出馬が取りざたされているが、元ミス日本で、旧維新の党代表などを務めた松野頼久元衆院議員の次女の松野未佳氏も同区を希望している。
■主婦層が反発し、アウト
水面下で女のバトルになっているのだが、実は丸川氏は衆院選と都知事選の“両ニラミ”らしい。
「衆院東京7区への鞍替えについて、丸川さんは『周囲が勝手に出馬説を流している』と否定しているようです。むしろ都知事が本命なのではないか。都知事選は来年7月。それまでに解散総選挙があったとしても、鞍替えして1年程度で都知事転身はさすがにひんしゅくを買う。だったら最初から都知事を目指した方がいい」(自民党関係者)
ところが、である。「愚か者めが」のヤジがクローズアップされたことで女性票が逃げ出しかねず、鞍替えや都知事選どころじゃなくなってきた。
「丸川さんはすぐに『反省』を口にして傷を小さくしようとしたのだろうが、地元の会合に出たら、早速女性たちから『あれは酷い』と散々。特に主婦層の反応が厳しい」(前出の都連関係者)
立憲民主党は、民主党政権が下野した2012年以降の政策を洗い出す「失われた10年政策検証プロジェクトチーム」をきのう(2日)発足させた。所得制限のない「子ども手当」が、所得制限ありの「児童手当」に変えられた後の状況などが検証される。丸川氏が都知事選に出馬しようものなら、野党から「子育ての敵」と攻撃され、あの下品なセリフがぶり返されるだろう。
丸川氏の野望は潰えたか。
元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・政局・自民党】 2023年02月03日 13:20:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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