たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

春のプリンス・エドワード島への旅_3日目

2017年10月16日 19時15分09秒 | プリンスエドワード島への旅
「2010年6月8日(火)

晴、雲の多い晴。12度か13度ぐらい。寒い。ダウンベストが役に立った。
がんばって6時過ぎには起きて、というよりはあまり眠れず目がさめて、モンゴメリさんの住居跡を目指して再びホンテッド・トレイル散策。
雨が小粒だが降っているし、寒い。
足元がさらに濡れてぐちゃぐちゃになりながら、アンが始めてグリーン・ゲイブルズで朝を迎えた6月の描写を味わいたくて、原文と訳のコピーを片手にリンゴの木の辺りをしつこく歩きながら、原文を読み上げてみる。
見上げれば晴れ間が見えてきた。青い空に雲が流れていく。
輝くような緑が陽射しに映えて夢のように美しい。
ライラックや忘れな草も美しく咲いていて、誰もいない静かな朝。

モンゴメリさんの息使いを感じつつ、立ち去り難いが時間もあるので、教会までの道を抜けていく。再びお墓に手を合わせて、またここを必ず訪れると誓う。
この時点でかなり疲労を感じるが、恋人たちの小径を目指すため、またグリーン・ゲイブルズへ。
雨の降る合間で、緑も小川もキラキラと輝いている。アンがいつも笑っているのよと語った小川だ。

歩き疲れて宿に戻り朝食。
9時から10時にかけてゆっくり食べてしまった。
私一人おそくまで残る。
だんだん晴れ間が多くなってはきたようだった。

サンセットに未練を残しつつ、11時集合。シャーロットタウンに戻る。
けっこう疲れを感じ始める。
車、大丈夫かな・・・。大丈夫だった。
シャーロットタウンの街並みもやはり美しい。

ホテルで休んで、16時30分からのお花畑ツアーへ。
大きな雲が流れている。かなり疲れを感じているので、朝2時間もガンガン歩いたのがきていて、でもがんばった。
Tさん、Oさんと御一緒。
残念ながらリンゴの花はもう終わっていて、ルピナスが咲き始めていたので、ルピナスやだいこんの花、ライラック(紫も白もある)、マロニエ、レッドメープル等を楽しむ。

遠い空に雲が流れていて、私たちの乗った車から雲は離れていった。遠くどこまでも広がる穏やかな景色。じゃがいもの芽が咲き始めた赤土の畑。
切りがないぐらいシャッターを押す。
なんとも美しい。

おトイレを借りるため、ブルーウィンズ・ティールームに立ち寄り、ケーキを2個持ち帰り。

お昼はホテルの部屋でカップ麺。夜もさとうのごはんと春雨スープですませる。胃痛が止まらない。
ビクトリアパークに誘われるが、力尽きていた。とにかく早く休むようにしよう。

でもやっぱり寝つけなかった。
2時を過ぎて、体操でやっと寝つく。途中めがさめてしまうとしばらく寝つけないが、やっと5時間近く眠れたようだ。

シャーロットタウン、ベストウエスタンホテル泊。

(キャベンディッシュの)サンセットはあきらめ。
お花畑ツアーの後に行くことも考えたが寒いし、逃げ場がないことを考えるとあきらめざるを得ない。」


 2009年の夏のプリンス・エドワード島への旅で出会った夢のように美しいキャベンディッシュのサンセット。もう一度みたいという願い。この時はかなえられませんでしたが、2012年の秋のプリンス・エドワード島への旅でかなえることができました。


移動中の車窓から。



お花畑ツアーから。







ルピナスが咲き始めていました。








吉村さんのお写真によく登場する光景に似ているかもしれません。




高い青空と高い木々の緑とルピナス。
北の国にいることを実感しました。







キンドレットの室内。可愛い~。