たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

月組『エリザベート』_宝塚大劇場千穐楽ライブビューイング

2018年10月01日 22時24分07秒 | 宝塚
 台風一過の夏晴れ?の日、最後の有給休暇を取得してライブビューイングをみるべく映画館へと現実逃避しました。昨夜は風がすごかったし、工事がいつどうやってくるかわからないし、落ち着かなくって休みなのに6時間ぐらいしか眠れていません。三連休でしたが昨日の朝7時間睡眠がやっと。11月12日の業務終了まで予断を許しません。ほんとに厳しい夏、ほんとに厳しい仕事、ほんとに厳しい部屋。途中解約の時は45日前通知らしくって、とにかく業務が終わったら一日も早くここを出たい一心。とてもじゃないけど平日いられません。すぐに帰省するにはやり残しがありすぎるのでスパに泊まればいいからとにかく出なくては・・・、とまた前置きのグチが長くなってしまいました。失礼。

 組長さんとちゃぴさん、大劇場卒業の日、無事に晴れて公演が終わってまずはなによりでした。昨日の15時公演は中止、台風による中止は二度目、美弥るりかさんの休演もあったし、全員そろって千穐楽を迎えることがどれほどの奇跡の重なり合いなのかと、あらためて感じました。珠城りょうさん、ほんとにほっとされたでしょうね。これほどお客様があたたかく感じたことはなかった、ほんとにほんとにありがとうございました、っていう内容の挨拶をされていました。一回一回の公演が奇跡、一期一会の出会い。ヅカのエリザをみたのは実はずんこさんトートの宙組以来二十年ぶりでした。ガラコンサートあったし、DVDを時々みるからそんな感覚ありませんが、実はすっかりご無沙汰でした。今月20日の観劇はヅカエリザを生で観劇するの20年ぶりぐらいということになります。東宝エリザを散々みたあとでヅカエリザをみると、すごく幻想的な世界だと感じました。東宝はリアル男子が出演するしキャストの実年齢と役柄の年齢のバランスもある程度とれているのに対して、宝塚はスターダムと番手方式の中で役が決まるし、若い方が年配の役を演じたりしなければならないからそこは現実との乖離が大きくてどこか幻想的な世界。その中で感じるリアリズム。大きく変わったのはミルクの場面が銀橋になったぐらいかな。フィナーレのロケットの衣装とダンス、男役群舞のダンスはほとんど変っていないようにみえました。なんだか懐かしさでいっぱいになりました。ちゃぴさん、お転婆でたくましいシシィに感じました。『BADDY』の怒りのロケットをみたとき、スタイルの良さと怒りの表情の可愛らしさに感動しました。顔小さくって手足長くって、筋肉がきれいについていて無駄がどこにもない。蘭ちゃんのスタイルの良さも日本人離れしていますがちゃぴさんもすごい。エリザベートは娘役の最高峰。目尻のしわに、10年間の宝塚生活が刻み込まれているのを感じました。美しいと思いました。
『エリザベート』は初演から思い入れのある大好きな作品ですが、この作品を上演するのは難しい、シシィとして舞台の上で生きるのは歌が上手いだけでも違う、ほんとに難しい、とてつもないエネルギーが求められることだとあらためて感じました。

 いろいろ書きたいですが、明日から4日間出勤、明日は大変な一日、ライブビューイングのあとスパで何とか汗を流して生き返っていますが暑いんだか寒いんだか、わけわかんないし、ほんとに大変。ちょっと風邪ひきそうになっています。あと一カ月と11日。ここまできても一日一日、なんとか無事に生き延びていけますように・・・。