たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

宙組『シトラスの風』_思い出し日記

2018年10月08日 19時27分56秒 | 宝塚
 宙組の『白鷺の城』『異人たちのルネッサンス』が本拠地で開幕。初日から星風まどかちさんのデュエットダンスのみ休演のお知らせがあって心配。どこを怪我しているのか、そんなにハードな振付なのかなあ。一昨年の暮れから宝塚愛が復活していますが、ダンスの振付がどんどん難しくハードになってきているのかなあと思うことがあります。振付師もかつてとは色が違いますね。時代に流れに沿って新しいことに挑戦していくことはもちろん大切ですが、リフトとか体に無理がかなり過ぎるようなハードな振付はやめてほしいなと思います。『シトラスの風』は体感5分のショーとは違って、時間の流れ方が昔ながらのショーだったなあと。

 宙組誕生をリアルタイムで見届けた世代なので、プログラムにずんこさん(姿月あさとさん)がアドバイザーとして登場しているの、感無量。宙組誕生20周年のイベントの映像でずんこさんと和央ようかさんが並んでいるのを拝見して、「明日へのエナジー」の大合唱を聴いて、思い出しました、20年前を。月組のずんこさんから宙組の初代トップスターのずんこさんへ。歌声とかっこよさに憧れました。ずんこさんのトップスター時代の作品はたった四作しかないのよ、って5月26日の東京宝塚劇場でお手洗いに並んでいる時に聞こえてきて、なんだろうって振り返ったら、『エクスカリバー』『エリザベート』『激情』『砂漠の黒薔薇』でした。『エクスカリバー』と『シトラスの風』は宙組誕生を飾る、明るく楽しい演目でした。『シトラスの風』といえばパステルカラーの、色とりどりの明るい衣装。舞台写真が載った雑誌をデジタル化という技術をまだ知らないまま、断捨離してしまったの残念。今振り返ると20年前は新しかったですね。出雲綾さんがつとめていた「明日へのエナジー」のスキャットは今回美風舞良さんがつとめていたかな。出雲綾さんは声量ゆたかな歌うま。かなり上手くないときびしいですが素敵な歌声でした。

 岡田敬二先生こだわりのロマンティック・レビューシリーズ。プログラムを読んでいると、映像と観劇で、わたし、けっこうみているなあと。『ラ・パッション』『ル・ポアゾン』『ナルシス・ノアール』『夢・フラグランス』『ラ・カンタータ』『ラ・ジュネス』『魅惑Ⅱ‐ネオ・エゴイスト』、そして『シトラスの風』。これもあれもそうだったのかなと読みながら思ったしだい。時代の流れの中で変わっていくものと、変わらないもの。宝塚らしい「偉大なるマンネリズム」。宙組の前が、上田久美子先生の月組『BADDY』という斬新なショーだったのでそのあとにこうして伝統的なショーを用意しているのが宝塚。

 ききちゃんのドラゴンの衣装が、かつては湖月わたるさんが着用したものだと知って感慨深いし、ききちゃんのかっこよさマックスだし、「ノスタルジア」の星風まどかさんの、蝶々夫人のアリアだと思いますが歌声がとても素敵だったし、真風涼帆さん、星風まどかちゃん、ききちゃん(芹香斗亜さん)の三人のトライアングルのダンスシーンがほんとに素敵だったしといろいろありますが、印象的だった寿つかささんの場面のことを。第9・10場、一人の青年がダンスの名手であったMr.Bojanglesの想い出を歌う時、Mr.Bojanglesの姿が浮かぶ。ダンスについて、その魂をひき継いでくれるようにと踊り出す。寿つかささん演じる今は年老いたMr.Bojanglesがお酒の瓶を片手にうずくまっていたのが、真風さんが想い出を歌い始めると共に踊り出して、若者たちと共に踊り、その意思が受け継がれていき、Mr.Bojanglesは亡くなる、というストーリーだったと思います。寿つかささん、雪組の『エリザベート』にも、宙組の『エリザベート』にもトートダンサー、じゃなくて宝塚だから黒天使としていらして、黒天使に選ばれたということはダンスの達人。こうして20年前から劣らず踊り続けるのは大変な努力がいることだろうなと思います。こうして20年間宙組で踊り続けている姿に感動をおぼえました。いい場面だったなあとしみじみ。


初日前記者会見の真風涼帆さんと星風まどかさん。



 ずっと書きたかったのが、4カ月越しにようやく書けました。舞台写真、どこかにあったら後日載せようかな。なんとか書けたところでちょうど時間切れ。長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。

お別れの作業中

2018年10月08日 18時25分42秒 | 日記
 昨夜はスパから帰ったあと洗濯機が回っている間に寿がきやの小うどんをいただき、お腹を満たしてからまた軽くお風呂に入りました。歯がまた大変なことになっていた歯茎が炎症をおこているのでスパで早い夕食を食べた時に抗生物質をのみましたが夜になってまた痛みを感じたので小うどんを食べたあとにロキソニンを飲みました。胃腸薬と一緒にのみましたがかなり胃にきてしまいました。昨日30度の熱波から7度下がった今日の間で冷房から暖房へ切り替えて眠ったらうなされながら目がさめました。時間をみると8時少し前でした。昨夜眠ったのはたぶん1時15分ぐらいかな。いやもう少しおそかったかも。隣のチャラい坊主が12時過ぎのドタンバタンと外出。それから40分ぐらいあとにドタンバタンと帰宅。でかい声で奇声をあげているのが聞こえてきました。一人だったのか誰かと一緒だったのかはわかりません。どうでもいいですが昼間は静かなのに夜おそい時間になって騒ぐの意味わかんない。常識的な感覚がなさすぎて有名大学なのかもしれないけどただのばかとしか思えません。最悪。耳栓して、パソコンで音量さげながら映画『アンの青春』のDVDの映画音楽を流し続けながら就寝した次第。そして、仕事が頭の中をよぎってうなさながら目がさめました。面倒くさい相手にかぎって面倒くさいことが起こるので面倒くさいの二重奏、三重奏、四重奏。やらなければならないことが面倒くさすぎてついていけなくって吐きそうになりながらも、明日電話をしなければなりません。他にも全くどうでもよくってモチベーションあがりませんが退院してきちゃったから確認のために訪問しないといけなかったり、はたまた自分は全く困っていないおじいちゃんのために会議に出ないといけなかったり、ひとつひとつ心身のエネルギーを削がれることばかりで消耗感はんぱないです。あと一か月余りとなりましたが自分がいる間にやっておかねばみたいな責任感をもってしまったりしているので、できるかなあっていう追い詰められ感。明日の午後はまたすごい坂を歩いて訪問予定。引っ越しの荷造りと両立できるかと不安になっています。11月19日に最後の荷物を出して、捨てるものも全部出すまで一日も気を抜くことができません。その日はスパに泊まるつもりだからそのために荷物もトランクに詰めないといけないし、高速バスのチケットも手配しないとだし、やることいっぱい、できるかなと不安です。

 昨日からまずは本を詰め始めてようやく5箱。収納していた木箱もネジを外してばらしました。作業中隣に音がどれぐらいもれているのかわかりませんが話し声やタンスの開け閉めの音?やら足音やらがかなり響いてくるということはこちらの音も聞こえてしまっているわけで音がしないように息をひそめながら作業中。平日の昼間もいるっぽいですが土日祝日もずっと部屋にいるのが足音と蛇口の音でわかるので気を張り詰めています。へんなオッサンは昼間っから風呂わかして入っているのが丸聞こえだし、向かい側にも聞こえないように気を張り詰めっぱなし。せまいので埃と格闘しながらなんとか段ボール箱を置く場所を確保しつつやっています。息が詰まってほんとにちっそくしそうですがやらなければなりません。部屋の中を見まわしながら、家にもどるのだから台所用品もお手洗い用品もカーテンも必要ないんだと気づいたしだい。自分の生活を作りあげていくためにベルメゾン、無印良品、デパートなどで購入した雑貨や生活用品とお別れ。すごくお世話になったものにはお礼をいいながらお別れ。心残りがありますがお礼をいいながらお別れ。まだまだお別れするものはあります。一番お別れがむずかしいのが一番荷物になっている本たち。断捨離をすすめてきているので減ってはいますがまだまだものすごい量です。こういう時持っていてはダメなんだなあと心の底から思うのですが紙の手触りが好きで、頁をめくる時の音、紙でしか味わえない感覚が好きでなかなか断捨離できないものもたくさんあります。舞台のパンフレットも吉村さんの写真集もすっごく重くって荷物になるのですが断捨離できずです。卒論の資料や書類もあるなあ。全部をスキャンするだけの余裕はないのでやれる範囲でやってあとは家に帰ってから引き続きお別れの作業。かなり減らしてきているけどあるなあ。あんまり足腰疲れてしまうと仕事できつくなるのでがんばり過ぎることもできず、でも一日も早く部屋は出たいのでやらなければなりません。あー、ほんとにきつい。

 思いのほか長くなってしまいました。『シトラスの風』の思い出し日記を書こうとしているのですが書けるかな。