自分の今の気持ちをどう表現したらいいのか、言葉を選びながら静かに自分に、そして観客に語りかける姿が心に沁みた桜咲彩花さんの退団挨拶でした。SNSに文字で起こしてあがっているのを、すみません、勝手に使ってしまいます。
「戻ることのない今を人はみな生きている、一つ一つの瞬間を永遠に変えながら。今日朝から1日本当に心と身体でその思いを噛み締める一日でした。私の生きる全てだったこの宝塚の舞台を本当に卒業する今、改めて自分の心の中にある宝塚への想い、重さを深く感じました。今日初めて知るその感情に私自身戸惑い動揺を隠せない中、周りにはそんな私を見て笑顔で支えてくれる心から愛する皆がいました。舞台に立つと客席から温かい拍手をして下さる皆様の姿が見えました。この客席に足を運べなくてこの日に思いを寄せて下さる沢山の方々の思いを受けました。宝塚に出逢えたから宝塚が私にこんなにも沢山の人の心に出逢わせてくれました。目に見て心から「ありがとう」と伝えたい方がこんなにも沢山出逢えたことに心から感謝の気持ちでいっぱいです。」
宝塚大劇場千穐楽とはまた違った淡い色目のシンプルなブーケも輝くような表情をよりひきたてていたと思います。わたしが10年以上ぶりで宝塚に戻るきっかけとなった『金色の砂漠』、ギイ(明日海りおさん)とタルハーミネ(花乃まりあさん)の愛憎入りまじった関係性が凄まじい作品で、大階段を真っ白な衣装の二人が昇天していくラストシーンが印象的でしたが、ジャー(芹香斗亜さん)とビルマーヤ(桜咲彩花さん)の優しい関係性も印象的な作品でした。そのあと、『仮面のロマネスク』では明日海りおさん、『ポーの一族』では鳳月杏さん、『MESSIAH』では瀬戸かずやさん、『あかねさす紫の花』では明日海りおさんと鳳月杏さん、わたしはみていませんが望海風斗さんとの並びもあったのかな(SNSで画像をみました)、ショーの場面場面でも、どの男役さんと並んでもより相手がひきたち、自分もまたよりいっそうたおやかに輝く、寄り添う力がすごくある娘役さんだと思いながら拝見していました。いるようでいない稀有な娘役さんだと思いました。Wikipediaにあがっている経歴をみると新人公演のヒロイン、バウホール公演でもヒロインをつとめているんですね。もし一作品でもいいのでトップ娘役としてトップスターの隣に立ったらどんな寄り添う力をみせてくれたのだろうという気持ちが残りました。もう少しやってほしかったと、娘役さんの退団にこうして気持ちが残ったのは紫ともちゃんの退団以来かな。(額田王みたかったって今もしつこく思っています・・・)宝塚の切なさを感じました。最後に寄り添ったのは男前な仙名彩世さんのベアトリーチェ、そしてその姿に惚れた水美舞斗さんのバルビ神父といつの間にかダニエラはいつの間にかラブラブになっていました。たおやかに寄り添う姿は娘役の集大成として持ち味がうまく生かされていました。こういうことを書いてしまっていいのかどうかわかりませんが、過去にも二番手娘役として活躍し、トップ娘役になれるだけの華も力もありながらトップ娘役になることなく退団した娘役さんは何人もいらっしゃる。なるかならないかはもしかしたら紙一重のタイミングなのかもしれない、ならなかった(なれなかった?)からといってその娘役さんたちがむくわれなかったのかというとそんなことはない。お名前はあげませんがこの作品のこの役といえばこの方と伝説になっている素敵な娘役さんの舞台は今も心に残っていたりします。なんだろう、うまく言えませんがこうしてこの方が演じたこの役が、と観客の心に残り続ける、ずっと生き続ける、美弥るりかさんが話されたように、人生のエネルギーになっている人が一人でもいる、それは十分すぎるほどに素敵なことなのではないかと思います。清々しい笑顔をみていると、トップになったならなかったと考えることは失礼になってしまうのかなって・・・。
カーテンコールでは「人生には恋と冒険と明日海りおさん率いる花組が必要だ!」って大劇場に続いて叫んでくれました。昨日は梅田芸術劇場で星組の全国ツアー公演を観劇されたとか、ばっさりショートカットは娘役ロングを維持するの大変だっていうことなんでしょうね。元気でどこかに生きていることがわかればいいかなと思います。わたしがこの世にいる間は舞台の姿を忘れません。お疲れ様でした、そしてありがとうございました。
どう書いていいのだろうかと一週間思っていて、ようやく書けました。
馬車のラップの場面、のりのりの楽しいシーンでした。
いつの間にかラブラブになっているダニエラとバビル神父が可愛すぎ・・・。
「戻ることのない今を人はみな生きている、一つ一つの瞬間を永遠に変えながら。今日朝から1日本当に心と身体でその思いを噛み締める一日でした。私の生きる全てだったこの宝塚の舞台を本当に卒業する今、改めて自分の心の中にある宝塚への想い、重さを深く感じました。今日初めて知るその感情に私自身戸惑い動揺を隠せない中、周りにはそんな私を見て笑顔で支えてくれる心から愛する皆がいました。舞台に立つと客席から温かい拍手をして下さる皆様の姿が見えました。この客席に足を運べなくてこの日に思いを寄せて下さる沢山の方々の思いを受けました。宝塚に出逢えたから宝塚が私にこんなにも沢山の人の心に出逢わせてくれました。目に見て心から「ありがとう」と伝えたい方がこんなにも沢山出逢えたことに心から感謝の気持ちでいっぱいです。」
宝塚大劇場千穐楽とはまた違った淡い色目のシンプルなブーケも輝くような表情をよりひきたてていたと思います。わたしが10年以上ぶりで宝塚に戻るきっかけとなった『金色の砂漠』、ギイ(明日海りおさん)とタルハーミネ(花乃まりあさん)の愛憎入りまじった関係性が凄まじい作品で、大階段を真っ白な衣装の二人が昇天していくラストシーンが印象的でしたが、ジャー(芹香斗亜さん)とビルマーヤ(桜咲彩花さん)の優しい関係性も印象的な作品でした。そのあと、『仮面のロマネスク』では明日海りおさん、『ポーの一族』では鳳月杏さん、『MESSIAH』では瀬戸かずやさん、『あかねさす紫の花』では明日海りおさんと鳳月杏さん、わたしはみていませんが望海風斗さんとの並びもあったのかな(SNSで画像をみました)、ショーの場面場面でも、どの男役さんと並んでもより相手がひきたち、自分もまたよりいっそうたおやかに輝く、寄り添う力がすごくある娘役さんだと思いながら拝見していました。いるようでいない稀有な娘役さんだと思いました。Wikipediaにあがっている経歴をみると新人公演のヒロイン、バウホール公演でもヒロインをつとめているんですね。もし一作品でもいいのでトップ娘役としてトップスターの隣に立ったらどんな寄り添う力をみせてくれたのだろうという気持ちが残りました。もう少しやってほしかったと、娘役さんの退団にこうして気持ちが残ったのは紫ともちゃんの退団以来かな。(額田王みたかったって今もしつこく思っています・・・)宝塚の切なさを感じました。最後に寄り添ったのは男前な仙名彩世さんのベアトリーチェ、そしてその姿に惚れた水美舞斗さんのバルビ神父といつの間にかダニエラはいつの間にかラブラブになっていました。たおやかに寄り添う姿は娘役の集大成として持ち味がうまく生かされていました。こういうことを書いてしまっていいのかどうかわかりませんが、過去にも二番手娘役として活躍し、トップ娘役になれるだけの華も力もありながらトップ娘役になることなく退団した娘役さんは何人もいらっしゃる。なるかならないかはもしかしたら紙一重のタイミングなのかもしれない、ならなかった(なれなかった?)からといってその娘役さんたちがむくわれなかったのかというとそんなことはない。お名前はあげませんがこの作品のこの役といえばこの方と伝説になっている素敵な娘役さんの舞台は今も心に残っていたりします。なんだろう、うまく言えませんがこうしてこの方が演じたこの役が、と観客の心に残り続ける、ずっと生き続ける、美弥るりかさんが話されたように、人生のエネルギーになっている人が一人でもいる、それは十分すぎるほどに素敵なことなのではないかと思います。清々しい笑顔をみていると、トップになったならなかったと考えることは失礼になってしまうのかなって・・・。
カーテンコールでは「人生には恋と冒険と明日海りおさん率いる花組が必要だ!」って大劇場に続いて叫んでくれました。昨日は梅田芸術劇場で星組の全国ツアー公演を観劇されたとか、ばっさりショートカットは娘役ロングを維持するの大変だっていうことなんでしょうね。元気でどこかに生きていることがわかればいいかなと思います。わたしがこの世にいる間は舞台の姿を忘れません。お疲れ様でした、そしてありがとうございました。
どう書いていいのだろうかと一週間思っていて、ようやく書けました。
馬車のラップの場面、のりのりの楽しいシーンでした。
いつの間にかラブラブになっているダニエラとバビル神父が可愛すぎ・・・。