2013年3月2日から6月2日まで上野の国立西洋美術館で『ラファエロ展』が開催されました。
わたしは5月17日(金)に訪れました。
ラファエロ・サンツィオ《大公の聖母》
1505-06年
油彩/板
84.4.×55.9cm
フィレンツェ、パラティーナ美術館
「「大公」とは、ハプスブルク家に連なるトスカーナ大公フェルディナンド3世のことである。18世紀末、ナポレオン軍がフィレンツェに侵攻した頃にこの作品を購入したフェルディナンド公は、亡命先にも伴うほどこの作品を大切にし、生涯にわたって寝室に飾っていた。黒一色の背景は後世に塗りつぶされたもので、もとは、窓のある室内空間が描かれていた。準備素描の段階では、楕円形の画面が試みられていた。」
(公式カタログより)
「見る者を静寂の時に引き込む人間的な聖母
漆喰の闇に溶け込むように描かれる聖母子。ラファエロの筆は、人物と背景との境が曖昧になるように、丹念にぼかしている。はっきりとした輪郭がないゆえに、かえって二人の肌の柔らかさとぬくもりまでが見る者に伝わるようだ。目をそっと伏せて立つ聖母の典雅な姿は、私たちを深い静寂の時に引き込んでいく。」
(『西洋絵画の巨匠‐ラファエロ』、2009年6月16日小学館発行より)
わたしがルーヴル美術館で出会ったのは「聖母子像」。ダヴィンチの絵は緊張し過ぎて無理だけど、ラファエロの絵は部屋に飾りっておきたくなるような優しさがあるという現地ガイドさんのお話でした。
2017年9月3日記事;旅の思い出写真_ルーヴル美術館_ラファエロの聖母子像
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/9661f4fe421407e5149569df556f1aae
わたしは5月17日(金)に訪れました。
ラファエロ・サンツィオ《大公の聖母》
1505-06年
油彩/板
84.4.×55.9cm
フィレンツェ、パラティーナ美術館
「「大公」とは、ハプスブルク家に連なるトスカーナ大公フェルディナンド3世のことである。18世紀末、ナポレオン軍がフィレンツェに侵攻した頃にこの作品を購入したフェルディナンド公は、亡命先にも伴うほどこの作品を大切にし、生涯にわたって寝室に飾っていた。黒一色の背景は後世に塗りつぶされたもので、もとは、窓のある室内空間が描かれていた。準備素描の段階では、楕円形の画面が試みられていた。」
(公式カタログより)
「見る者を静寂の時に引き込む人間的な聖母
漆喰の闇に溶け込むように描かれる聖母子。ラファエロの筆は、人物と背景との境が曖昧になるように、丹念にぼかしている。はっきりとした輪郭がないゆえに、かえって二人の肌の柔らかさとぬくもりまでが見る者に伝わるようだ。目をそっと伏せて立つ聖母の典雅な姿は、私たちを深い静寂の時に引き込んでいく。」
(『西洋絵画の巨匠‐ラファエロ』、2009年6月16日小学館発行より)
週刊 西洋絵画の巨匠 19 ラファエロ (小学館ウイークリーブック) | |
小学館 | |
小学館 |
わたしがルーヴル美術館で出会ったのは「聖母子像」。ダヴィンチの絵は緊張し過ぎて無理だけど、ラファエロの絵は部屋に飾りっておきたくなるような優しさがあるという現地ガイドさんのお話でした。
2017年9月3日記事;旅の思い出写真_ルーヴル美術館_ラファエロの聖母子像
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/9661f4fe421407e5149569df556f1aae