NHK労働者は、全体(国民)の奉仕者論の立場に立て!
NHK労働者は、日本国憲法の理念を活かす立場に立て!
NHK労働者は、他国民との連帯を深める立場に立て!
NHK労働者は、戦前の、戦争に協力加担した痛恨の歴史に学べ!
NHK労働者は、「ごちそうさん」から何を学んだのか!
ようやく韓国KBS労働者のストライキについて、NHKが報道しました。しかし、内容は最低・最悪のものでした。籾井会長の憲法違反の行為について、NHK労働者が立ち上がらない理由が判りました。労働者の権利を放棄する労働者が、国民の、労働者の権利である争議権に敵対する、人権を尊重しない理由が改めて浮き彫りになりました。
これについては、すでに記事にしましたので、ご覧ください。
ところで、この間のNHKは、
1.日本国内の重要課題を優先するという点では極めて問題アリの報道をしてきた。
2.韓国内の遺族の怒りを報道しているのに、その怒りや悲しみが、実は慰安婦問題を曖昧にする、否定する安倍首相にも向けられている感情と同じであることをスルーしてきた。
3.韓国の遺族が大統領に詰め寄るシーンを流しながら、また大統領が、国民に向かって謝罪するシーンを流しながら、安倍首相がゲンパツ関連死などを放置してきた責任を取らない、謝罪しないことをスルーしてきた。
4.以上のような日本国内の本質を曖昧にしながら、慰安婦問題に固執して安倍首相との対話を拒否する大統領というような視点で、旅客船沈没事件とその事件に対応する韓国政府の問題を垂れ流してきた。
5.沈没船の不手際に怒る韓国民に寄り添うような報道に徹してきた視点に立つと、韓国KBSの労働者が、立ち上がったことは称賛されるべきことではないでしょうか。しかし、NHKは、「報道局の幹部や記者、キャスターなどが報道局長を支持してそろって職務を放棄する」「混乱」と報道しました。ここに重要な視点・思想が浮き彫りになりました。
6.被害者に寄り添うようなフリをしながら、実は安部政権への応援メッセージを送っているような報道姿勢が、韓国民に対する冒涜行為であることを強調しておかなければなりません。
7.しかも、このような政治的な報道が日本国民にどのようなメッセージを送っているのか、明らかです。大問題です。
8.日本国内で、しかも、マスコミ労働者が、このような「職務を放棄する」ことで、「混乱」させることはトンデモナイことだというメッセージを送っていること、いわば「脅し」ているのです。籾井会長の命令が行き届いていることが、ここでも浮き彫りになりました。
8.このような姑息な卑劣なメッセージが、日本国憲法に如何に違反しているか、明瞭です。
NHKは、放送法と日本国憲法と労働三法の労働基本権、憲法尊重擁護の義務について、全員で学習した方が良いのではないでしょうか。全くケシカラン話です。
9.もう一つの側面は、このようなメッセージを国民に送るということは、憲法違反をやっても大丈夫だから、もっとやれ!ということを言っているようなものです。
NHKは、他国の国民の集会やデモ、ストなどを報道する時は、必ずと言って良いほど、「混乱」を使っています。日本国民に集会・デモ・ストは「混乱」の元であり、「迷惑」感情を刷り込むつもりと言われても仕方のない手口です。明らかに憲法の人権尊重主義、国民主権に反する報道です。放送違反、憲法違反です。
10.こうした報道を垂れ流すことは、「国営放送」という装置を通じて、国民が行う権利擁護とその発展に向けたたたかいに敵対しているNHKの姿勢・立場が浮き彫りになりました。
外国の国民のたたかいは報道するくせに、しかも「混乱」と植え込む報道をしながら報道するくせに、しかし、国民のたたかいは一部のたたかいであり、圧倒的多数の国民にとっては「混乱」「迷惑」なものだという認識でNHK内部が意思統一されているのではないか。しかも日本国民のたたかいを系統的に報道すると「混乱」するので報道していないことから視ると、国民のたたかいについての「混乱」論で意思統一しているのではないかという、政治的理由・背景が浮き彫りになったのです。これは深読みでしょうか?
11.このような報道をした韓国国民が、NHKをどのように観るか。まさに国際問題であり、警察官がストライキをするようなブラジルからみると、日本という国は何という国か、ということになります。国際的恥でしょう。国連憲章の人権規約を読み直せ!ということです。
12.NHKは、今回の「職務放棄」「混乱」という言葉を使った理由を説明すべきでしょう。
韓国KBS 社長の退任求め混乱 5月23日 13時58http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140523/k10014670681000.html
K10046706811_1405231516_1405231525.mp4
韓国の公共放送KBSで報道局の幹部や記者らが、「KBSの社長が政府の立場に配慮して報道内容に不当に介入した」などとして、社長の退任を求めてそろって職務を放棄し、ニュースの時間が短縮されるなど、混乱が続いています。
韓国の公共放送KBSを巡っては、先に、報道局長が旅客船沈没事故に関連して不適切な発言をしたと伝えられたことから、遺族や家族たちから強い抗議を受け、今月9日、キル・ファニョン社長は報道局長を更迭しました。
ところが、報道局長はその直後に開いた記者会見で、「社長は政府の立場に配慮して報道内容に不当に介入し、報道の独立性を侵した」などと異例の批判を行い、社長の退任を求めました。
KBSではこのあと、報道局の幹部や記者、キャスターなどが報道局長を支持してそろって職務を放棄するなどの動きが広がり、その影響で通常は1時間の夜のメインニュースが、20分程度に短縮されるなどの事態になっています。KBSでは来週初めに理事会を開き、キル社長の退任の是非について話し合う見通しで、当面、混乱が続きそうです。(引用ここまで)