佐賀新聞の論理を使えば
百歩譲っても「停止」では?
ゲンパツ停止を主張しないのは何故か!
全く不思議な現象だな!
危険・脅威・危機を取る・放置するか!
安全を取るか!
それが問題だ!
地震大国の原発
佐賀新聞/2016/4/20 6:05
http://www.saga-s.co.jp/column/ronsetsu/302963
直下型で甚大な被害を出した熊本地震は、新規制基準のもとで再稼働を始めた原発について、再び安全性を問いかけている。一連の震源地は関東から九州へと延びる日本最大の断層帯「中央構造線」につながっており、近くには鹿児島県の九州電力川内原発と愛媛県の四国電力伊方原発がある。“地震大国”に原発が密集することのリスクが浮き彫りになっている。
14日夜の激しい揺れで、九州新幹線の6両編成回送車両が熊本市内で脱線した。レールに戻すには1両ずつクレーンで引き上げる必要があり、作業は難航している。脱線の際に300メートルにわたり、レールの枕木が損傷したほか、新玉名-新八代間で防音壁の落下や高架橋の柱のひびが多数見つかっており、復旧には時間がかかりそうだ。
この九州新幹線を、川内原発が立地する薩摩川内市では原発事故時の住民の避難手段に検討していた。新幹線でピストン移送することで広域避難がスムーズにいくと考え、JR側に申し入れていた。しかし、強い地震を前に設備の脆弱(ぜいじゃく)さを露呈した形となった。
道路網についても同じことが言える。高速道路をはじめ、多くの道路が路面の崩落や土砂崩れのために通行止めとなり、寸断された。被災地周辺は今、大渋滞が起きている。住民に自家用車を使った避難を求めるなら、あらゆる事態に対応できるように、複数の避難ルートを準備しておく必要がある。それは玄海原発が立地する佐賀県も例外ではない。
問われているのは避難計画だけではない。国土が狭い日本では、地震リスクが高い活断層の近くに立地する原発が少なくない。危険性を承知の上で原発を動かすのであれば、規制基準も、より高いものが求められる。
昨夏に再稼働した川内原発は、隣県の熊本地震後も運転を続けている。マグニチュード7・3を記録した16日未明の「本震」の際、震源から116キロ離れた原発の揺れは8・6ガル。原発の自動停止の設定値は80~160ガルで、耐震性も最大650ガルまで対応できるように設計されており、原子力規制委員会も「今の状況で問題はない」と判断した。
しかし、「本震」よりも揺れが小さかった14日深夜の「前震」で、熊本県益城町で1580ガルを記録したことを考えれば、現在の基準で安全は担保できるのか、説明を求めていく必要はある。
また、熊本地震を引き起こした「布田川(ふたがわ)断層帯」と「日奈久(ひなぐ)断層帯」の延長線上に川内原発と伊方原発がある以上、熊本地震後の地殻変動が両原発近くにある断層に影響を与えないか、注意を払い続けなければならない。
原子力防災担当の丸川珠代環境相は「専門家である原子力規制委の判断を尊重したい」と繰り返す。
しかし、気象庁も「過去に例がない」と認める熊本地震が起きた以上、安全性について慎重な検討を求めていくのが政治家の役割ではないだろうか。
災害は複数の「想定外」が重なることで大惨事となることは、5年前の福島の原発事故で学んだはず。これまでの教訓がまるで生かされなかったと、後年振り返ることがないように、熊本地震で浮かび上がった課題とも正面から向き合いたい。(日高勉)(引用ここまで)
安倍政権も原子力規制委員会も全く無責任浮き彫り!
これでは国民が不信感を抱くのは当然だろう!
熊本地震の長周期地震動は
川内原発の評価基準を超えていた!!
投稿日 : 2016-04-18