大阪市の姉妹都市のアメリカ・サンフランシスコの市議会は、今月14日、中国系アメリカ人の団体から慰安婦問題を象徴する少女像などの市への寄贈を受け入れる決議案を全会一致で可決しました。
サンフランシスコのリー市長は10日以内に拒否権を行使することが可能でしたが、22日、寄贈の受け入れを承認しました。
これについて、大阪市の吉村市長は23日、コメントを発表し、「リー市長に思慮深い対応、ひいては拒否権の行使を要請してきたが大変遺憾だ」としています。そのうえで、「姉妹都市は強固な信頼関係に基づくものと理解しており、リー市長の行動により大阪市とサンフランシスコ市との姉妹都市の信頼関係は消滅した。今後、姉妹都市解消に向けた内部手続きを行い、来月中には手続きを完了させたい」として、サンフランシスコとの姉妹都市を解消する考えを示しました。(引用ここまで)
TBS サンフランシスコ市長が慰安婦像“承認”、姉妹都市の大阪市が反発 23日11時17分
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3219113.html
アメリカ・サンフランシスコ市の市議会が従軍慰安婦の像を「市の公共物」として受け入れるとした決議を、市長も承認しました。この動きに強く反発している大阪市が、サンフランシスコ市との姉妹都市関係を解消する可能性が高まりました。カリフォルニア州・サンフランシスコ市の議会は今月14日、中国系市民団体が今年9月に私有地に建てた「慰安婦像」を、市が譲り受ける決議を満場一致で可決しました。サンフランシスコ市と姉妹都市関係にある大阪市の吉村洋文市長は“「数十万人が性奴隷にされた」などと像の碑文に書かれていることが日本政府の見解と異なる”として、サンフランシスコ市のエドウィン・リー市長に、決議を拒否しなければ姉妹都市関係を解消すると申し入れていました。現地22日、リー市長は、この決議を承認し、慰安婦像受け入れの意思を明確に示しました。これによって、慰安婦像は正式に「市の公共物」となることから、大阪市が姉妹都市関係を解消する可能性が高まりました。安倍首相もこの件について「極めて遺憾だ」と述べ、日本政府としてリー市長に決議の拒否を求めたことを明らかにしています。(引用ここまで)
NHK サンフランシスコの慰安婦像 市の所有に 姉妹都市大阪の反発も 11月23日 7時43分
アメリカ西部サンフランシスコの市長は22日、中国系アメリカ人の団体が市内に設置した、慰安婦問題を象徴する少女像の寄贈の受け入れを承認しました。これで少女像は正式に市の所有となり、姉妹都市の提携を結ぶ大阪市からの反発が予想されます。
カリフォルニア州サンフランシスコでことし9月、中国系アメリカ人の団体が慰安婦問題を象徴する少女像を市内に設置しました。この団体は、少女像の市への寄贈を求めていましたが、今月14日、サンフランシスコの市議会は、この少女像と維持のための費用の市への寄贈を受け入れる決議案を、全会一致で可決しました。これについて、サンフランシスコのリー市長は、10日以内に拒否権を行使することが可能でしたが、22日、寄贈の受け入れを承認しました。像が設置されている土地は先月、すでに市に寄贈されていて、今回の判断で、少女像についても正式に市の所有となります。少女像をめぐっては、サンフランシスコと姉妹都市の提携を結んでいる大阪市が、これまで寄贈を受け入れないように働きかけを続ける一方で、寄贈を受け入れた場合、姉妹都市を解消する構えを示していて今後、反発が予想されます。(引用ここまで)
時事通信 二階氏、米市議会に不快感=慰安婦像受け入れで 2017/11/17-12:25
自民党の二階俊博幹事長は17日午前の記者会見で、米サンフランシスコ市議会が中国系米国人団体からの慰安婦像受け入れを決議したことについて、「どういう反応が(日本)国民の間に広がるかを考えれば、答えはおのずから明らかだ」と述べ、不快感を示した。二階氏は「議員が米国や周辺関係諸国へ出張する場合、これからは慰安婦問題について必ず意見を述べてくる」と語った。(引用ここまで)
時事通信 菅官房長官「極めて残念」=慰安婦像受け入れ決議 2017/11/15-12:32
菅義偉官房長官は15日午前の記者会見で、米サンフランシスコ市議会が中国系米国人らの団体による旧日本軍の慰安婦像寄贈の受け入れを決議したことに対し、「わが国政府の立場と相いれず極めて残念だ」と述べた。その上で「さまざまな関係者に(政府の考え方を)説明し、こうしたことを阻止できるよう取り組みを精力的に続けていきたい」と強調した。(引用ここまで)