「夫婦同姓は合理的で日本社会に定着している」
個人の尊厳擁護主義の憲法の原則とは別だ!
日米軍事同盟と自衛隊は
合理的で日本社会に定着している
だから違憲ではない!
「ものさし」を放棄した最高裁!
この始まりは砂川最高裁判決からだな!
【夫婦別姓】そもそも夫婦の姓って? 96%は…。
2015.12.17 07:32更新
http://www.sankei.com/affairs/news/151217/afr1512170006-n1.html
夫婦の姓 民法750条は、結婚した男女は結婚時に定めた夫または妻の姓(氏)を名乗ると規定する。1947年に改正される前の民法は「家の姓を名乗る」としていた。女性の社会進出などに伴い、結婚後の改姓の不便さも指摘され、希望する夫婦は結婚後もそれぞれの姓を名乗れる「選択的夫婦別姓制度」の導入を求める声が出ている。厚生労働省の人口動態統計では、2014年に婚姻した夫婦のうち、夫の姓を名乗る割合は約96%だった。(引用ここまで)
結婚控えたカップルは…
「好きな人と同じ姓になれることがうれしい」
世論調査でも夫婦別姓求める声は限定的
2015.12.16 21:51更新
http://www.sankei.com/affairs/news/151216/afr1512160045-n1.html
最高裁大法廷が16日、夫婦別姓を認めない民法の規定を合憲と判断した。理由の一つとして挙げたのは、「夫婦同姓は合理的で日本社会に定着している」という点だ。
世論調査でも夫婦別姓導入の賛否は分かれ、仮に導入されても、別姓にしたいとする層は限られている。夫婦別姓導入で混乱が予想された教育現場からは「ほっとした」との声も上がった。
愛国者の邪論 「限られている」が、「限定的」だからと言って、少数者を排除することは憲法は求めていない、否定する思想です。
寧ろ、「限定的」に集団的自衛権の行使を認めろ!と言った時のロジックは、この場合には使わないのです。ここに産経の思想とロジックのデタラメさが浮き彫りになります。
そういうと、愛国者の邪論が集団的自衛権行使を容認するのか、というロジックが出されそうですが、憲法9条は「限定」を容認していません。憲法第13・14条も「限定」は容認していません!
いくつもの結婚式場が立ち並び、結婚を控えたカップルが行き交う東京・表参道。「どちらの姓になっても困ることはない。むしろ、好きな人と同じ姓になれることがうれしい」。式場の下見に来たという千葉市中央区の会社員、安丸瑛太さん(36)と公務員の清田恵さん(35)は、夫婦別姓について問われると、こう話して笑顔を見せた。
来春に挙式を予定しているという東京都立川市の会社経営、石川恵美さん(35)は既に入籍を済ませ、「当然のように夫の石川姓を名乗るようになった」と説明する。社内では旧姓の近田で呼ばれることの方が多く、「日常生活に不便は感じていない」という。「(民法は)男女どちらかの姓を選べ、としているのだから、女性蔑視だとは思わないし、法律上の不備もないと思う」
愛国者の邪論 このような「風聞」「風評」「風潮」は認めるにしても、憲法の土台である思想とそれに基づく制度が、国民意識に密接にリンクしているか、と言えば、それは否です。
ここにあげられている「声」と同じように、男女関係は、「男女」であり、「女男」とは言わないし、夫のことを「主人」と言ってはばからない「風習」が定着していますし、自分の妻のことを「嫁」と言ってはばからない若者がいること、では「嫁」は「夫」のことを何と呼んでいるでしょうか?「婿」の場合もあるでしょう。「主人」?対応する言葉が見つかりません!多様だということと、「女」と「家」が組み合わさった「嫁」は、歴史の中でつくられた特別な言葉ということです。
そういう意味で、最高裁判決は、憲法の番人であることを、自ら放棄したに等しいシロモノだと言うことが、日米軍事同盟と自衛隊と憲法9条を曖昧にしているということを踏まえると、ここでも改めて判ります。
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が12、13両日に実施した合同世論調査によると、夫婦別姓に賛成は51.4%で反対は42.3%。しかし、実際に別姓を選べるようになった場合、別姓を希望するかとの問いに、「希望する」と答えたのは13.9%だった。年齢別でも、これから結婚する層が多い20代でさえ21.1%にとどまった。
愛国者の邪論 この数字は「夫婦別姓」の生活にイメージが湧かない現状を反映しているだけであって、前例主義観・マンネリ感ですね。「別姓」を必要とする「感情」「感覚」「思想」「必要性」のない人が多いということだけのことです。
こうした現状を持って「夫婦別姓」は「不必要」という結論になるのは、憲法の個人の尊厳主義の否定です。
安倍首相派集団的自衛権行使を正当化する時に、憲法第13条の「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」という規定を悪用しました。今回の最高裁判決は、現実の国民意識に追随して憲法の原則を後景においやった教科書のようなものです。
「自由民主」党と安倍首相の言い分がスリカエ・デタラメ・ゴマカシであることは、国政の上で、最大の尊重を必要とする」という規定で浮き彫りになりました。
夫婦別姓によるトラブルが懸念されていた教育現場からは、安堵(あんど)の声も聞こえた。出欠を確認する際に園児の名字を呼んでいるという東京都杉並区の幼稚園の副園長は「園児の気持ちを考えれば名字を呼び間違え、傷付けることはしたくない。どちらでも対応するつもりだったが、今回の判断でよかった」と話した。(引用ここまで)
愛国者の邪論 名字(苗字)ではなく、名前で呼べば良いだけの話であって、こんなコメントはためにするものだと言うことが浮き彫りになるだけです。
そもそも男女が別姓を名乗ることは
日本の歴史では当たり前だった!
「元始女性は太陽だった」というシンボルの
アマテラスさん!
古代の有名な女性は父方の氏を名乗っている!
北条政子さん、源政子さんとは言わない!
氏より名前だな!寧ろ!
千姫さん、豊臣千姫とは言わないぞ!
恣意的な憲法解釈と歴史偽造が席巻しているのだ!