安倍総理大臣は、NSC=国家安全保障会議の閣僚会合のあと、総理大臣官邸で記者団に対し、「先ほど国家安全保障会議を開催し、南スーダンに派遣中の自衛隊施設部隊は、現在従事している道路整備が終わる5月末をめどに活動を終了することを決定した」と述べました。そして、安倍総理大臣は、「南スーダンPKOへの自衛隊部隊の派遣は、ことし1月に5年を迎え、施設部隊の派遣としては過去最長となる。この間、首都ジュバと各地を結ぶ幹線道路の整備など、独立まもない南スーダンの国づくりに、大きな貢献をしてきた」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、「自衛隊が担当するジュバでの施設整備は、一区切りをつけることができる。この5年にわたる自衛隊の活動は、過去最大規模の実績を積み重ねてきた。この日本政府の方針は、事前に南スーダン政府や国連に伝えている。キール大統領は、『これまでの自衛隊の活動を高く評価し、感謝する』という言葉を伝えてくれた」と述べました。
さらに、安倍総理大臣は、「われわれは、これからも南スーダンPKO司令部への自衛隊要員派遣は継続する。そして、人道支援を充実させるなど積極的平和主義の旗の下、国際社会と手を携え、南スーダンの平和と発展のために、できる限りの貢献を行っていく考えだ」と述べました。
また、安倍総理大臣は、「第1次隊から第11次隊まで合わせると南スーダンに派遣された施設部隊の隊員は延べ3854人を数える。日本から遠く離れた灼熱(しゃくねつ)の地にあって、立派にその任務を果たしてくれている隊員たち一人ひとり、そして、隊員たちを送り出してくれた家族の皆さまに、自衛隊の最高指揮官として、心より感謝申し上げたい」と述べました。(引用ここまで)
NHK 南スーダン派遣の陸自施設部隊 撤収へ 3月10日 17時54分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170310/k10010906281000.html?utm_int=detail_contents_news-related-auto_001
政府は、南スーダンでの国連のPKO活動に派遣している陸上自衛隊の施設部隊について、今の部隊の派遣期間が終了するのにあわせて活動を終え、5月末をめどに撤収させる方針を固めました。これによって、安全保障関連法に基づいて、初めて「駆け付け警護」の任務が付与された自衛隊員およそ350人は撤収することになります。
政府は、国連の要請を受けて平成23年11月に、アフリカの南スーダンでの国連のPKO活動に、陸上自衛隊の施設部隊を派遣することを決定し、以来、350人余りが活動している現在の11次隊に至るまで、首都ジュバとその周辺で、道路や橋などの整備にあたってきました。
また、政府は、去年11月、11次隊に対し、安全保障関連法に基づいて、国連の関係者などが襲われた場合、救援に向かう「駆け付け警護」などの任務を付与することを決めました。
ただ、南スーダンでは、去年7月に、首都ジュバで大規模な武力衝突が発生したことなどから、政府が現地の情勢の把握に努める一方、国会では、野党側から「PKO参加5原則」が満たされていないのではないかという指摘も出ていました。(引用ここまで)
こうした中、政府は、ことし1月で施設部隊の派遣開始から5年が経過し、施設部隊の派遣期間も過去最長となったこともふまえ、今後の対応を検討した結果、現在の11次隊で首都ジュバでの施設整備は一定の区切りをつけることができると判断しました。
そして、今の部隊の派遣期間が今月終了するのにあわせて活動を終え、5月末をめどに、施設部隊350人余りを撤収させる方針を固めました。
一方、政府は、現地の司令部への要員派遣は継続することにしています。(引用ここまで)
それにしても世論の勝利!
世論の負けたとは言わない!言えない!
いつもの安倍首相の強がり浮き彫り!
だったら、5月などとは言わずに早く撤収すべき!
自衛隊員の命を保障すべき!
現地民衆を殺すことなく速く撤収して家族に!