遅くなってしまったが
改めて世論調査を検証してみると
安倍政権の行き詰まりは深刻!
一刻も早く受け皿を!
安倍内閣 支持44% 不支持37%(NHK世論調査)2019年2月(2月13日更新)
http://www.nhk.or.jp/senkyo/shijiritsu/
NHKは、今月9日から3日間、全国の18歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた固定電話と携帯電話の番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。
調査日 2月9日(土)~11日(月・祝)
調査の対象となったのは2180人で、57%にあたる1236人から回答を得ました。それによりますと、
安倍内閣を 1236人
「支持する」 44% 先月の調査より1ポイント上 543.8人
「支持しない」37% 先月より2ポイント上 457.3人
「不明」 19% 234.8人
支持する理由では 543.8人 1236人
「人柄が信頼できるから」 ― 首相信頼度なし
「政策に期待が持てるから」 ―
「実行力があるから」 16%
「支持する政党の内閣だから」 12% 28% 152.3人 12.3% 積極的支持
「他の内閣より良さそうだから」 51%
「その他・不明」 21% 72% 391.5人 31.7% 消極的支持
支持しない理由では 457.3人 1236人
「人柄が信頼できないから」 39% 178.4人 14.4% 首相不信頼度
「政策に期待が持てないから」 35%
「実行力がないから」 8%
「支持する政党の内閣ではないから」 ― 82% 375.0人 30.3% 積極的不支持
「他の内閣より良さそうではないから」 ―
「その他」 18% 82.3人 6.7% 消極的不支持
政党支持率は
政権政党 40.4
自民党 37.1
公明党 3.3
政権亜流政党 1.2
日本維新の会 1.2
希望の党 0.0
内閣打倒派政党 10.0
立憲民主党 5.7
国民民主党 0.6
共産党 3.1
自由党 0.2
社民党 0.4
その他の政治団体 0.1
無党派層 48.2
支持なし 41.5
わからない、無回答 6.7
愛国者の邪論の内閣評価のものさし
内閣支持 44%
内閣積極的支持 12.3
内閣消極的支持 31.7
内閣不支持 37%
内閣積極的不支持 30.3
内閣消極的不支持 6.7
安倍首相信頼度 なし
安倍首相不信頼度 14.4
政権政党支持 40.4
政権派政党支持 41.6
内閣打倒派政党支持 10.0
無党派の内閣支持 3.6
無党派の内閣不支持 27.0
内閣支持不支持態度未表明 19%
無党派 48.2
愛国者の邪論 安倍一強は虚構であることが、この世論調査からも判る!しかし、この視点については、全く反応ナシ!
安倍晋三信頼を不明にしているのは何故か!
安倍内閣の支持率は積極的支持と消極的支持と安倍首相に対する信頼度。無党派の内閣支持の4点で見ることが大切でしょう。
逆に安倍内閣不支持率は積極的不支持・消極的不支持・首相不信頼度・無党派の内閣不支持の4点で観ることが大切でしょう。
これが「科学の目」というものではないか!
この数字をもとにして以下の調査結果を見ると、安倍一強は妄想であり、実は白票の上に位置していることが判ります。安倍一強=手品=マジックを暴いていく必要があります。
そうすれば対応が違ってきます!!
では、ご覧ください。
厚生労働省の統計不正など一連の問題を受けて、政府が発表している統計を信用できるか聞いたところ、
「信用できる」5% 「信用できない」52% 「どちらともいえない」37%
根本厚生労働大臣は辞任すべきだと思うか質問したところ、
「辞任すべき」26% 「辞任する必要はない」25% 「どちらともいえない」40%
千葉県野田市で小学4年生の女の子が死亡した事件を受けて、安倍総理大臣は、虐待が疑われるすべてのケースについて1か月以内に緊急の安全確認を行うことなどを指示しました。政府の取り組みによって、児童虐待が減っていくと思うか尋ねたところ、
「減っていく」23% 「減っていかない」36% 「どちらともいえない」32%
今月下旬に行われる予定のアメリカと北朝鮮による2回目の首脳会談で、北朝鮮の非核化が進展すると思うか聞いたところ、
「進展する」7% 「進展しない」61% 「どちらともいえない」23%
アメリカのトランプ政権が、ロシアとのINF=中距離核ミサイルの全廃条約の破棄を決定したことについて、
「評価する」7% 「評価しない」50% 「どちらともいえない」32%
国民民主党と自由党は、国会で統一会派を結成し、将来的な合流も視野に連携を強化する方針です。これについて、
「評価する」12% 「評価しない」34% 「どちらともいえない」44%
安倍総理大臣は、ことし10月に消費税率を予定どおり10%に引き上げる方針です。これについて
「賛成」31% 「反対」41% 「どちらともいえない」21%
消費税率の引き上げに伴い、政府は、クレジットカードなどで購入した人へのポイント還元や、低所得者などを対象にしたプレミアム付き商品券の発行などの対策を行う予定です。これらの対策について
「手厚すぎる」20% 「妥当だ」21% 「不十分だ」35%
政府は、今の景気回復が戦後最長になったとみられると発表しました。景気回復を実感しているか聞いたところ
「実感している」8% 「実感していない」66% 「どちらともいえない」20%
愛国者の邪論 全てにおいて安倍内閣の個別政策を支持している国民は圧倒的少数であることが判ります。自民党支持者でさえも支持していません。安倍晋三首相を信頼している国民が核になっていることが判ります。
同時に個別政策を支持していない国民も、内閣打倒派政党支持を上回っていることが判ります。
しかし、無党派国民・政権派支持国民はどのように対応しているか!
メディアの報道にもありますが、「どちらともいえない」に集まっていることが判ります。こうした国民意識に噛み合う論戦と対案を提示できていない安倍内閣打倒派の野党の問題点が浮き彫りになります。
対決点を鮮明にできていない!安倍政権に代わる「受け皿」が用意できていない!安倍政権の失政・失態をこれだけ浮き彫りになっているにもかかわらず!
愛国者の邪論が、一貫して主張してきたように、「違憲満載の安倍政権よりましの憲法を活かす新しい政権」の構想と公約を野党がつくり上げることができていないことが安倍政権を温存している最大の要因だと判ります。
またこのことは、国民と野党の中に「政権選択」「政権交代」は日常化されていないことが、最大問題です。日本の政権交代の歴史、とりわけ戦後政治において、55年体制後、政権交代はたった2回ほどでした。それは自民党の派閥の力学によって誕生した内閣を「政権交代」のように仕組み、国民を納得させてきたからです。
派閥の特徴を、「保守本流」「ハト派」などと、曖昧にして、中選挙区制によって派閥の均衡を保障してきた歴史が擬似政権交代を行わせてきたのです。
中選挙区制度に比例制を導入していたら、一票の格差を是正していたら、自民党の長期政権は保障されたでしょうか!?あたかも対立しているかのような55年体制~自社なれあい体制が、擬似政権交代の条件にもなっていました。
自民党と共産党の間に社会党・社会党から出た民社党、そして中道を標榜して保守層にも革新層にも、そのウィングを広げた創価学会・公明党の設立によって自民党に代わる勢力の乱立=分断によって自民党政権が長期政権として温存され、「政権選択」「政権交代」など、起こりえないことだという思考回路が、日本国民の中に形成されてしまったのです。
その思想が日本国民の腹の底に沈殿しているために、今もって「政権選択」「政権交代」が日常的に準備されていない状況が続いています。しかも、細川非自民・反共産政権・民主党政権の失敗が、国民の中に「野党よりましの自民党政権」というイメージを植え付けてしまった!
安倍自民党政権が、絶対支持率2割にもかかわらず、野党が政権交代の「受け皿」になりえないのは何故か!
そもそも政党の使命は政権を獲得することにあるのですが、政権を獲得しないでも、済んでしまっている!「刺身の何とか」「たしかな野党」などに象徴されているように、政策が政権公約として提起されていない、提案型公約=政策として提起されていることに見るように批判勢力に甘んじています!
だからこそ、野党は批判ばかりしている!対案がない!などいう宣伝が行われ、これが国民の中に刷り込まれてしまっている!それは細川非自民反共産党政権・民主党政権の失敗がトラウマとして脳裡に染み込んでいることを反映しているのです。
野党は、こうした風潮・風評を打開していくだけの受け皿・対案を用意しなければ、自民党政権だけではなく自民党型政治として、自民党亜流政権として政権を担当する日本政治は永久に不滅に近いものとして永続していくことでしょう。
だからこそ「対案」を用意する!