会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

入院まで

2012-03-30 23:25:06 | 健康
2012年3月30日(金)晴れ 
「癌告知」を受けて入院するまでは精神的な葛藤はなかったといえば嘘になります。
色々と思い悩みましたが、ただ「生きている」よりは胃全摘出しないで積極的に「生きる」を選んでからは迷いは少なくなりました。
良寛和尚さんが  「夏は暑きがよろしく、冬は寒さがよろしく候」  「病になるときは病になるがよろしく候」  そして、「死ぬときは死ぬがよろしく候」 と言葉を残しています。  また、W・S・モームは  「老後の最大の報酬は精神の自由である。元気ざかりの人びとが重要だと考えることに、ある程度無頓着になれることである」 といってます。    余計なことはできるだけ考えず、もっと素直に自然を受け入れて生きる。そして自宅で自然死を迎えることができたら最高に「いい人生」だったといえるでしょう。  私もそれを望んでいますが、まだまだ凡人で世俗のどろどろした世界からは抜け出せません。好きな物を食べ、好きな物を飲み、好きな所をへ出かけ、好奇心を失わず、多くの人と触れ合って生き、自分の始末をしたい。  

入院を前にして今まで考えもしなかった自分のエンディングを考えてみました。  とりあえずしたことは  1.自分が関係している団体の役職と組織、会計や庶務の仕事など誰がみてもわかるよ  うにしておくことであった。連絡先・連絡者も。  2.相続するものをきちんとしておくことであった。    ① 土地・家屋の権利書など    ② 生命保険など    ③ 預貯金・有価証券など      *借金はなし  癌告知が無ければ、まだまだ遠い先のこととして手をつけていなかったことである。 今回はこれだけで入院してしまったが、今後は遺言書(何度でも書き換え可能)、遺影写真、連絡先などをエンディングノートに書いていくつもりです。  

高齢者の皆さんはすでに自分のエンディングを考えておられる方も多いでしょうが、 超高齢者社会、老老介護の時代を迎えます。元気なうちに自分らしい「始末のつけ方」を考えておくのもよいと思います。  参考までに市販されているエンディングノートや葬儀社のエンディングノートをご覧になってみてください。
    早すぎぬ 自分の始末 考える