会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

歌舞伎新開場

2013-06-17 19:43:05 | Weblog
2013年6月17日(月)晴れ 31.8℃~20.4℃

老朽化した歌舞伎の殿堂、東京・東銀座の歌舞伎座がこの春、新しくなった。象徴的な様式美はほぼそのままに、だが現代的な魅力をまとって新開場した。福島民報6.12「ルポ 日本の新景」に歌舞伎座新開場についての記事が載っていたので借用します。
1889年に開場。以来建て替えを重ね、現在は5代目。吉田五十八設計による先代の特徴的なデザインを基本的に踏襲し、地下鉄東銀座駅に直結した。

 設計した建築家の隅研吾さんは、これまで国内外で手掛けた建築とは正反対に「基本的に新しいデザインをしないで、歴史を継承すること」に心を砕いたと述べている。
まずは唐破風(からはふ)の屋根。モダニズム建築ではタブーだが、歌舞伎関係者はもちろん、隅さんもその重要性を感じていた。「屋根が作る影に守られている感じ。日本の気候に合っている。

 もう一つこだわったのが色だ。これも近代建築ではタブーとされる赤と金をふんだんに使いつつ「歌舞伎が持つ派手さと品のバランスを考えた。また、地下鉄から歌舞伎座に直結する広場には大きな提灯がぶら下がる。観劇の前後に訪れる人や通りかっかった人でごった返し。五階には屋上庭園やカフェ、ミユージアムもある。「前よりももっと街に対して開き、一体化させた。」
 
「あくまで脇役に」と空に溶け込む色とデザインで歌舞伎座背後に建てた高層ビルも含め、歌舞伎座は突然出現する異質のものだ。その混乱がかえって驚きがあって魅力だと感じた。これからは、日本らしさで勝負するときである。」
 少し長く「ルポ日本の新景」の記事を載せましたが、実際歌舞伎座の正面に立ってみると以前とあまり変わりがないような気がした。道路隔てて高層ビルも含めて1枚の写真におさめようとしたができなかったのでホームページの写真を借用しました。(続く)