会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

じくじくした思い

2013-09-19 22:01:34 | Weblog
2013年9月19日(木)晴26.4℃~11.3℃

 〝会津の重ちゃん日記”に訪問してくださるみなさん。今日は中秋の名月。暗闇の中に満月の光。
 しばらくぶりでブログをアップします。
 この間、いろいろあったのですが以下に書くようなじくじくした思いが胸にわだかまってアップできませんでした。
 

 5日に 南相馬市に県退公連大会があって飯館村を通った。阿武隈山系北部の高原に開けた豊かな自然に恵まれた美しい村。
 日本で美しい村連合に福島県では北塩原村、三島町とともに加盟している。
 その美しい村が東日本大震災で起きた東京電力福島第一原子力発電所の事故で一瞬にして変貌した。あれから2年半が経過しても除染は進まず帰還することができない。田には稲が黄金色に輝き頭を垂れ収穫を迎える。高原には牛がのんびりと草を食べている。家庭では祖父母、両親、子どもがテレビを観ながら団欒の時間を過ごしている。
 その平凡だが幸せな日常生活が今はない。避難を余儀なくされている。
 こんなことが私の身に起きたら・・・・・・・? 誰に向かって抗議をしたらよいだろうか? 生活はできるだろうか? 帰還はいつ?と次から次へ不安といら立ちがつのるだろう。
 こんなことを書いている私自身にいらだちを覚える。あなたは当事者でないとお叱りをうける。その通り。じくじくした思いである。


 5日以降いろいろなことがあった。
 2020年 東京五輪決定で被災地のことは忘れ去られてしまわないか。台風で各地に被害。連日のごとく汚染水の問題が報道される。
 韓国では青森、岩手、宮城、福島、群馬、栃木、茨城、千葉の水産物の輸入をしないという。じくじくした思いである。

 安倍晋三首相は19日、東京電力第一原発を視察。ゴールの見えない汚染水問題にやっと政府は動き出した。オリンピック招致のプレゼンで首相は国際公約をしたのである。
 本気になって原発問題に取り組んでほしい。政府だけでない。与野党問わず国(全国民)を挙げてである。