会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

一閑張り

2014-11-08 18:54:38 | Weblog
2014年11月8日(土)晴 18.4℃~4.3℃  

第35回北公民館文化祭が8日・9日に開催された。永和ものづくり講座で学習しているので「一閑張り」の作品を展示。


一閑張りとはネットでは
「江戸時代前期の塗師。中国,明の人で寛永年間 (1624~44) に帰化。飛来峰の生れのため飛来を氏とした。朝雪斎,金剛山人,蝶々子と号した。原型に紙を漆や糊で張り重ね,乾燥後型抜きした各種の容器類を制作し,千宗旦に見出されてから一閑張として有名になった。」

講師は、同じようなことを話した後、一閑張りには、①型に和紙を幾重にも張る一閑張り  ②竹下一閑張り  ③木の下一閑張りの三種類があると話された。よく理解できなかったがとりあえず、①型に和紙を幾重にも張る一閑張りで作品を仕上げた。
<作り方>
1.下張の和紙の端を手で切る  2.丸める(皺)  3.裏を表にするように折る  4.広げて小片に切る(カード位)  
5.籠の真ん中より時計回りに貼る  6.表・裏と乾かしては重ねて張る   7.古文書などの和紙をデザイン的に切って張る
8.乾かして柿渋を表・へり・裏と1回塗る(薄め) 9.布などの模様をはってもよい

おおよそこのような作り方だったが、幾重にも張る作業は根気のいることであった。
昔は私の家でも外に渋柿を入れた桶があり柿渋をとっていた。今は柿渋も和紙、古文書も非常に高い。
柿渋がまだ余っているので切り株に塗って花台にしてみようと思っている。