会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

七草

2016-01-07 18:13:24 | 山野草
2016年1月7日(木)曇 4.2℃~0.7℃
「七草の力」

 子どもの頃から正月は元旦そば、二日餅、三日白米にとろろ、七日七草かゆを食べる習慣があった。会津地方の家庭はほぼ同じでないかと思うのだが、いかがでしょうか。家庭を持ってからはこの習慣を続けている。
 春の七草はご存知のようにせり、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)。一月七日に厄払いや無病息災を祈って食べる「七草粥」の材料となる。昔は八百屋でもこの七種類が揃わなかった時もあった。その時はあり合わせの青菜などを入れた粥を食べた。





 大型スーパーマーケットができ、交通機関の発達で物流が盛んになり、時期を問わず野菜でも果物でも手に入るようになった。
 近所のスーパーに行くと、春の七草のコーナーが設けてあり、袋詰めの乾燥七草やパック詰めの生の七草がずらりと並んでいた。
 パックを手に取ってみると、大分県産「春の七草」と印字され「七草粥の由来」が書いてあった。
 『古い中国の習慣が日本に伝わり、醍醐天皇の延喜十一年から正月七日に七種の若菜を調進することが公式化された。・・・』


 
7種類の若菜を入れた汁物を食べ無病息災を願う文化が民衆にも広まって、正月に食べ過ぎや飲み過ぎで弱った癒す目的も加わり、七草粥を食べる習慣が定着したようだ。七日だけでなく、胃腸の機能改善のためにいつでも食べるようにしたい。