アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

バブル時代の住宅購入

2009年09月15日 | 生活
今が不動産の「買い時」なのかどうか、私はよく知らないが…

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我が家で家を買った時期が、お金の損得からいって最悪だったことは間違いない。

私とよしぞうが社会人になって二年目。世の中の人はまだまだイケイケドンドン、バブリーな気持ちでいっぱいだったが実はもう泡ははじけかかっていた。その、ちょうど崩れ落ちようとする年だったんだと思う。

昔、私の親が家を買った時代の感覚でいうと(高度成長期~)、家というのは無理算段してなんとかローンさえ組めれば、なるべく早めに買ったほうがお得であって、数年するとさらに家の価格は上がるし、給料も上がってローンも楽になる…という感じ。

すでに時代はそのようなものではなくなっていたと思うが、「早めに家を買わないと余計買えなくなっちゃうかも」みたいな妙な強迫観念だけは亡霊のように漂っている時期。民間のマンションを見て回ると小さくてちゃちい割に立派なお値段、やはり購入に踏み切るだけの決断ができない。

それで、とりあえず手当たり次第に公団分譲の抽選だけは申し込んでおく、というようなことをやっていた。倍率は何十倍、あるいは三桁に達したりする状況で、そうすぐに当たるということは考えられないから安心(? 現実問題として考えなくてすむという意味)。

ところが当たったんです。突然。にわかに現実問題(ローンの組み方など)に直面して右往左往。うちの場合、特に、夫婦で分けてローンを組むところがわけがわからなくて、難航した。迷路のような手続きをようやく潜り抜けて購入してみると、実は辞退者が大量に出て相当繰り上がりがあった模様。

みんなの気分だけはまだバブルでも、実際には前の家を売ろうとしたら思った値段で売れなかったとか、いろんな支障が出てくる時期だったらしい。

うちはなんとか購入にこぎつけて、それからまたろうが生まれて…そしてずっとそのマンションに住み続けている。その間に、バブルは完全にはじけ、利率はうなぎ下がり、マンションの値段も嘘のように低下して、あと数年、賃貸で粘っていたらいくら浮いただろうか、考えたら卒倒しそうな状態。

それでも、またろうがお腹にいたときからずっと、安定して一個所に住み続けられたことは、お金に換えられない価値があった。主にはご近所のネットワーク。単に顔を合わせれば挨拶する程度の方から、子どもを介してディープなお付き合いに発展したうちから、いろいろ。保育園も小学校も、じっくりとなじんで、必要なときにはいろんな根回しもしてきた。

家に付随して、生活の様々なシーン…習い事、買い物、かかりつけ医その他、いろんな「なじみ」があるもので、引越しによりそういったものを根こそぎ新たに開拓する必要がなく、安心して過ごすことができた。

特に、親の目が届かないことが多い共働き家庭で、またろうのようなまぬけな子どもを育てているときは、ご近所の存在がたいへんありがたい。お腹が大きいときからまめに築き上げてきた関係なしにはとてもやれなかっただろう。(*)

だから、私としては、あの抽選に当たったことは、我が家の「買い時」を知らせる天からのお告げ(?)だったと思うことにしている。数年後に買うのと比べていくら損したかは、聞かないでやってください(-_-;;

(*)…そのへんのエピソードなどはまた後日。

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今日の弁当:
鶏ごぼうバーグ、かぼちゃコロッケ、レンコンコロッケ、たくあん、卵焼き、ひじき煮、焼き野菜、梅干
コメント (2)
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