アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

体育会系ピアノ練習(稀)

2009年09月03日 | ピアノ
引き続き、バラード一番のレッスン。三回目。

今回はグランドピアノのある広い部屋(子どもたちのグループレッスンで使うところね)を使えたので、まず最初に私が通しで弾くとき、先生は遠くの椅子で聴いていて(客席?)、ページをめくるときだけダッシュで来ていた(^^;;

「最後のところ、ずいぶんよくなりましたね」と先生。よくなったというのか…?? よくなったと言えるかどうか微妙だが、前回はえっちらおっちら、ありえないゆっくりテンポで「音を並べていた」ところ、前回のレッスンでは「ノリ」を説明してもらったので、今回はそれを尊重して勢い重視ノリ重視で弾いてみた。音を外すわ止まるわでエライことになったが、雰囲気をややつかめたところを評してそういったものと思われる。

もう一人の先生の場合、こうやって弾けないテンポで弾くことをとても嫌がるのだけど、そういうのが先生の教え方の個性みたいなものだろうか?

弾き終わると、先生は「で、今日はどこをやりましょうか(^-^)」よりどりみどりだけど、という感じで「弾きにくいところはどこですか?」と言う。…そりゃあっちもこっちもだけど。前回は大物(おどりC)をやったので今回はそれに次ぐ大物(おどりB:138小節から)はいかがでしょう。

「ああここはね…ともかく右手はリズム練習でもなんでもやって。頭からっぽにして、ひたすら体育会系で。筋トレだからこれは。とりあえず、タッカタッカとタカッタカッとやってみたら」
先生がそういう、体育会系練習を指示することは案外少ない。というのも、私が練習する時間も潤沢にはない中で次々いろんな曲をやりたいし、今の楽しみが優先だから明日のためにつまらない練習に耐えるとかそういうつもりがまったくないことをよく理解してくださっているから。

つまり、明日の上達云々ではなく、現在この曲を楽しむために、やはりやったほうがいい場合だという意味だろう。ここんところは。

それで、左手の方は、「ここは、単に左手だけで練習するんじゃなくて、楽器で分けて、ココ左手でココ右手って分業して弾いてみて」。つまり、一拍目と四拍目を左手で弾き、その他を右手で弾き、それぞれ別の楽器のような音色を出しやすくする。「理想形をまずやってみたら、左手だけで練習したとき、違いがわかりやすいでしょう」

で、146小節目からは、一拍目から四拍目までがひとまとまり。五拍目と六泊目が別。「スラーがついているし、ここが別の楽器だったら変よね」。ここは、右手の音符が細かいからつい右手に左手を合わせたくなるけど、「実は左手のほうが難しいんだから」左手に右手を合わせてあげないとおかしくなるとのこと。

その続き、150小節目からは変な音形。「この左手は滑らかにね。ヘビでやって。右手がかなりごつごつしているから、左手が滑らかじゃないとバラバラになっちゃうから…」。にょろにょろと不気味に弾いて、にょろにょろの最後らへんで一気にクレッシェンドして、バンと爆発(ff)というのが大切だそうだ。その後の左手(154小節)はファンファーレ。

このヘビのところの右手は、下に棒が突き出て四分音符になっているところを拾うと、「ミ(フラット)ミ(ナチュラル)」と来て、次に「ファ」と来るべきところ、小説頭にはそれが来なくて、一拍遅れて「ファ」。また、次に「ファ・ファ(シャープ」と来て、「ソ」が来そうで来なくてまた一拍遅れ。これが不気味の素。クレッシェンドしてffにはじけるところは遅れないで来るというわけだ。なるほど~

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする