アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

チェンバロ・リレーコンサート(録音有)

2011年07月28日 | ピアノ
「リレー」というのはどういうことかというと、出演者大勢(^^;; で交代に弾くということと、それから、チャリティーの気持ちをリレーして被災地に届けようということ。

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いや、確かに、気持ちはあるんですよ、十分。でも、チェンバロを弾く技術はないのでそこんとこスミマセン。ま、お互い様というか、今回の参加者でチェンバロ経験者ってのはほとんどいなくて、みんな自宅のピアノでいちおう練習しただけで今日の本番に臨むんですけどね。

それにしても素敵なホールです!! おしゃれで、響きよし、チェンバロ特によし。弾きやすいチェンバロで、見た目も音もたいへん美しい。交代で練習して、交代で本番するわけですけど、「もっと弾いていたい」この気持ちよさ。「とっても落ち着く」という評判です。

というわけで、今回の演奏はあまりがちがちに緊張してる方もいなくて、私の場合もちっとも緊張していなくて、だからこのまんま実力です。

特に、私の前に弾いた人が、ピアノの先生だそうで、チェンバロには不慣れみたいでしたけど、リズムとテンポのしっかりした落ち着いたイタリア協奏曲第一楽章を弾いてくれたので、なんかそのまんま(イメージだけね)第二楽章に入って行けました。これぞリレー。

結果はこちら(本日の本番録音)

キーがたいへん軽くて、トリルとかはいくらでも入りますが、うっかりさわって余計な音を出したり、あと間隔というか感覚が違うのでミスタッチの嵐になります。それと、鍵盤の白黒逆で視覚的に惑わされるので、飛ぶときとか迷子になります。「ド」はどこだ状態(^^;;


チェンバロ鍵盤、下段を弾くと上段も下がる↑

途中、妙な間が空いているのは、だいたい迷子になってます。ミスタッチはそりゃピアノでも売るほどやってますが、ちょっと傾向が違うみたいですね。

リハのときに思ったんですけど、あまりに軽々弾けるもんだから、うっかり弾いてるとどんどん転がっていって崩壊するんです。気を確かに持って(笑)、自分のテンポを死守しないといけません。

私だけじゃなくて(←開き直り)たいていの人がミスタッチとか迷子とかには苦戦してましたが、なんていうか、チェンバロの音ってうるさくないし、響きがとてもやさしいので、濁らない限り多少崩れても不快にならないんです。音と音の間を大切にして、テンポキープして、落ち着いてクリアに弾いていけば、ミスが多々あっても十分聞けます。あ、個人的には、です。

今日のコンサートは、基本がピアノ弾きの人ばっかりだったのもあって、バッハがほとんどを占めていましたが、聞いてて思ったのは、チェンバロだとスカルラッティすごくいいです。あの、too muchとも思える装飾音の嵐がきれいにハマっていくと、とても快感です。ピアノだと弾ける気しないんだけどね…


あぁっ、思ったように弾けなかったから、またどっかで再チャレンジしたい~

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コメント (2)
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