アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

みっちゃんみちみち…清水ミチコLive!

2011年07月27日 | ピアノ
私とはなひめが広島に行っている間に、よしぞう・またろう・こじろうの三人は清水ミチコLiveへ。
(広島旅行については、中学受験ブログのほうで書いてます)

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そして、私が帰宅すると、こちらからのおみやげ(蛸めしの素とか尾道ラーメンとか)だけではなくて、向こうからのおみやげもあったのだった(^-^)



清水ミチコは、ご存知のとおりものまね上手の芸人さんで、ライブも大いに盛り上がったそうなのだけれども、いかんせん、またろう・こじろうは元ネタを知らなすぎる。いや、私も相当知らないんだけれども。

「笑い」を支えるものは、センスであり、教養です。

現状の、元ネタ知ってる度は
よしぞう>>私>こじろう>またろう>はなひめ
という感じでしょうか…。

というわけで(?) 昨日は突然の「清水ミチコ対策緊急教養講座」となり、ライブビデオをかけては、それを止めて元の歌手の音源を聞くということを延々としておりました。

そうしてみると、清水ミチコのモノマネをみて、「えー、まさか」と思っていたのに元を見たら深く納得したり(^^;; あるいは「んー、いまいち」というものとかもあったんだけど。

清水ミチコさんは、「好きな人のマネしかしない」とおっしゃっていて、ビデオを見てもまぁそれはそうなんだろうと思うけれども、その「好き」の度合いはいろいろなんだろうと推察される。通してみて、明らかなことは、「矢野顕子」に対する「好き」は他と段違いであるということ。

矢野顕子のマネといったらやっぱり弾き語りをしないといけないわけだけど、こりゃやってみればわかるけど、ちょっとやそっとピアノ弾けるからってできない。あの軽妙なリズムと、おしゃれな和音、そして歌をうたいながらってめちゃくちゃ難しいよ(*)。清水ミチコのピアノはかなりうまいけれど、自然に弾き語りのマネをするのって相当たいへんなはず。

それでも、ほんとに表情や語り口調、リズムの揺れや和音進行もものすごくなめらかに再現していて、しかももちろんこれは「芸」なのだから、単に似ていればいいというものではない。カリカチュアライズして、おもしろみを出さないといけないわけだから。どんだけ練習したんでしょう。

DVDに収録されていたのは、「みっちゃんみちみち○○○して、紙がないので手でふいて…」というアレを矢野顕子風に弾き語りして、そのまま違和感なく「いもむしごろごろ」につながっていくというもの。

「いもむしごろごろ」は矢野顕子の音源がありますから(CD持ってます)、清水ミチコバージョンからスッと矢野バージョンに切り替えてみると…

おぉ!! なんだか、みっちゃんピアノ急にうまくなっちゃって音がクリアになったみたいよ。ってか逆だけど(^^;; リズムの揺れとかはほんとにまじめに研究&再現されていて、違和感なし。というか、本人がやるのと違ってぴったりCDに合っているといったらいいのか…あのご本人は、演奏のたびに曲がイキモノのように変わっていきますからね。

でも、音質はその差歴然。ピアノってそういうものなのね。

ま、そういうところも含めて。私は清水ミチコ作品の中では矢野顕子ものが一番好きかな。このクオリティーの高さが。やっぱり、愛なんだな。

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(*)曲の部分よりもっと難しいのが、語りをしながら、ピアノをぽろんぽろん弾いてるやつ。ご本家は、天然トークを全開しながらピアノはピアノでいくらでもつるつる弾けるらしいけど、清水ミチコはトークとピアノで脳みその同じ部分を使うため競合するらしく、最初ちょっとマネしていても、トークが佳境にさしかかるとやはりピアノが止まってしまう。
コメント
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