アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

暗譜って音を覚えることじゃないんだね。

2014年11月20日 | ピアノ
有名なメントリ一番の二楽章、トリオというくらいだから三人で弾くんだけれど、出だしは長々とピアノ一人。

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この1ページくらいがほんと鬼門で、ゆったりなのにややこしくってなかなかスムーズに行かないんです。

いやまぁ一人だからいいっていうか、私がつっかえつっかえ弾いても、先生方におとなーしく待っていていただけばいいんですけど…せっかくの素敵な曲の出だしで巨大な残念感を漂わせるのもねぇ。

ということで、「楽譜を見る」忙しさをカットしてみたら何かいいことないだろうか、と思って「暗譜」にチャレンジしてみたんです。1ページ足らずですが。

そしたら、ここはもうこれまでずいぶん念入り(のつもり)で練習していたので、「音は全部覚えている」はずだったのに、ろくすっぽ弾けないんです。

頭の中で音楽を流すのはできる。それで、その音を鳴らすこともできるわけですけど(聴音みたいなもん)、「えーとその音は…ココ、ココ」ってくらい、聞こえて探して弾いていたら曲になりません。どんどん遅れていきます。あるいは、予定と違う指で弾いてしまって、次につながらずよろけて弾き直し。

そう、「聴音モード」では、どの指で弾くべきかさっぱりピンとこないんです。楽譜を見れば、紛れやすいところであれば指番号がしっかり記入してあったり、あと、記入してないところがほとんどですけど先の音がいくつか見えるから自然にあるべき指で弾いてるんですよね。

つまり、暗譜で滞りなく弾くためには、もっとたくさんのこと、少し先までの見通しとかそれに基づいて物理的な動作計画みたいなものを頭に入れておかなくてはいけないということです。

少し意地になって、この1ページの暗譜にこだわってしばらく格闘。ここは右手で取る、とかいう弾き方も、この音がここにつながるとかいう声部に分けた動きも、いろいろと整理しては頭と手に詰め込んでいって…

すごくすごく時間食いました。そのくせあんまりちゃんと暗譜できなかったんですけど(^^;; でも、だいたい暗譜で弾けるようにしてから、楽譜見て弾いたらすんなりノーミスで1ページ弾けました。とてもこの調子で全体できないけどねぇ。時間的に、というのももちろんだけれど、ほかのページをやってる間に丸暗記分を忘れちゃうから。

でも、もしかしたら、暗譜してる人って、みんなここまでちゃんと練習してるから、ちゃんと弾いてるんじゃ??(o_o)

そういえば、前に習ってたヤマハの先生が、かたくなに暗譜しようとしない私に、「暗譜してみたら弾き方がぐっと違ってくると思うんだけどなぁ」と嘆いてました。先生曰く、覚えるときの工夫が弾き方の個性を作るし、流れもよくなるというんです。ま、なんとなくいいたかったことがわかってきたような気もするよ。当時ぜんぜんわかってあげられなくてスミマセン。

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コメント (2)
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