アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

弾きたい曲がいくらでもあるのは幸せなこと。

2015年11月10日 | ピアノ
オールアルカンのコンサートのとき、楽譜真っ黒系の超絶技巧演奏「交響曲」で盛り上がって終わり、さてお客さんたちも満足そうな、というのももちろんだけど、「アンコール何弾いてくれるかな~」的拍手の中…

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なんとなく、「ここは定番の展開でアンコール曲は緩と急の小品二曲、さっと会場明るくして切り上げてサイン会だな」という気がしたところ、

ほんとにそうだった(^^;;

それでね。「緩」のほう、アンコール一曲目が、歌曲集の「楽器の声」だったんですよ。これはうれしかった~

「今年の一曲」はアルカンのバルカローレだけど、この曲も私が持ってる楽譜「アルカン・ピアノ曲集1」に載ってて、これはよさげな曲だなと思ってポストイットでぴらぴらしておいたものなので…

おー実際に聞いてみるといいねいいねコレ、来年早速やろうかね。

一生のうちに弾いてみたい曲というならこれはもう、100歳まで健康でも弾ききれないほどあるのは明白で、
多すぎて困っちゃう、
いやこれはうれしい悲鳴ですよね。

弾きたい曲が具体的に思い浮かぶというのは、決して当たり前のことではなくて、これまでピアノ曲に触れてきた時間が支えてくれている、いわば財産であることは先日「弦の中で感じるアウェイ感」で書いたとおりです。

ということで幸いなことに、この「財産」はありすぎて我が家の棚をめっちゃ占拠しておりますが、その中で特に「これ」という曲。つまり近々ほんとに弾こうとしている曲というのはある程度限られます。

条件は
・好きの中でも特に好きであること
・今の技量で弾いてもそれなりに楽しめること
の二つです。

特に二つ目の条件は重要、かつ微妙です。

私の場合、「エリーゼで中断組」の常として「お指がてきぱき動かない」という制限があるため、技量からいって適切な、背伸びしない曲、人前で堂々と弾けるくらい仕上がる曲というととても狭い範囲になります。

けれども実力オーバーの曲でも、一生のうちどうしてもいつかやりたい曲であれば、
「これからの人生今が一番若いんだから」
今挑戦すべきだというのが私のポリシーです。

跳ね返されたらまた機会を見てチャレンジすればよく、だいたい、一度目よりは二度目、二度目よりは三度目、回を重ねたほうが深いところまで分け入って行けるものです。

だから、「好き」度合いがとてもとても高い場合は、難度が高すぎでも、いつやるの、今でしょう、と思っています。

もっとも、いくらでも難しくていいというわけではなくて、現実問題、あまりに遠すぎてチャレンジ期間が楽しめないようじゃ意味がないので、いくら好きでも限界はあります。

あと、自分としては音を並べる(並べたといえない程度で、頭の中で音をつなげてでも)だけでもウットリの、大好きな曲であっても、あまり「弾けてない」と、発表会でなく練習会にかけるのすらはばかられるということになるでしょう。そうするとちょっとそれはそれでつまらない…

ということは、いくら欲張っても、ショパンの舟歌とか、ペトリューシカとか、メフィスト・ワルツとかはリストに載って来ないということになります。

そんなこんなでこの条件はとても厳しくて複雑なものなのですが、それをくぐり抜けて選に残る曲だけでもたくさんあるというのがほんとうにありがたいことです。

今は、以下のような曲がリストの上のほうに載っています。来年、手をつけることができるでしょうか?
・アルカン 楽器の声
・モーツァルト ピアノソナタK282
・チャイコフスキー 四季より六月
・ショパン ノクターン18番
・グラナドス スペイン舞曲集よりサルダーナ
・フォーレ ノクターン1番
・ブラームス 三つの間奏曲

(このリストは、結構競争が激しいので、入れ替わりが頻繁です)

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