アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

いろんなバラード

2015年11月24日 | ピアノ
それにしても、オールアルカンとかオールスクリャービンとかオールバラードとか、なんなんでしょうねーこの11月は。まるで私がマニアックな人みたいじゃないですか!?

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それで、バラードって何なんでしょうね。J-POPとかでいえば和み系ゆったり歌うやつですけど、ピアノ曲のバラードをてんこ盛りに並べるとそれはそれは…

…もう、地獄の底に連れていかれそうな重さですよ(^^;;

ブルクミュラーのバラードはまぁ、重量感こそないですけど「抗えない運命」っぽい曲ですし、ブラームスのバラード一番なんて父殺しですし。

今回のプログラムには、「バラードに寄せて」というS vs Aの架空対談が載っていました。架空といっても、S(Shig)さんとA(Artomr)さんが過去実際に断片的に交わした会話を寄せ集めて構成したものらしいんですけど、これとてもよくできてます。

「バラッドはイギリスキゲンの歌か…マーダー・バラッドって分野があるんですね。殺人事件について歌ってるの。」
「バラードは中世フランスに始まる叙事詩で、人間の抗えない運命を描いているんです。なので、必然的に破局が訪れるんです。」
んじゃ、重暗いのはしょうがないとして、

でも、ショパンのバラード(バラードといったらこれが最も有名ですね)はそんなに破局っぽくはないですね。

もとは叙事詩から発想を得たにしてもずいぶん距離のあるところまで来てるようではあります。

けど、それでもショパンのバラード四曲と…
ブラームスのバラード四曲並べると…

なんか救いがない休みがないという感じで(笑)

というわけで、「バラード礼賛」のプログラムには、なんかバラードじゃないものが混ざってましたが(「そうだけど、shigさんが題名ついてりゃなんでもいいって言うんだもん」)、それでようやく救われたというようなところはありました。

それと、リストのバラード。聞き覚えのない曲でしたが、聞いてみると確かにこれは、こんな無駄に(といっちゃいけないでしょうが)難しい曲、誰得っていうかーよく弾いてくれる人探したよね。確かにかっこいいっちゃかっこいいんですが、そこまで難しい曲わざわざ練習しなくてもいいんじゃないかというような。

さらに、バルトークとか、シベリウスとか、ドビュッシーとか来ると
バラードってあったっけという気がしてしまいますが、あるんですよー

そしてどれも素敵でした(^^)

バラードって、初心者が弾けるような曲がなくて(ブルク除く)寂しいですけど、いつかは弾きたい曲にもいくつか出会えました。特にブラームス!! 前に一番だけ弾いたけど他もほんとモロ好みです。

#「バラード礼賛」最後の曲は「渚のアデリーヌ」(これもバラード)


ところでプログラムのうしろのほうには「演奏者勝手紹介」というのがついていました。このページは年々進化しているそうで、「自己紹介」→「他己紹介」→「勝手紹介」と来たところなんですって。来年はどうなるんでしょう。ちなみに、私のところには「アンサンブルを心より愛する知性派。彼女の選曲は常に我々の意表をつく。好奇心の権化。」とありました。

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コメント (4)
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