アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

オールスクリャービンはマニアックなコンサートなのか!?

2015年11月20日 | ピアノ
今朝、「今日はオールスクリャービンに行くから」とよしぞうに言ったら、
「こないだはオールアルカンで今日はオールスクリャービン? オールなんとか好きだね」といわれた。

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「いやいや、別にオールなんとかが好きなんじゃなくて、好きなピアニストがたまたまオールなんとかやるだけだから」
「つまりオールなんとかやるようなピアニストか好きなんじゃないの」
「…」

こういう場合、こじろうがよく使う言葉でいうと「ぐーそれ(ぐうの音もでないほどそれって言えてる、というような意味)」。

くさぴあさんも誘ったんだけど「阪田さんのピアノは聞きたいけどオールスクリャービンはちょっと」と言われ、
結局、きーちゃんさんと二人でゆく。

私はといえば、スクリャービンは好きかと言われれば好きというわけではなく、嫌いかといわれればそんなことはないけれど、ありていにいって知らないというところだ。今日の曲目もまったく聞いたことのないものが並んでいるけれど(その点、オールアルカンのときと同じだ)、バタバタしているうちにまったく予習しないで当日を迎えてしまった。

すごい早めに現地について、まずは整理券をもらう。この番号順に会場に入って席を取る(自由席)。すごい早いと思っていたのは自分だけで、熱心な人は受付開始時刻に並んでいるものらしく、半分くらいに位置する番号だった。(我々のすぐ前にいたのが内藤先生)


コンサートの前に生ハムフロマージュらーめん。美味。

コンサートの中身は、前半が初期作品、後半が中後期の作品となっていた。

前半、幻想曲、マズルカ、詩曲、ピアノソナタ4と来る中で、おぉと思ったのは、スクリャービンってもっと難解でとっつきにくいイメージだったけど、聞きようによってはイージーリスニング系にも、あるいはジャズ風に聞こえるところもあったり、気軽に聞いていても十分楽しいということだ。

ちょっと意外できれいな響きが広がって次々と形を変え、リズムのおもしろさと相まって、飽きない。

ことに、音の小さなところから大きなところまで、響きの美しさと多彩さがすばらしい(これは、スクリャービンがなのか、阪田+ベヒがなのかよくわからん)。

きーちゃんさんが特に気に入ったのは幻想曲op28で、私が特に気に入ったのはマズルカop25。
幻想曲はラフマニノフ風の壮大な曲で、マズルカはおしゃれな感じ。

いろんな雰囲気の曲がある。

後半、ピアノソナタ8、詩曲、3つの練習曲、儚さ、アルバムの綴り、ピアノソナタ5

「いろんな雰囲気」がさらに発散して「変」なところまで踏み込んだ感じもする。

なんかあっという間だった。というかほんとに一気に聞かされてしまって、途中は挨拶や解説なども一切なくプログラムの最後まで行き、それからちょっとしゃべってアンコールだった。阪田くんもっとMCもうまくなったらサイコーやね。まぁけど、考えてみたらまたろうと同い年なんで(o_o)ピアノあんなに弾けてMCも滑らかでこなれてたら化け物かも。

というわけで、スクリャービンいいわぁ~と説得されて帰ってきた。
そういえばオールアルカンのときもアルカンいいわぁ~と説得されて帰ってきた。

結構説得されやすい素直な性格である(ツッコミ不許可)

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