バラードといったらショパンですか?? いやいや、あれはもちろん名曲ですがブラームスの四曲セットもたいへんすばらしいんですよ。あと、大事なものをお忘れではないですか…
←ここまで緊張したのは久々です
ブルクミュラーのバラードです!!
今日のイベント「バラード礼賛」で私はトップバッターとしてブルクミュラーのバラードを弾いたのですが、これがアナタ、そこにいる人(客席にいる人も含めて)のすべてが弾いたことあるだろう曲を舞台上で弾くってのは、ある意味恐ろしいものがあります。
ブルクミュラーのバラード?? んなら弾けるっしょ、と気軽に引き受けたものの、後ろに続く皆様の超難曲のバラードその他をずらり控えたとっぱなに、オープニングを決めるという大役であることを思うとこれはやばい!! エライことを引き受けてしまった。
「アンダンテさん譜めくりは?」
「んな、めくるとこありませんよ」
「じゃ、めくらないのに譜めくりと称してここにデンと座ってるのどう??(笑)」
なんだか、リハのときにはそうやって間近にshigさんがプレッシャーをかけていて、ひゃーーっと舞い上がった私は、はずすわ飛ぶわ(暗譜で弾けそうな曲なのに、楽譜見てても突然次の音がワカラナイ)、おい大丈夫かいという感じで弾いた。
でも鳥目さんは「このバラードをちゃんとした演奏で聴くと新鮮だ」とかなんか、表現は忘れたけど子どもの弾くバラードとは違うという趣旨のことを言ってくれたのでやや気持ちを立て直し。
んで、昼ごはん食べたりバカ話したりして、本番の時間がどんどん近づいてきて、楽屋の人が一瞬はけて人数が少なくなったところでartomr師匠に弱音を吐く。「なんか、最初の和音がまともに鳴らせる気がしないんですけどっっ」
そしたらartomr氏がちょっと呆れたように「あんまり考えないで弾けば??」
そうだよね、ふだんもっともっともっと弾けない曲を、平気で人前で弾いてるじゃないの。でもね、落ち着いて弾いてもどうせ弾けない曲を開き直って弾くのと、ちゃんと弾けば弾けるはずの曲を弾くのとぜんぜん気分が違うのさ。
1ベルがなり2ベルが。「アンダンテさん、出て」。うひゃーどうしよう…
滑り出しは…大過なく出たと思うのだけれど、なんか頭真っ白でよくわかんない。途中、そんなところでつっかえたことないよみたいな間違えをしてうろたえて回復まで数秒かかったのは覚えてるんだけど、ようやく正気に返ったら曲が終わるところだった。短っ!!
バラードって、J-pop的感覚でいうと、ゆったりしっとりした曲みたいだけど、ピアノ曲的にいうと、殺人とか運命とか、なんかのっぴきならないストーリーを語った詩があってそれからインスピレーション受けて作ったというような。暗かったり重かったり。
ブルクのバラードも、あっちゅう間だけどけっこう変化があって、緊張感のある滑り出しから、途中優美で優雅な感じもあって、またそこから急展開して最後はジャーン(抗えない運命!!)
緊張感って、曲がそうなんだけどそういうんじゃない緊張感でがちがちでしたわ。
で、これが本番録音。これが家を出る直前に取った練習録音。
比べて聞くと、もちろん、練習録音のほうが、傷も少なくてノリも「予定どおり」弾いてるんだけど、なんかね。本番録音のほうが微妙におもしろい部分もあるような気がして。妙な緊張感が「味」といえなくもないというか。曲もドラマだし、弾いてる側の主観的にも密度濃いドラマがあるところが(!?)
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
←ここまで緊張したのは久々です
ブルクミュラーのバラードです!!
今日のイベント「バラード礼賛」で私はトップバッターとしてブルクミュラーのバラードを弾いたのですが、これがアナタ、そこにいる人(客席にいる人も含めて)のすべてが弾いたことあるだろう曲を舞台上で弾くってのは、ある意味恐ろしいものがあります。
ブルクミュラーのバラード?? んなら弾けるっしょ、と気軽に引き受けたものの、後ろに続く皆様の超難曲のバラードその他をずらり控えたとっぱなに、オープニングを決めるという大役であることを思うとこれはやばい!! エライことを引き受けてしまった。
「アンダンテさん譜めくりは?」
「んな、めくるとこありませんよ」
「じゃ、めくらないのに譜めくりと称してここにデンと座ってるのどう??(笑)」
なんだか、リハのときにはそうやって間近にshigさんがプレッシャーをかけていて、ひゃーーっと舞い上がった私は、はずすわ飛ぶわ(暗譜で弾けそうな曲なのに、楽譜見てても突然次の音がワカラナイ)、おい大丈夫かいという感じで弾いた。
でも鳥目さんは「このバラードをちゃんとした演奏で聴くと新鮮だ」とかなんか、表現は忘れたけど子どもの弾くバラードとは違うという趣旨のことを言ってくれたのでやや気持ちを立て直し。
んで、昼ごはん食べたりバカ話したりして、本番の時間がどんどん近づいてきて、楽屋の人が一瞬はけて人数が少なくなったところでartomr師匠に弱音を吐く。「なんか、最初の和音がまともに鳴らせる気がしないんですけどっっ」
そしたらartomr氏がちょっと呆れたように「あんまり考えないで弾けば??」
そうだよね、ふだんもっともっともっと弾けない曲を、平気で人前で弾いてるじゃないの。でもね、落ち着いて弾いてもどうせ弾けない曲を開き直って弾くのと、ちゃんと弾けば弾けるはずの曲を弾くのとぜんぜん気分が違うのさ。
1ベルがなり2ベルが。「アンダンテさん、出て」。うひゃーどうしよう…
滑り出しは…大過なく出たと思うのだけれど、なんか頭真っ白でよくわかんない。途中、そんなところでつっかえたことないよみたいな間違えをしてうろたえて回復まで数秒かかったのは覚えてるんだけど、ようやく正気に返ったら曲が終わるところだった。短っ!!
バラードって、J-pop的感覚でいうと、ゆったりしっとりした曲みたいだけど、ピアノ曲的にいうと、殺人とか運命とか、なんかのっぴきならないストーリーを語った詩があってそれからインスピレーション受けて作ったというような。暗かったり重かったり。
ブルクのバラードも、あっちゅう間だけどけっこう変化があって、緊張感のある滑り出しから、途中優美で優雅な感じもあって、またそこから急展開して最後はジャーン(抗えない運命!!)
緊張感って、曲がそうなんだけどそういうんじゃない緊張感でがちがちでしたわ。
で、これが本番録音。これが家を出る直前に取った練習録音。
比べて聞くと、もちろん、練習録音のほうが、傷も少なくてノリも「予定どおり」弾いてるんだけど、なんかね。本番録音のほうが微妙におもしろい部分もあるような気がして。妙な緊張感が「味」といえなくもないというか。曲もドラマだし、弾いてる側の主観的にも密度濃いドラマがあるところが(!?)
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
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(今回もイラストはまたろう)