アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ピアノで弾くバッハ、バイオリンで弾くバッハ

2015年11月18日 | ピアノ
いやー、無伴奏オフの録音を聞いてて、つくづく、我ながら残念なバッハだな、と思ったんだけど(-_-;;

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バイオリンが下手なのは事実だけれども、バッハの前に弾いた「鳥の歌」のほうがまだしも下手が下手に弾いててありのまま歌っているというか、少なくとも「変」な感じはしない。

ピアノでバッハを弾くときの難しさの大きな一つとして、曲の縦(同時になる音)がその都度ちゃんと鳴ってればいいってもんじゃなくて、2本なり(インベンションなら)3本なり(シンフォニアなら)の横線がちゃんと通っていなくちゃいけないということがありますね。脳みそは1つしかないのに(^^;;

この複数の線がごちゃまぜになって曖昧模糊としていると残念なバッハということになるわけですが…

バイオリンなら、重音を除けば基本、1本ですからその点に関しては問題なさそうにも思います。

ところがどっこい、そうは問屋がおろさなくて、一音一音をそのまま並べるとやっぱり残念なバッハの出来上がりになります。

123456789…

どう残念かというと、なんか意味がわかりにくいんです。
実はもっと「1本」といっても立体的なもので、たとえば、音の高さからいって

 2   6   
1 3 5 7 9…
   4   8

のようになっていたとしたら、曲としては「123456789…」という時系列にそのまま沿った流れがあると同時に「26」「1357」「48」のような、時間的には飛び飛びであっても意味を持ってつながっているべき流れがあるというような。

そうすると、やっぱり「縦横」考えて演奏されないと聞いてるほうは迷子になるので、ピアノでいう「何本かがごっちゃ」の演奏と変わらなくなるのですね。

そういうことの重要さが浮き彫りになったのは、あらためてバッハを無伴奏で弾いて、聞いてみたからでした。

今回の主催者、ともやんさんは、「無伴奏」にこだわって企画され、シンフォニアの3人弾きは「無伴奏っぽくない」ということでダメ出しだったのですが、確かに、こだわっただけのことはあったかなと思いました。

ともやんさん(チェロ)の無伴奏チェロ組曲第1番よりプレリュードも、da-imaさん(ウクレレ)のシャコンヌも、そうやって縦横しっかり立体的に弾かれていたからこそ、心に届く演奏になったわけですね。

いいなぁ。そういうバッハ弾きたい。

もっとも、私のバイオリンの場合、思った音程で、思ったタイミングで、思った大きさで音を出すというプリミティブなところに問題(大問題)があるので、理解したらよくなるってもんでもないんだけどね。やれやれ。

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