今日は汐留ベヒシュタインサロンでユーロピアノの社長就任パーティーというのがあって、パーティーはどうでもいいんだけれども、内藤先生の講演だの演奏だのがあるってことなのでじゃあ行かなきゃ、と。
←たまにはよそのピアノで弾いてみるといいことがあるかも
昼の部は内藤先生と、音楽教室の先生と、新社長さんの講演というか鼎談。それと演奏があったんだけど内藤先生の演奏じゃなくて、その音楽教室の生徒さんだという男の子。
どういうことかというと、その教室では、単にピアノの個人レッスンをするんじゃなくて、理屈の部分を授業教室で教え、しかも二か月に一度は内藤先生にレッスンしてもらうというずいぶん行き届いたマスタークラスがあるのだ。
レッスン風景(のホームビデオ記録)を見せてくれたけど、
あぁ確かにいつもの内藤先生レッスン…
ここはもっと萌える音で弾きたいとかなんとか(^^;;
んで投げかけて解決は本人があれこれ考えるに任せて見守る、みたいな。
ピアノはベヒシュタイン。
男の子が弾いてくれたのは、クープラン、ドビュッシー、ショパンで、とても素敵な演奏だった。素敵といってもいろんな系統があるだろうけど、これはまさに、内藤先生に教わっててベヒシュタインで練習しているというそういう方向の。
結局、この講演で言いたいことは、
ベヒシュタインでレッスンするとこんな演奏ができるようになるんですよ!!
ってことらしい
(もちろん、子どもに才能があって指導がきちんとしていることも前提)
「ベヒシュタインは演奏者のタッチがそのまま表現されるシビアな楽器と言える。りきんで弾くとりきんだ音色になる。ベヒシュタインで練習することにより自分の出している音色を聴く能力が身に付き体の自然な使い方へと楽器が導いてくれる。」(今日の配布資料より)
ケアが行き届いていない声部がく聞こえてくる、音色の変わり幅が大きい、考えないと弾けない、
要するにコントロールの難しいピアノで、テキトーに弾けば下手に聞こえる(爆)
そのようなピアノで練習するからうまくなるというわけだ。
鼎談はしっかり噛み合って滞りなく、息が合っている(というか意見が合っている)ので、
いやいやまったくそのとおり、という感じで予定調和的というかなんというか。
それで、質問コーナーではちょっと違うほうからつついてみたくて真っ先に手を挙げて
「ベヒシュタインのようないわばアラの目立つピアノで練習することでうまくなるというのは納得いくんです。でも、私の場合、
弾いてるときの幸せ感重視で、響きがきれいで、アラの目立ちにくいやわらかい反応のピアノを選んで買ったのですが、
そういうピアノばっかり弾いていると下手になりますか?」と、その音楽教室の先生めがけて聞いてみた。
内藤先生はもちろん私の顔を知っているのでなんでわざわざそんな振り方、と思ってるらしい表情だったが(笑)
その音楽教室の先生は真面目に考えて答えてくれた。
「アラの目立ちにくい弾きやすいピアノでも、響きのきれいさを味わって聞きながら、そして『文法(理屈)』を学ぶことと合わせて表現を考えていけばよいと思います」
なるほど。
私の予想回答は「おうちにあるのがそういうピアノだったら、ぜひレッスンの際にはベヒシュタインのような敏感なピアノのあるところにして、両方弾いてみるとよいですよ」とかだったんだけど(営業ちっくだ)。
さて、昼の部が終わってから夜の部(内藤先生の演奏がある)までずいぶん間があって暇だったので、相談してみたらベヒシュタインの置いてあるスタジオを一時間貸してもらえた。
それで、こんなこともあろうかと持ってきていた楽譜を取り出しロミジュリを練習してみたら…おぉ!!
ちょっと弾き始めたとき、これはあんまり好みのピアノ(弾き心地とか、響きとか)じゃないと思った。
けど、もう少し弾いてみたら、これはこれでなんだか…めるちゃんよりむしろロミジュリは弾きやすい!! と思った。
重層的でひっからまった箇所が多い曲だけど、このピアノで弾くほうがなんとなく頭が整理できるのだ。
あのややこしいページがわりとすっと通ったのでちょっとびっくり。
そして、最後のあたり、もうジュリエットの死が刻々と近づいてくる不気味なシーン、
家のめるちゃんで弾くとなんだかほんわか幸せモードから離れにくく、なんか雰囲気出なくて困ってたんだけど、
ちゃんと怖く弾ける!! 死神キターーー
ロミジュリのほかにはグリーグをちょっと弾いてみたんだけど、これは別にめるちゃんで弾けばいいやと思った。
でも確かに…ベヒシュタインで弾くとわかりやすいってことがあるかもしれない。と思いつつ。一時間あっという間で、ちょっと心残り。
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「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
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昼の部は内藤先生と、音楽教室の先生と、新社長さんの講演というか鼎談。それと演奏があったんだけど内藤先生の演奏じゃなくて、その音楽教室の生徒さんだという男の子。
どういうことかというと、その教室では、単にピアノの個人レッスンをするんじゃなくて、理屈の部分を授業教室で教え、しかも二か月に一度は内藤先生にレッスンしてもらうというずいぶん行き届いたマスタークラスがあるのだ。
レッスン風景(のホームビデオ記録)を見せてくれたけど、
あぁ確かにいつもの内藤先生レッスン…
ここはもっと萌える音で弾きたいとかなんとか(^^;;
んで投げかけて解決は本人があれこれ考えるに任せて見守る、みたいな。
ピアノはベヒシュタイン。
男の子が弾いてくれたのは、クープラン、ドビュッシー、ショパンで、とても素敵な演奏だった。素敵といってもいろんな系統があるだろうけど、これはまさに、内藤先生に教わっててベヒシュタインで練習しているというそういう方向の。
結局、この講演で言いたいことは、
ベヒシュタインでレッスンするとこんな演奏ができるようになるんですよ!!
ってことらしい
(もちろん、子どもに才能があって指導がきちんとしていることも前提)
「ベヒシュタインは演奏者のタッチがそのまま表現されるシビアな楽器と言える。りきんで弾くとりきんだ音色になる。ベヒシュタインで練習することにより自分の出している音色を聴く能力が身に付き体の自然な使い方へと楽器が導いてくれる。」(今日の配布資料より)
ケアが行き届いていない声部がく聞こえてくる、音色の変わり幅が大きい、考えないと弾けない、
要するにコントロールの難しいピアノで、テキトーに弾けば下手に聞こえる(爆)
そのようなピアノで練習するからうまくなるというわけだ。
鼎談はしっかり噛み合って滞りなく、息が合っている(というか意見が合っている)ので、
いやいやまったくそのとおり、という感じで予定調和的というかなんというか。
それで、質問コーナーではちょっと違うほうからつついてみたくて真っ先に手を挙げて
「ベヒシュタインのようないわばアラの目立つピアノで練習することでうまくなるというのは納得いくんです。でも、私の場合、
弾いてるときの幸せ感重視で、響きがきれいで、アラの目立ちにくいやわらかい反応のピアノを選んで買ったのですが、
そういうピアノばっかり弾いていると下手になりますか?」と、その音楽教室の先生めがけて聞いてみた。
内藤先生はもちろん私の顔を知っているのでなんでわざわざそんな振り方、と思ってるらしい表情だったが(笑)
その音楽教室の先生は真面目に考えて答えてくれた。
「アラの目立ちにくい弾きやすいピアノでも、響きのきれいさを味わって聞きながら、そして『文法(理屈)』を学ぶことと合わせて表現を考えていけばよいと思います」
なるほど。
私の予想回答は「おうちにあるのがそういうピアノだったら、ぜひレッスンの際にはベヒシュタインのような敏感なピアノのあるところにして、両方弾いてみるとよいですよ」とかだったんだけど(営業ちっくだ)。
さて、昼の部が終わってから夜の部(内藤先生の演奏がある)までずいぶん間があって暇だったので、相談してみたらベヒシュタインの置いてあるスタジオを一時間貸してもらえた。
それで、こんなこともあろうかと持ってきていた楽譜を取り出しロミジュリを練習してみたら…おぉ!!
ちょっと弾き始めたとき、これはあんまり好みのピアノ(弾き心地とか、響きとか)じゃないと思った。
けど、もう少し弾いてみたら、これはこれでなんだか…めるちゃんよりむしろロミジュリは弾きやすい!! と思った。
重層的でひっからまった箇所が多い曲だけど、このピアノで弾くほうがなんとなく頭が整理できるのだ。
あのややこしいページがわりとすっと通ったのでちょっとびっくり。
そして、最後のあたり、もうジュリエットの死が刻々と近づいてくる不気味なシーン、
家のめるちゃんで弾くとなんだかほんわか幸せモードから離れにくく、なんか雰囲気出なくて困ってたんだけど、
ちゃんと怖く弾ける!! 死神キターーー
ロミジュリのほかにはグリーグをちょっと弾いてみたんだけど、これは別にめるちゃんで弾けばいいやと思った。
でも確かに…ベヒシュタインで弾くとわかりやすいってことがあるかもしれない。と思いつつ。一時間あっという間で、ちょっと心残り。
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