12月の発表会で弾く曲を考えるため、いろいろと過去に弾いた曲を引っ張り出しているとき、グリーグの「ホルベアの時代より」を思い出した。
←数年前に弾いた曲を掘り返してくるといろんな気付きが
この中の「3. ガボット」という曲を弾いてみたことがある。レッスンに持っていったことはない。この曲を弾いてみたころというのは、ちょうどヤマハのピアノレッスンをやめてバイオリンを習い始めたころで、誰にもついていなかったからだ。
それで、なんか練習会的なものがあって弾いたんだけど…そこにshigさんがいて、というかshigさん夜毎屋さんが主催だったのかもしれない。そのあたり記憶か朧気なんだけど、はっきり覚えているのは「オクターブ(をつなげて弾くの)苦手なんだね」と言われたこと。
そのとき、たぶんshigさんと会うのが二回目くらいだったと思うんだけど、そんなまだ親しくもなんともない人に、しかもアドバイスをこちらからお願いしたんでもないのに、ずずずと近寄ってきて妙な威圧感(←体がでかいし)を与えながら聞いて、いきなりそんなこと言います!? だいぶびっくりはしたんだけど、まぁ変わってる人はわりと好きなほうなので、それでゼッコウしたりもせず(笑)現在に至っております。
それにオクターブの連続のところがおかしかったのは事実だしね。(事実だからってふつー他人はずばり言わないってだけの話)
オクターブの連続の弾き方をまともにさせようってのは、ヤマハの先生も思ったらしくて(別の曲だけど)、
「音がつながって聞こえるというのはね…」
と、実演してくれて、
「ほらね? 音と音の隙間がどれだけ短いかってことではないんですよ。この弾き方だと、むしろアンダンテさんが弾いたのより隙間があるくらいだけど、つながって聞こえるでしょう」
(注: ほんとでした)
それで、じゃあどうするとつながって聞こえるかということなんだけど
「つながっていると思って弾けばそうなる」
とのことだった。
…信じる者は救われる、的な!?
「オクターブは耳でつなげる」
というような言い方もしてたような…つまり、つながっていると思って一生懸命聞くとほかの人にもつながって聞こえる(?)
あと、音の隙間を短くする方法としては指使いで4, 5をうまくつかっていくというような話だった。
今思うと、いずれのアドバイスもまぁ正しいのだけど、そのころの私にはまったく響かなかった。「思う」「聞く」!? オカルトか?? みたいな。
つながっていると思って弾くだの、そのつもりで聞くだのというのは、要するにそれが全体として旋律としてまとまるようにとらえる…もっといえば「うたう」ということだろう。その並びがひとつながりで意味を持つように、わけのわかった強弱(と音色ともし必要なら揺れ)で並んでいれば、物理的には音と音の間に隙間があっても、つながって聞こえるというわけだ。
「うたう」というのは結局のところ、あるべきフレーズのかたちを理解するということで、それに沿って並んでいる音の列であれば、人はひとつながりとして受け止めやすいということになる。
その当時は、このことがわかってなかったので(先生もそういう説明をしなかったし)、そりゃわけわからん弾き方をしているわけだ。
それに、それだけじゃない。
仮にそれが頭で理解できても、そのように弾くことは今よりもっと難しかったと思う。
弾く動作に無駄が多くて、力の入れ方にも無理が多かったから、
「あるべきフレーズのかたち」に沿ってコントロールした強弱その他で弾くということも、
4, 5を活用して滑らかに弾くということも、
たぶんやろうとしてもできなかった。
そんなこんなで、現在は当時よりだいぶマシにはなったと思う。
ヤマハの先生より、おゆき先生のほうがだいぶ説明がうまいってところが幸いしている。
まぁやっぱりオクターブ苦手なんだけどね、今でも。
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「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
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この中の「3. ガボット」という曲を弾いてみたことがある。レッスンに持っていったことはない。この曲を弾いてみたころというのは、ちょうどヤマハのピアノレッスンをやめてバイオリンを習い始めたころで、誰にもついていなかったからだ。
それで、なんか練習会的なものがあって弾いたんだけど…そこにshigさんがいて、というかshigさん夜毎屋さんが主催だったのかもしれない。そのあたり記憶か朧気なんだけど、はっきり覚えているのは「オクターブ(をつなげて弾くの)苦手なんだね」と言われたこと。
そのとき、たぶんshigさんと会うのが二回目くらいだったと思うんだけど、そんなまだ親しくもなんともない人に、しかもアドバイスをこちらからお願いしたんでもないのに、ずずずと近寄ってきて妙な威圧感(←体がでかいし)を与えながら聞いて、いきなりそんなこと言います!? だいぶびっくりはしたんだけど、まぁ変わってる人はわりと好きなほうなので、それでゼッコウしたりもせず(笑)現在に至っております。
それにオクターブの連続のところがおかしかったのは事実だしね。(事実だからってふつー他人はずばり言わないってだけの話)
オクターブの連続の弾き方をまともにさせようってのは、ヤマハの先生も思ったらしくて(別の曲だけど)、
「音がつながって聞こえるというのはね…」
と、実演してくれて、
「ほらね? 音と音の隙間がどれだけ短いかってことではないんですよ。この弾き方だと、むしろアンダンテさんが弾いたのより隙間があるくらいだけど、つながって聞こえるでしょう」
(注: ほんとでした)
それで、じゃあどうするとつながって聞こえるかということなんだけど
「つながっていると思って弾けばそうなる」
とのことだった。
…信じる者は救われる、的な!?
「オクターブは耳でつなげる」
というような言い方もしてたような…つまり、つながっていると思って一生懸命聞くとほかの人にもつながって聞こえる(?)
あと、音の隙間を短くする方法としては指使いで4, 5をうまくつかっていくというような話だった。
今思うと、いずれのアドバイスもまぁ正しいのだけど、そのころの私にはまったく響かなかった。「思う」「聞く」!? オカルトか?? みたいな。
つながっていると思って弾くだの、そのつもりで聞くだのというのは、要するにそれが全体として旋律としてまとまるようにとらえる…もっといえば「うたう」ということだろう。その並びがひとつながりで意味を持つように、わけのわかった強弱(と音色ともし必要なら揺れ)で並んでいれば、物理的には音と音の間に隙間があっても、つながって聞こえるというわけだ。
「うたう」というのは結局のところ、あるべきフレーズのかたちを理解するということで、それに沿って並んでいる音の列であれば、人はひとつながりとして受け止めやすいということになる。
その当時は、このことがわかってなかったので(先生もそういう説明をしなかったし)、そりゃわけわからん弾き方をしているわけだ。
それに、それだけじゃない。
仮にそれが頭で理解できても、そのように弾くことは今よりもっと難しかったと思う。
弾く動作に無駄が多くて、力の入れ方にも無理が多かったから、
「あるべきフレーズのかたち」に沿ってコントロールした強弱その他で弾くということも、
4, 5を活用して滑らかに弾くということも、
たぶんやろうとしてもできなかった。
そんなこんなで、現在は当時よりだいぶマシにはなったと思う。
ヤマハの先生より、おゆき先生のほうがだいぶ説明がうまいってところが幸いしている。
まぁやっぱりオクターブ苦手なんだけどね、今でも。
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