アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

調律したら弾きやすくなるのはなぜ?

2017年10月17日 | ピアノ
私がいつも読んでるブログ(理系オット50才、ピアノを始めた)で、シゲルカワイくんの初調律が入ったところを読んだら
「全体的に弾きやすくなったなー。特にスケールが。これはいったい物理的になにがどう変わったのかなぁ。」

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って書いてあって…

そうそう、そうなのよ!!

「調律」すると、そりゃ音の高さが狂ってた分を直してもらって(聞いた感じが)すっきりするんだけれど、
それだけじゃないよね。
明らかに、弾きやすくなります。(まともな調律の場合。超ヘタな人がやったときは逆になることもw)

ひとことで「調律」といっても、「調律」だけでない作業をしている場合もあるのでややこしいけれど
・調律…音の高さを合わせる
・整調…アクションを調整
・整音…音色をよくする

どこまでやるかは時と場合と人による(たぶん)

素人のお客さんからは「調律をお願いします」しか言われないわけだがあとは調律師さんが忖度して…

先日のTさん調律でいえば、私が
「調律をお願いします」
しか言ってないけどもなんかプラスアルファを求めらてることは伝わっており、

Tさんは「調律」の入り口のときにアクションを引き出してばらばらと…
動きが均一かどうか見てたみたい。
それで、なんか「ちょこっと」だけいじっていたように見えたけどほんのちょっとだけ。

これを本格的にいじり出したらふつうの調律の時間(とお値段)では済まないので。
たぶん一番不揃いだった一か所か二か所くらい何か触ったのかも(何やってるかはわからなかった)

それであとは「調律」(ピン回す)しかしてないと思う。

「整音」と呼ばれるような、フェルトに針刺ししたり削ったりということはしていない。

ま、そんな感じで…

弾き心地が均一になってとても弾きやすくなった気がしちゃうの。不思議ですよね。

音程の狂いがなくなったことはもとより、
いわゆる「整音」作業はしていないけど音色が揃っているという可能性はありそうです。

ピン回すだけでどうして音色が変わるのかって話は、誰か詳しい人にぜひまとめてほしいが(^^;;
複数の弦の音の高さの微妙(ほんとに微妙)なズレとか…
もしかしたらピンをどう回して止めてあるかということでもちょっと違うのかもしれない
(つまり弦の端点の固定具合は振動に効くであろうという、気がする)

理屈は信用しないでください(今てきとーに書いただけ)。でも音色が違ってくるのは実際問題ほんと。

そうして音程とか音色とかが揃うと、なぜ弾き心地がよくなるのか??

それは、弾くときに、弾いた結果出てくる音を聞きながら無意識にフィードバックして弾いてるので、たぶん音程とか音色とか響きとかがばらばらだと、弾く動作もばらばらな方向へ引きずられちゃって、変な感じになるんじゃないかと…

自分の動作から、ちゃんと予測どおりの反応が返ってくるなら、気持ちよく弾けるんですよね。

聞こえてくる音に影響されて弾き心地が変わってくるということがわかるひとつの実験は、
ピアノの大屋根を開けたのと閉じたので弾き比べてみること。
これで、キーの重さが違うように感じてしまう(←これほんと、試してみて)のって、実際重さが違うわけないので、

響きが悪い→がんばって鳴らす→キーが重い(かのように感じる)

ってことなんだろう、と思います。

ともかく、よいピアノとよい調律師さんは幸せの元なので、ほんと調律師さんぜひ頑張ってほしい(^^)

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