アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

昭和のピアノ教室の発表会プログラム

2018年05月25日 | ピアノ
今日、冬ふとんをクリーニングに出した勢いで、ベッドのマットレスの向きを変えてみたりしていたところ、ふだんは開けられない収納(マットレスをどけないと蓋が開かない)の中にふるーい紙束…

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私が小さいころのピアノ発表会プログラムでした。

抜けてる年度もあるようなので飛び飛びですが、せっかく出てきたついでに書き留めておこうと思います。

●二歳 (斉唱にのみ参加)
「河は呼んでる」ペアール
「空にらくがきかきたいな」いずみ・たく

●三歳(初ピアノ)
バイエル 19番、20番

●四歳
バイエル 102番、ほか

●小1
中田喜直 悲しいワルツ

●小1
中田喜直 小さなお花のバレー、土人のおどり

●小1
ディアベリ ソナチネop168-1 第一楽章

●小2
ディアベリ ソナチネop168-1 第一楽章
チャイコフスキー 古いフランスの歌

●小2
クーラウ ソナチネop55-2 第一楽章

●小3
ベートーベン エリーゼのために
----- 以上。

とにかく、小学校低学年といったら古典のソナチネ。定番中の定番です。
まぁここまで順調にというかふつうにというか、このまま習っていたらばもっと指だってまともに…

…動いたかもしれませんが、逆にいろいろ嫌になって今はピアノを弾いてなかった可能性もありますね。人生わからんです。


そしてこのあと、中高生になったころはピアノ発表会にフルートで出ています。

●中一(フルート)
モーツァルト 二調のメヌエット
バッハ=グノー アヴェ・マリア * 先生と二重奏

●中二
ビゼー メヌエット(アルルの女)
ケーラー 花のワルツ * 先生と二重奏

●中三
ヴィンチ アフェトゥオーソ
ポップ ファニータ
ベルトーニ カンツォーネ * 先生と二重奏

●高一
ゴーベール マドリガル
ヨハンシュトラウス オペレッタ「こうもり」より「失礼な冗談ね」 * 先生と二重奏

●高二
ラフ カバティーナ
ケーラー 花のワルツ * 先生との二重奏
-----

プログラム全体を見渡してみますと、

・小さい子(小学生までくらい)
バイエル、ブルクミュラー、クレメンティー、オースティン、ハイドン、ディアベリ、ストリーボッグ、エルメンライヒ、ケーラー、チャイコフスキー、メンデルスゾーン、中田喜直など

・大きい子(中学生以上)
モーツァルト、ベートーベン、シューベルト、ショパン、シューマン、リスト、ブラームス、ドビュッシーなど

ラヴェル、フォーレなどはかなり稀な登場で、何年分かにひとつという率です。


ぱらぱら見ていて気付いたことがいくつか。

子供ピアノ最後の発表会となった小三の発表会は、自分が弾いた曲のほかも記憶に残っている曲が多いのです。「空がこんなに青いとは」を歌ったこと、子供の情景から「異国から」「珍しいお話」を弾いた子がいたこと、トゥ・ヨンソのスケルツォなど、朝鮮の曲を弾いた子がいたこと、それから歌がいくつか。

ベートーベン 汝を愛す
タウベルト 子守歌
モロイ なつかしき愛の歌
シューベルト ます
メンデルスゾーン 歌のつばさに

なんでこんなに歌が並んでるかというと、音大に行く子が受験のために歌を習い始めるんで、んじゃピアノの発表会でも歌ってもらいましょみたいな(入試のための度胸づけもあるかな)感じでした。

つまり、母のピアノ教室でイチから習い始めた子が、育っては出ていく(やめるか、音大に行くと来なくなる)んだけど、このときがたぶん一番の充実期でした。

だから歌が多かったんだし、ピアノのほうもモーツァルト・ドビュッシー・ブラームス・ベートーベン・ショパン・ウェーバー・リストと聞きごたえがある演奏が多かったのです。

ここで聞いた歌とか今でもはっきり覚えているし(誰が弱弱しい声で歌っていたとかまで)、突然思い立って「汝を愛す」の伴奏をしたくなったりとか、「ます」は歌詞まで耳に残ってるとか、これってある意味私の音楽ライフの原点的な?? この発表会を録音したカセットテープはずいぶん何度も聞き返したらしいのです。


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