アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

怖いシューベルトをどう弾く?

2018年05月21日 | ピアノ
ひとつのコンサートで、歌詞なしシューベルト(ピアノソロ)と歌詞ありシューベルト(ソプラノ+ピアノ)を両方聴けたのはおもしろかったな。

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歌詞ありで、その歌詞が怖い場合、そりゃ怖い曲になる、ってのは当たり前だけど、
音楽の流れと合わさって、怖さが盛り上げられるんだよね。

でも、歌詞なしシューベルトが案外侮れない怖さで、ほら、楽興の時の四番とか…繰り返しとか、また出たぁ!! みたいのが地味に怖い。綺麗~なところがあるところが余計怖い。ほんとに怖いのはこっちかも(^^;;

来月後半にあるシューベルトイベントでは、歌詞なしシューベルト(ピアノソロ)と歌詞ありシューベルト(ソプラノ+ピアノ)を両方弾けるから楽しみ~

楽興の時 5, 6
アヴェ・マリア
死と乙女

を弾きます。アヴェ・マリアは知らない人いませんね、たいへん美しい曲です。これはさすがに怖い曲じゃないが(雰囲気は)、右手の音形の執拗な繰り返しが、手がつりそうで怖い(爆) というか無事に弾ける気があんまりしない。音抜けを気にせず軽~く弾いて乗り切る(!)

「死と乙女」は昨日のコンサートでも聞いた曲です。弦楽四重奏のときにはぼんやりナントナク聞いてただけなんですけど、歌曲として聞いて、そうかーそうなってたのか

短い曲で、乙女パート、死神パート、以上。シンプルです。

私はまだ若いのよ!! 触れないで立ち去って!!

と、死神を追い払おうとしているのがパート1、ここは和音がだんだん高まっていくのと、シューベルトさん十八番の同音連打で緊張が高まっていきますね。怖いけどふつうに怖い。

代わりましてパート2、今度は死神が怖くないよさぁおいでって歌ってます。怖くないよって言ってますし(←自称)、歌の音は非常に穏やかというか単調というか、「レ」で始まったまんま「レ」ばかり16連発(しかも穏やかなリズムで)という調子なんですが、伴奏の和音がいろいろと揺れ動きます。それで結局穏やかに明るい感じで終わってるんです。

明るい…ゆうても、死神の腕の中で穏やかに眠るっちゅうことなんですが(o_o;;

そういや、「魔王」も、曲が長調になって魔王の猫なで声が来るところが怖いんよね。

伴奏で怖さをぐぐぐっと盛り上げていきたいと思います!!


今回、ピアノソロのほうの楽興の時 5, 6は別に怖い曲ってことはないけど(音を派手に外しそうで怖いとかいう事情は除くとしてw)、なんか妙な感じ、変な感じというのは随所にあります。おゆき先生曰く、それを無理やりうまく「こなして」きれいにしちゃうんじゃなくて、気持ち悪い、気味悪いならそのまま活かして弾いたらいいんじゃないかということなので、

四小節四小節で来たのに二小節半端、とか
そこ急に小さい? みたいなところ、とか

そのまま味わいたいと思います。


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