アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

妄想でなく死神みえちゃう転調

2018年05月30日 | ピアノ
さて、おゆき先生が背後霊になって「ここでものすごくいやらしい感じで」とか言ってたって話についてですが、これは別におゆき先生の妄想に基づいてプロンプターしてるわけじゃないんです。

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アナリーゼするというと、楽譜にせっせと漏れなくローマ数字を書き込んでいくイメージですが、そして私はその技能がないのですが、まぁそれはともかくこの死神のいやらしさが表れる個所というのが、まぁ「なんかある」ってことはわかります。



この「sanft」のところですけど、いきなりシとレにナチュラルがついてますね。
聞いた感じはというと、そこまで二小節、あくまで明るい感じだったのが、「えぇっ」て感じになります。

明るいとか暗いとかでいうとどっちなのかよくわかんないんですが、ともかく「ざわっ」とします。

歌詞はというとsanftというのが「穏やかに」くらいの意味らしいですけど、
死神から
「腕の中ですやすやと(sanft)眠らせてあげよう」と言われたらそりゃー「いやらしい」ですよね。

元々、死神パートは
「手を出しなさい、美しいかよわい子よ!」
重々しく暗い感じで始まるのですが
「私は味方だ、罰を与え(strafen)に来たのではない」
のstrafenで明るく変わるんです。

明るいといっても死神ですから猫なで声の偽りの明るさ、穏やかさ

その中でちょっと本性がかいま見えるのがsanftのところなのかなと思います。

この音だけではどこに向かって着地するのかわからないのですが、schlafen(眠る)のところでしっかり終止して、着地点では長調です。

このまま「穏やか」な感じを二度繰り返して曲が終わりますが、
そこでは要するに死神の腕の中ですやすやと眠ってるわけで(=死んでる)


そんな感じに、転調とか終止とか…
そういう、楽譜に書かれたとおりのことを総合して読み取って、
死神が見えてきて、
それを生かして弾く(表現する)んですね。

で、そういったことを自力で「読む」ことができるかって話なんですが、
だいたい「こうかな?」と思うことは当たることが多いような気がしますが(聞いたとおりというか)
実はどこで「転調」なのか、リクツのうえではっきりわかってないんです私は。

臨時記号付いたら転調の印かっていえば、
ついてても転調の印じゃないのがあると思うし、
「あれれ?」と思ってもどこへ変わったのかわかんないことも多いし

ざっくりぼんやりしてます(^^;;

というわけで節目節目で背後霊を召喚して(←レッスンともいう)練習するわけですな。


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コメント (2)
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