アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

音楽に沿う動きで弾く

2019年02月03日 | ピアノ
グラナドスの「サルダーナ」、最初の音符は変わった書き方がされています:


    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←弾きやすいかはともかく、わかりやすい曲。スカッと爽やか

同じ音がダブってます。二分音符と四分音符。

で、実際には二分音符で弾くことはできない…右手さんも左手さんも次のお仕事がありますからね。しかも、そのお仕事先はけっこう離れているんで…

なんか、この曲を練習してるうちに、「早めに前を切り上げて次のお仕事の準備しよう」って思っちゃってたんですよね。なんとなく。一音目をさっさと切り上げて移動しちゃっていました。

もちろん、ペダルずっと踏んでますんで、それだからといって音が途切れるわけではないんですが。

おゆき先生レッスンで、「もっと立体的に弾けるはず」と。

一つには、「ppにする気合が足りない」。上のちゃらっとしたところはもっと小さく弾かないといけないんですが(おゆき先生んちのシードマイヤーで弾くの難しいの)、それだけではなくて、

最初の音は二分音符なんでもっと長く弾かないといけない。

この音はずーっとつながってますよーというふうに弾かないといけない。

ペダルでつなげてはいるにしても、さっといなくなってしまうのと、長く留まっているのとは違う(聞こえ方も)。

次の音を弾かなきゃいけないので結局途中でいなくなるけど、いられる分は留まるようにする。
去ったあとでも、まだその音が続いている意識は持つ。

そうすることで、その音自体が変わるかどうかは微妙な問題だけれども、少なくとも次の音へ向かう動作に影響する。

一音目をぽんと弾いて、上空からふわっと次の音へ向かうのか、
一音目を重たく(広く)弾いて、低空を横しゅっと移動でむしろ下からのアプローチで次の音を弾くのか。

ここでは、わざわざ二分音符で書かれている音がずーんと続いている(広い波?)上で
ちらっちらっと細かい音(細かいさざ波?)が乗っている。そう書かれている。

書かれている音楽に合うように弾かないと、そう聞こえない。立体的に聞こえないんです。

なるほど!!

いや~それはわかった(うまくできるかどうかはともかく)けど、
前の音になるべく長く留まっていたい(音価に合わせて)という要請と同時に、
次の音の上で待機して早めから打鍵を始めたい(発音の瞬間までに下に到達するべく)という要請もあるので
途中の「シュッ!(横移動)」はよっぽど急がないと(^^;;

この引き裂かれた都合がなんとも…

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする