アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

だいじなとこなので二度弾きます

2019年02月27日 | ピアノ
先日、ピアノ練習会後の雑談で、「楽譜の中から『パターン』をとらえる」って話があった。

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なかなか譜読みが速くならない子どもは、♪をひたすらいっこいっこ追っている可能性があって、
「ここはここと同じだね」
「この音はここまで続くね」
というような、「パターン」を押さえるように誘導することで改善するという…

たいへん興味深い。
私の場合、人生において常に
「もっと楽で楽しくならないか」
ということを真剣に全力で考えているので、

そういう「さぼれる」個所をスルーしたまま過ごすという発想がちょっと信じられないけど、
確かにそういう「地道すぎる(正直すぎる)子」っているよね。

「パターン」をとらえるというのは、譜読みさぼり術ということだけではもちろんなくて、
音楽の構造というか、そういうカタチを作るのに非常に重要な役割をもっているはずで、
それを意識しないでいいわけがない。

曲の中には「繰り返し」はつきもので、
まったく同じことが繰り返される(少なくとも、楽譜上は)ということもあるし、
似ているけど、何かが違うということもある。

artomr先生がフォーレのノクターン六番について、
「まったく同じことが繰り返されるのが特徴」
といってて、

15小節目のフォルテ、molto espressivoのところから3小節分は、
転調もされず、
伴奏形も変わらず、
装飾音もつかず、

そのままの形で三回繰り返される(ショパンとかだとこういうことはあんまりない)。

違いは、
一回目がフォルテ、molto espressivo
二回目がフォルテッシモ
三回目がフォルテ、espressivo

…だからなんなのかって、私にはわからないというか正解というものも別にないだろうけど、
せっかくだいじなことなので何度も言ってるんだろうから、
ここをどういうつもりで弾くかというのは大事なとこ(演奏を聞いた感じの違いにも関わる)なんだろうと思う。

ようやく音符そのものはあらかた追った、ってことで、次はもうちょっと全体を眺めてみましょうかね。


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