アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

あれ、ショパンワルツ12番ふたつある。

2021年07月04日 | ピアノ
今年の秋に、ショパン縛りの会がありまして、そこで当然ですがショパン舟歌を弾く予定なのですが…

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なにせシーズン1のときには舟歌が12分とかかかっていたので(笑)15分枠を予約するしかなく
しかし、10分以内で弾けるようになってきましたので、何か一曲足したいなと。

その曲として…

即興曲第三番が弾きたい

と思ったんだけど、まぁよく考えたら、プロが弾いて5分ちょいかかるものを、私が弾いたら絶対収まらないだろうと。
だろう、とは思うんだけど…諦める前にやっぱり試してみたくて

今日の「何もない休日の寄り道曲」で弾いてみることに。
だいぶ格闘して録音→ショパン即興曲第三番(譜読み)

10分かかっています。もちろん練習したらこれよりは速いところに落ち着くでしょうけれども、
一部分(一小節とか)取り出して、この倍近い速さ…!? というのを実験してみてもまったくピンと来ない感じで
まぁやっぱり「ない」ねこれは。

ということで、諦めました。(その会で弾くのは諦めたけど、すごく気に入ったので、別の機会には弾く。)

過去に弾いたことのある、また弾いてみたい、短めのショパンということで
ワルツ第12番 Op.70-2
を思いつきまして、これなら9年前の録音がありますが4分以内、問題ないね。

その当時の録音を聞くと、自分で頭抱えるほど重たく弾いててこんなんショパンのワルツじゃないわー
もうちょっといい感じで弾いてみたいもんね。ちょうどいいです。

それで、楽譜をGVIDOに取り込もうとしてパデ版のワルツをめくると…あれ?? 二つある
D'apres l'edition posthume de J.Fontana
La version d'apres les manuscrits

フォンタナさん校訂版と自筆譜版があるってことらしい。これ、どっち使ったらええのん
両方弾いてみたら、けっこう違うよコレ。ってか、長さから違う(^^;;
昔弾いたときに使ったのは全音版。ほぼフォンタナ版と同じみたい。

ピアノ曲事典を見てみると、なんと!!

パデレフスキ版:No.12(フォンタナ版), No.12bis(手稿譜に基づく)
これは、私が持っているやつ。

エキエル版:(WN55) [B]-8a番 [ウーリ夫人宛ての手稿譜に基づく], [B]-8b番 [エリス・ガヴァール嬢宛ての手稿譜に基づく], [B]-App.8番 [ポーランド初版に基づく]/コルトー版:No.12/ヘンレ版:No.12a [エリス・ガヴァール嬢宛ての手稿譜に基づく] , No.12b [フォンタナ版] /ペータース版:(No.16a [エリス・ガヴァール嬢宛ての手稿譜に基づく], No.16b[ロスチャイルド家の手稿譜に基づく、各ヴァリアントを含む] , No.16c[ポーランド初版に基づく])

手稿譜ってのも一つじゃないんですね。複数の人に同じ曲をプレゼントするってアリなのかなぁ~

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自筆譜は5点残されており、それぞれ別の女性に献呈されている。(略)「小さなワルツはあなたに差し上げるのを楽しみに書きました。どうかお手もとにとどめておいてください。出版するつもりはございません……」
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出版用じゃない、プライベートな曲なのですね。現代にはそれをこうやって誰でも弾けるというところ、ありがたいことです。じゃ、私も個人的に(^^;; ショパンにもらったつもりでNo.12bis(手稿譜に基づく)のほうを弾こうかな…

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