さてさて昨日の本「ドビュッシーはワインを美味にするか?」の続きですが…
←まぁだから大人趣味ピアノわざわざやってる人はほぼ「才能あり」になるわね
8章「あなたには音楽の才能があるか?」というところの話。
ここで最初に紹介されている研究は、257人を対象に音楽の上達スピードを調べたものなんだけど、
グループA: コンクールで優秀な成績を収めた~グループE: 楽器の勉強を始めたが途中であきらめた
の5グループに分けて比較しています。
上達スピードってのはどう測ればいいのか難しそうだけど、この研究はイギリスで行われたもので、なんでもそこいらの人はみんな同じグレード・システムを受けてたらしい…そりゃ好都合ですね。
それで結果は、まぁ想像どおり、グループAから順に上達スピードが速いってことなんだけど。つまり、どのくらいの期間で次の級に受かるかを見ると、グループが上の人ほど早いということ。
ただ、それを期間でなくて練習時間で見ると、結局どのグループの人も、●時間練習すると次の●級に受かる、という具合であまり差がなかった。
結局のところ、練習時間なりに上達していくんだけど、ただ「才能のある(ように見える人)」はたくさん練習するのね。たくさん練習する才能があるといってもいい。
また別の研究では、同じ音楽学校の学生バイオリニストを比較したところ、成績優秀な学生もそうでない学生も、似たような年齢で音楽を始め、一週間のうち同じくらいの時間(50時間)を音楽的な活動に費やしていることがわかった。しかし違いは、「ひとりで練習した時間」にあった。個人練習時間を累計してみると、例の「一万時間の法則」に到達した学生は優秀、と、まぁそんな感じ。
要するに、この章をものすごく雑にまとめると、「才能」のように見えるものは、とどのつまり(個人)練習時間の蓄積であって、たくさん練習できて途中で辞めない人がスゴい、と。
ということはですよ…
私は小さいころにピアノを習い始めて、でもそんなに熱心に練習してなかったうえにすぐ(小学校三年生で)辞めてしまったのでその時点でいうとめっちゃ才能なかったんだけども、大人になってピアノと再会して、そしたら今度はぜんぜん辞める気配はなく、これからも元気な間ずっと続けるので、まぁそりゃ学生みたいに一日何時間もとはいかないけれど、あと十年か二十年かすれば一万時間に達することはほぼ確実と思われます。
ざっくりいって、それって「音楽の才能あり」ってことでいいんじゃない??
で、それでいいとすれば、大人の場合、誰かから練習しろと言われるわけじゃなく、ピアノを弾くかどうかはひとえに自分がそうしたいかどうかにかかっているわけで、私に「才能がある」とすればそれは「ピアノを弾くのが好きであること」「ピアノを弾ける環境にあること」、これに尽きる。
それと、この章に書かれているもうひとつのこと…おしなべていえば、練習時間次第ってことになるんだけど、たまに(ほんとにたまに)ほかの人よりかなり短い時間で上達する人というのがいる。そういう人がほかの人とどう違うかといえば、練習時間の中で、「計画的訓練」をする時間の比率が高いのではないかと。
ここでいう「計画的訓練」というのは、単に今できることを繰り返す(ぼーっと通し弾きする)のではなくて、今できることから一歩踏み出すためのこと(今の自分にとって難しいと感じられること)をするということ。
たとえば、おゆき先生がもう何年も前から強くお奨めしてくれてる「分解練習」をするのかどうか…そのあたりがココに関わってくるのだと思うけれど、私の場合「楽しくない練習はしません」なので、単に練習時間を取るという意味での才能だけではなくて、より質の高い練習をするようなレベルの高い才能があるかどうかは、「計画的訓練」に相当するものを私自身がどのくらい楽しいと思うかどうかにかかっています。
そのあたりが、今後の10年、20年の道のりを大きく左右すると思うんですよね(と、他人事のようにいってみる)
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ここで最初に紹介されている研究は、257人を対象に音楽の上達スピードを調べたものなんだけど、
グループA: コンクールで優秀な成績を収めた~グループE: 楽器の勉強を始めたが途中であきらめた
の5グループに分けて比較しています。
上達スピードってのはどう測ればいいのか難しそうだけど、この研究はイギリスで行われたもので、なんでもそこいらの人はみんな同じグレード・システムを受けてたらしい…そりゃ好都合ですね。
それで結果は、まぁ想像どおり、グループAから順に上達スピードが速いってことなんだけど。つまり、どのくらいの期間で次の級に受かるかを見ると、グループが上の人ほど早いということ。
ただ、それを期間でなくて練習時間で見ると、結局どのグループの人も、●時間練習すると次の●級に受かる、という具合であまり差がなかった。
結局のところ、練習時間なりに上達していくんだけど、ただ「才能のある(ように見える人)」はたくさん練習するのね。たくさん練習する才能があるといってもいい。
また別の研究では、同じ音楽学校の学生バイオリニストを比較したところ、成績優秀な学生もそうでない学生も、似たような年齢で音楽を始め、一週間のうち同じくらいの時間(50時間)を音楽的な活動に費やしていることがわかった。しかし違いは、「ひとりで練習した時間」にあった。個人練習時間を累計してみると、例の「一万時間の法則」に到達した学生は優秀、と、まぁそんな感じ。
要するに、この章をものすごく雑にまとめると、「才能」のように見えるものは、とどのつまり(個人)練習時間の蓄積であって、たくさん練習できて途中で辞めない人がスゴい、と。
ということはですよ…
私は小さいころにピアノを習い始めて、でもそんなに熱心に練習してなかったうえにすぐ(小学校三年生で)辞めてしまったのでその時点でいうとめっちゃ才能なかったんだけども、大人になってピアノと再会して、そしたら今度はぜんぜん辞める気配はなく、これからも元気な間ずっと続けるので、まぁそりゃ学生みたいに一日何時間もとはいかないけれど、あと十年か二十年かすれば一万時間に達することはほぼ確実と思われます。
ざっくりいって、それって「音楽の才能あり」ってことでいいんじゃない??
で、それでいいとすれば、大人の場合、誰かから練習しろと言われるわけじゃなく、ピアノを弾くかどうかはひとえに自分がそうしたいかどうかにかかっているわけで、私に「才能がある」とすればそれは「ピアノを弾くのが好きであること」「ピアノを弾ける環境にあること」、これに尽きる。
それと、この章に書かれているもうひとつのこと…おしなべていえば、練習時間次第ってことになるんだけど、たまに(ほんとにたまに)ほかの人よりかなり短い時間で上達する人というのがいる。そういう人がほかの人とどう違うかといえば、練習時間の中で、「計画的訓練」をする時間の比率が高いのではないかと。
ここでいう「計画的訓練」というのは、単に今できることを繰り返す(ぼーっと通し弾きする)のではなくて、今できることから一歩踏み出すためのこと(今の自分にとって難しいと感じられること)をするということ。
たとえば、おゆき先生がもう何年も前から強くお奨めしてくれてる「分解練習」をするのかどうか…そのあたりがココに関わってくるのだと思うけれど、私の場合「楽しくない練習はしません」なので、単に練習時間を取るという意味での才能だけではなくて、より質の高い練習をするようなレベルの高い才能があるかどうかは、「計画的訓練」に相当するものを私自身がどのくらい楽しいと思うかどうかにかかっています。
そのあたりが、今後の10年、20年の道のりを大きく左右すると思うんですよね(と、他人事のようにいってみる)
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