アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

またろう数学の弱点!?

2010年03月05日 | 高専生活
またろうの得意科目は、疑いの余地なく「数学」ではあるけれども、そのうち「代数」と「幾何」でちょっと違う。

「代数」はぶっちぎりの安定感、四回の定期テストでそれぞれ文句なく「S」を取る点数を叩き出したが、「幾何」はテストごとに「あれ??」「おや??」という感じで、「A」は取るが「S」は取れず…先日の四回目ではようやくS相当の点数を取ったが(でもまたろうが得意そうな、数学的帰納法とかのあたり。どこが「幾何」??)、今回は学年平均で付くようだから結局「A」だね。

図形が苦手、という単純な話ではない。「幾何」という名前にはなっているがまず前半が三角関数の計算あたり、後半になって円と直線、楕円あたり(の方程式)ということで、まぁぶっちゃけ計算してるみたいなもので、別に中学受験の算数や高校受験の数学の、コテコテの図形問題で一発補助線が思いつかないどもだえ苦しむとか、立体図形が頭の中に描けなくてなんのこっちゃというようなのをやってるわけではない。というか、むしろそれならまたろうは得意だと思うな。

それで、テストで間違えたところとかを冷静に見てみると、

(1) 三角関数の計算間違い
sin, cos, tan の計算をぐわーっと書いていると、またろうのミミズ系文字が判読しづらいのと、文字ひとつひとつの上手下手というよりは、フォーマットが不ぞろい(イコールの位置が揃ってないとか)でわかりにくいので計算を間違えやすいようだ。むしろよくこんな読めない計算書いてこれだけ合ってるなというのが母の感想。
(2) 円の方程式あたりの計算間違い
解き方はいちおう合っているのだが、途中でミスして答えが出たとき、図(グラフ)を描いていればありえない答えなので気がつくはずのところ、そのままスルー。
(3) 証明問題ほか、説明の荒さ
途中式や説明が飛んでいる。説明が下手。

といったところ。(1)(3)はちーっとも意外じゃないけど、(2)はへぇーという感じである。またろうってもしかして、計算も図形も得意なのにそこの結びつきが弱くない??

すると、よしぞうも「たぶんそう」と同意し、「中学受験の(パズル的難問)算数を経験してないから、とりこぼしているものがある」という新説? 珍説?? を唱えた。えーっそうかなぁ?? もちろん、中学受験の算数のうちコテコテの難問とか特殊算(を、算数として解く)そのものというのは、訓練してないから解けないと思うけど、そのアプローチと、今求められているものはだいぶ違うと思うんだよね。

中学受験の算数をスルーし、小学校レベルの算数のみと、中学に入ってからの代数計算をしっかり身につけ、高校数学につなげるという道は、とりあえず高校数学に落ちこぼれずしっかりついていくということでいえば、非常に無駄のない効率の良い道。大雑把にいって、公文はここを志向しているといえる。

またろうは、後取りの公文なので、公文で提唱される王道とは違うけど、基本的にはこのコース。せっかく数学が得意になりそうなのに、受験算数を経験しなかったのは得なのか損なのか…

まぁ今更、またろうに中学受験の算数をやらせるってことは現実味がないので(はなひめの家庭教師をさせるという手はあるか??)、それはいいとしても、そういえばこのままだと大学受験の数学もスルーすることになる。これはでかいような気がする。

高専の数学は、ある意味充実しているのだが、難関大学をめざす数学とは全然違う。進度は速め(順番は普通高校と違う)だが、難問はやらないし、基本的に「使うための数学」として進んでいく。もちろんそれはそれで意味のあることだけど、多くの高校生が体験する、「大学受験の数学」をやらないのはやっぱりもったいないね。

そこで、母はこの長い春休みを生かして、なんと!! 英文法のみならずまたろう数学にもテコ入れをすべく、「大学への数学Ⅰ」(研文書院)というのを買ってきた。これはA問題(基本)B問題(応用)と総合問題(入試レベル)の三部分に分かれた問題集で、ぱらぱら見た感じ、問題のつくりも解説もしっかりしている、なかなかの好著。黒でシンプルな表紙が、なんか昔も見たことがあるような?? (本の中身自体は2003年とあるので、新版を作ったのかも)

またろうには、総合問題からやらせていき、「穴」を見つけたら適宜B問題やA問題に戻る方法でよかろう。数Ⅰの復習だしね。

一日にルーズリーフ一枚、表と裏に一問ずつ、この本から書き写して、「またろうへの挑戦だぁ!!」と叩きつけたらまたろうも乗ってきて、今のところほぼ順調に進めている。思いのほか「ボコ穴」もあったが穴埋めは(英語と違って)現実的に可能な模様。現在8日目くらい。詳細は後日書きます。
コメント (12)
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